ミャンマー・ラカイン州のマウンド―南部で、焼き払われた村から立ち上る煙(2017年9月4日撮影)。(c)AFP 【9月4日 AFP】ミャンマーで発生した治安部隊と武装集団の衝突を逃れてバングラデシュへ流入したイスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)2000人以上が、バングラデシュ当局によって避難先の島から強制的に退去させられていたことが分かった。同国の当局者が4日、明らかにした。 国連(United Nations)によると、ロヒンギャの武装集団とミャンマーの治安当局との間で衝突が発生した先月25日以降、同国北西部のラカイン(Rakhine)州からバングラデシュへ、主にロヒンギャ難民ら8万7000人が流入したという。 その大半は陸路もしくは川を渡って入国しているものの、事態が切迫するにつれ、一部がバングラデシュ沖およそ9キロに位置するセントマーチン島(St. Martin's Is