経済は緩やかに回復し、雇用も伸びている――。そんなニュースを見ても、実感を得られていない人は多いかもしれない。 とりわけ、若い世代の雇用や社会的立場は、非常に低いと言わざるを得ない。それは日本のみならず世界的な傾向だ。 そんな若者世代のリアルな窮状を論じている一冊が『僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか 各国「若者の絶望」の現場を歩く』(リヴァ・フロイモビッチ著、山田美明訳、阪急コミュニケーションズ刊)だ。
経済は緩やかに回復し、雇用も伸びている――。そんなニュースを見ても、実感を得られていない人は多いかもしれない。 とりわけ、若い世代の雇用や社会的立場は、非常に低いと言わざるを得ない。それは日本のみならず世界的な傾向だ。 そんな若者世代のリアルな窮状を論じている一冊が『僕たちが親より豊かになるのはもう不可能なのか 各国「若者の絶望」の現場を歩く』(リヴァ・フロイモビッチ著、山田美明訳、阪急コミュニケーションズ刊)だ。
高学歴貧困女子が読み解くピケティ (SAKURA・MOOK 2) 出版社/メーカー: 笠倉出版社発売日: 2015/05/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見る 見た瞬間、まあろくでもない色物だと思うのは人情でしょう。高学歴貧困女子がこんな問題抱えているというのを、おちゃらけマンガをからめつつ、ピケティをいい加減につまみ食いしつつ書いて、『21世紀の資本』とは何の関係もない代物になってるんだろうと思うじゃない? ついでに、この田嶋智太郎という著者監修者、アマゾンで見るとこれまでの本は、見るからにお馬鹿のインチキ臭漂う、FXで儲ける方法とかのお手軽投機本ばっか。本書がまともなものになっているとは、とうてい思えませんがな。 その見方を裏付けるのが、なんだかいきなりついているアマゾンの読者レビュー。他の解説書は『21世紀の資本』に縛られているが、これはそうじゃないって言われ
(4/26 ちょこちょこ追記したり修正したりしました) 泣く子も黙るジョン・メイナード・ケインズによる1931年の時論集。小生、ケインズ卿の著作にははじめて接したのだけれど、いやすごい。説得力ありすぎです。 訳者の山岡洋一氏によれば、1998年はじめにデフレ危機が高まりつつあったころ、デフレについて論じた本をさがしたところ、この『説得論集』とアーヴィング・フィッシャーの著書くらいしか見つからなかったのだという。『説得論集』の既訳書にはいくらか難点があったので、ぜひ訳しなおしたいと考えたが、著作権の壁にぶつかってあえなく断念。このたび十年以上たってようやく保護期間が切れたので、晴れて新訳出版と相成ったそうな。文章は読みやすく、テンポも軽快。たぶん原著からしてそうなのだろう。お値段も手にとりやすい。ひとつ欲をいえば、訳注がほしかった。 なにしろ時論集だから、現代の日本人にはなじみのないトピック
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