え? 「宇宙戦艦ヤマト」にしても「機動戦士ガンダム」にしても、どう言い繕おうが戦争賛美だと思うんですよ。 まあ検閲すべきだとは思いませんけども、そこにある「カッコよさ」に無警戒なまま大人になってしまう人は少なくないので、ああいう作品を簡単に称賛することだけは、してはいけない。
8月5日から公開開始した劇場版『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて」をもって、’19年より全5部作としてスタートした『G-レコ』の壮大な劇場映画化がフィナーレを迎えた。原作・脚本・総監督を務めた富野由悠季に、完結を記念したロングインタビューを敢行。今の思いを率直に語り明かしてもらった。『G-レコ』の総括から次回作の構想まで、1万字超のインタビューをご堪能あれ! 関係性は絶望じゃない――劇場版『Gのレコンギスタ』完結記念 富野由悠季ロングインタビュー ――劇場版『Gのレコンギスタ Ⅳ』「激闘に叫ぶ愛」オープニング開けの冒頭シーンは、TVシリーズでも印象的だった宇宙でのランニングからスタートでした。ここから映画を始めようと考えたのには、どのような思いがあったのでしょう? 富野 思いなんてありません。 ――狙いは? 富野 狙いなんて見ればわかるでしょう!と言いたい(笑)。それをわざわざ説明させ
無重力空間である宇宙には上下という概念は必要ないはず。しかし人気アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する宇宙兵器は、艦艇もモビルスーツも上下対称のものはほぼ存在せず、かつ敵味方が上下逆に遭遇することもありません。 宇宙空間なのに皆同じ方を向いているワケ 一般的に考えるなら、宇宙に「上下」はありません。地球に帰還するスペースシャトルには「上下」はありますが、アポロ宇宙船やH-IIAロケットは前後で形が違っても、上下方向では対称です。しかしアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する宇宙艦艇やモビルスーツ、宇宙戦闘機などには、明確に「上」となる方向が設けられています。 拡大画像 海上自衛隊の最新護衛艦「くまの」の進水式の様子。アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する宇宙戦艦なども、実際の軍艦と同じように艦橋構造物を有している(画像:海上自衛隊)。 艦艇なら艦橋がある方が「上」、モビルスーツは頭がある方が「上」
出渕 あの時、小説が二本あったんですよ。『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』(徳間書店)っていうのと、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(角川書店)があって、本来だったら『逆襲のシャア』の方でサザビーが出るのかと思ったら、サザビーという名のモビルスーツは『ハイ・ストリーマー』の方で、『逆襲のシャア』の方はナイチンゲールなんだけど、チェーン・アギは『ハイ・ストリーマー』には出てくるんだけど、『逆襲のシャア』には出ていなくて、代わりにベルトーチカがアムロとくっついているという。だからパラレルなんですよ。どっちも公式じゃないですか。それでそっち(角川版)の挿絵を描くってことになった時、ナイチンゲールっていうのが、要はサザビーなんだろうけれど、名前が違うから別物じゃないですか。それでどうしようかって思って、サザビーをモビルアーマーっぽくしたのがナイチンゲールで、νガン
不朽の名作アニメ「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」と「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」を新たな切り口で再構成した特別総集編「『宇宙戦艦ヤマト』という時代 西暦2202年の選択」が11日から劇場上映される。本作の構成・監修・脚本を手掛ける福井晴敏氏と、脚本の皆川ゆか氏が、今、ヤマトが問いかけるものは何かを語った。 不朽の名作アニメ「宇宙戦艦ヤマト」をリメイクした「宇宙戦艦ヤマト2199」と「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」を新たな切り口で再構成した特別総集編「『宇宙戦艦ヤマト』という時代 西暦2202年の選択」が11日から劇場上映される。本作の構成・監修・脚本を手掛ける福井晴敏氏と、脚本の皆川ゆか氏が、今、ヤマトが問いかけるものは何かを語った。(取材・文=平辻哲也) 誰もがアッと驚く夢のタッグ…キャプテン翼とアノ人気ゲームのコラボが実現 「『宇宙戦艦ヤマト
“When it comes to ending up working in anime, that was due to a very specific event. Up until then, I was meaning to become some kind of scholar or academic. A biologist maybe. However, I came across a poster by Robert McCall for 2001: A Space Odyssey, it really shook me looking at it. At that time there were only two cineramas, but I went to see the film. This was when I was 18. It really changed
1979年放送開始の『機動戦士ガンダム』で、キャラクターデザインや作画監督を務めた安彦良和さん。自宅には、赤い彗星シャア・アズナブルやシャア専用ザク(右)と、シャアの裏切りで死んだガルマ・ザビのイラストが飾られていた ――1979年放送開始の『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインを担当されましたが、その後にアニメを引退されて漫画家になられました。それが2015年からの『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(ジ・オリジン)で25年ぶりにアニメ制作に復帰された。引退は撤回されたという受け止めでいいですか。 いいえ、引退したままで、アニメはやめています。ジ・オリジンは自分が描いた漫画のアニメ化だから限定的にやっただけで、その世界に復帰したわけではない。肩書は漫画家のままです。 ――漫画とアニメでは思いが異なると言うことなのでしょうか。 異なりますね。私は、世間で漫画の受け止め方が変わって
「オリジナルのメカ(機械)を自由に描きたい」という夢を抱いて上京し、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズやSFアニメ「カウボーイビバップ」などに登場するメカをデザインした。今は島根に戻り、浜田市でフリーランスの「メカニックデザイナー」として活躍する。 川本町出身。メカとの出会いは幼いころにテレビの再放送で見た海外のSF映画だった。たくさんの人を乗せて動く宇宙船のとりこに。「宇宙船は一つの原点。川で潜水艦の模型を走らせて遊ぶこともあった。好きなメカはロボットより船」と笑う。 1970年代に入ると「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」などが放送され、アニメを模写し、友人と交換して遊んだ。 江津工業高校の卒業を控え、アニメの世界で自分の絵のセンスを試してみたくなった。時代はバブル景気直前。「就職はなんとかなるって、楽観的でした」。アニメーション科のある東京の専門学校に進学したものの、「『高校生
今や“アニソン”と言えば、日本のポップカルチャーとして世界中で愛されるドル箱コンテンツだが、80年代まではPOPSとしての認識はまだまだ浅く、ジャンルとしても低く見られていた。そんなアニソンがどのように市民権を得るに至ったのか? アニメ監督としてはもちろん、井荻麟(ペンネーム)という作詞家としても数多くの名曲を世に送り出してきた富野由悠季氏に話を聞いた。 →「初代から最新作まで歴代ガンダム作品の主題歌を総まとめ」← 作詞家・井荻麟(富野由悠季)/作詞リスト 40年前、「アニソン=子ども向け」という認識を“突破したい”と考えた ――これまで富野監督が井荻麟(いおぎりん)名義で作詞された楽曲は、実に80曲以上にのぼります。作詞家をされた経緯を教えてください。 【富野由悠季】それは簡単な話で、総監督権限です。当時、『ガンダム』の楽曲はキングレコードから出ていますが、それまでのアニメ音楽というは「
今週まで、朝日新聞の夕刊では「ヤマトをたどって」というシリーズ記事が連載されていました。その記事のなかで、手塚治虫の泣いていた姿が記述されています。とある座談会で、ちょうど「宇宙戦艦ヤマト」の映画が、大ヒットした直後のことです。 手塚治虫が泣いたのは悔しさからです。ヤマトの商業的な成功に嫉妬したのではなくて、ヤマトのストーリーに描かれたような、主役キャストたちが自己犠牲を繰り返して勝利するストーリーを、手塚は「浪花節」とばっさり切り捨てます。メインキャストが自己犠牲をしながら集団の為に死んでいく、自己犠牲を美化するヤマトの視点は、彼にとって、戦争中自分にたいしてつらい経験を強いた、軍国主義の精神そのもので、戦中につらい体験をした手塚にとって、それは許せなかったんだろうと。 ヤマトの作者である松本零二も、プロデューサーの西崎義展とは対立したと聞いたことがあります。彼は「さらば宇宙戦艦ヤマト」
どうも。 えー。本当は久し振りに、ガツンとした富野論的なモノを書く予定だったんだけれど、これは明日に。 もう9割方書き終えているので、日付が変わって深夜2時頃には更新できると思います。 今日はチョイチョイと別な話題を。 えーと。なんだ。 マクラに最近のアニメの話でもする? 1作品ずつ短く。 えー、バカバカしいお話ですがお付き合いを。 『はがない』は前シリーズもそうだけれど、萌えアニメなのに、ヒロインに全く魅力がないってのは斬新ですな。 『俺修羅』は、内容はどうでもいいですが・久し振りに、声優さんで楽しめるアニメでした。 『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』は、テーマ性がない分、純粋な娯楽作品として上質だったと思うけれど、ネット(アニメファン)界隈の盛り上がりには何故か欠けたようですね。不思議。 『ガールズ&パンツァー』は、ファンに怒られるかもしれないけれど、『バンブーブレード』や『咲
はじめに 「宇宙戦艦ヤマト2199」が好評放送中だ。 個人的には新登場の女性キャラ達が良い味出しているなぁと感じながら 特にメガネっ娘の新見薫さんがお気に入りである。 結城信輝さんのキャラ絵は良い。 そしてヤマトに関連する話題といえば、 西崎義展の手記というサイトに 「宇宙戦艦ヤマト」の企画書が掲載され話題となっている。 http://web.archive.org/web/20070106185820/http://homepage3.nifty.com/newyamato/omoi.html (西崎義展の手記:宇宙戦艦ヤマト企画書) 西崎義展氏はオリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」の製作総指揮・プロデューサー。 ヤマトを世に送り出した功績者である。 そして企画書をみると、今我々が目にするヤマトの形とは違うとはいえ 並々ならぬ決意感がこの企画書から感じ取れるだろう。 こうした決意感を含め、 本
「なんかこういう話があるようなので、少し思い出語りでもしようか」 【ロボットアニメファン必見】「私が大好きなアニメを、さらに好きになった理由」【SFアニメファン必見】 「では、どんな話をするんだい?」 「少しSFの話を」 「まずはどんなことから?」 「そうだな。ヤマトはアニメ描写の宇宙の正確さを飛躍的に上げた。突っ込みどころは多いのだが、それでも当時としては破格にあがった。太陽系内の天体はほどんど既知だし、逆に別の恒星系の惑星は全て架空だ。当時はまだ別恒星系の惑星は確認されていなかったからだ。その流れはガンダムの登場で加速する。スペースコロニーは科学的に提唱された宇宙移民プランの構想がそのまま使用されているし、地球と月の間でほとんどの話が進行するのもリアリティが高い」 「でもさ。AMBAC機動って嘘くさいぜ」 「ファーストガンダム放送時、そんな設定は存在しないのだ」 「ぎゃふん」 「まあそ
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