さあ今回は、アナログアンプとデジタルアンプの違いを学びましょう。ディスクで言えば、LPレコードがアナログで、CDやSACDは「0、1」のデジタル方式というのは常識ですね。アンプにもアナログアンプとデジタルアンプの区別があるのです。 昔からあるのがアナログアンプ。黙ってアンプといえば、アナログアンプを指すくらいポピュラーですね。音楽信号のアナログ波をそのままの波形で大きくしてスピーカーに送り込むものは、前回お話ししたA級もB級も、また一番多いAB級だってすべてアナログアンプなわけです。真空管アンプはもちろんアナログアンプの代表! 一方デジタルアンプはと言うと、音楽信号を「0、1」のパルス信号、つまりデジタル信号として扱います。でも最後はアナログ信号に戻してスピーカーを鳴らすのです(デジタルのままではスピーカーは働きませんからね)。「D」はデジタルの「D」と呼んでる人はそのままで良いでしょう。