中国共産党が出資したタンザニアの「ムワリム・ジュリウス・ニエレレ・リーダーシップスクール」の外観(同スクールのHPから)アフリカのタンザニアに今年、中国共産党が出資する「政治塾」が開校していたことが判明した。南部アフリカ地域の若手政治家を対象に党の統治手法や発展モデルを教える学校で、5~6月に第1期生120人を受け入れ、中国が達成したとする「脱貧困」政策の〝奥の手〟などを伝授したようだ。党外交の拠点として一党独裁を「輸出」し、アフリカに浸透させることで影響力増大を図る狙いとみられ、「(北京の)中央党校のアフリカ分校だ」との声も上がる。 習近平氏も激励中国メディアなどによると、開校したのは「ムワリム・ジュリウス・ニエレレ・リーダーシップスクール」。中国側が4000万ドル(約53億円)を出資して今年2月、タンザニアの中心都市、ダルエスサラーム近郊に完成した。同国の故ニエレレ初代大統領の名前を冠