大分市で昨年2月に時速約194キロで乗用車を運転し死亡事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)罪で起訴されていた男(21)について、大分地検は20日、より量刑の重い同法の危険運転致死罪への訴因変更が同日付で大分地裁に認められたと発表した。裁判員裁判で審理される。 地検によると、男は大分市の玉田康陽被告。事故当時19歳で、起訴後の実名報道が可能となる「特定少年」だったが、地検は在宅起訴時に公表していなかった。公表理由を「危険運転致死罪という重大な事案であることなどから公表するに至った」と説明した。 変更後の起訴状によると、被告は昨年2月9日、上限が法定速度60キロの県道交差点に、対向から右折した小柳憲さん=当時(50)=の車の進行を妨害する目的で、制御困難な約194キロで進入。小柳さんの車に衝突し車外に投げ出させ死亡させたとしている。過失致死罪を予備的訴因とした。 大分県警が昨