立憲民主党の岡田克也幹事長は22日の記者会見で、同党の原口一博衆院議員が参政党の神谷宗幣参院議員とともに街頭演説し、新型コロナウイルスワクチンの有効性に疑義を呈する発言をしたとして、口頭注意したと明らかにした。「党の考え方と一致するものではない」と述べた。
大阪府の豊中市議選に立候補していた参政党の候補が開催した個人演説会=4月20日(花輪理徳撮影)設立から3年あまりの参政党が、党勢拡大を模索している。4月の統一地方選では、これまでのインターネット中心の選挙戦略を転換。地域の課題を意識した〝地上戦〟を展開し、計100人の議員が誕生した。次期衆院選に向けては、党のイメージ向上を意識した候補者選びを各地で進めている。「自尊史観」に基づく教育推進など、他党とは一線を画す保守的な主張で支持を集める参政党。小規模政党からの脱却は実現するのか。 選挙結果は「人生の通信簿」6月17日夜、大阪市東淀川区のホテルの会議室。参政党が開催した次期衆院選の候補希望者説明会の大阪会場では、党副代表兼事務局長の神谷宗幣(そうへい)参院議員(45)が約60人の希望者を前に「選挙は総合人間格闘技。あなたのすべてが見られる」と訴えた。 神谷氏は、次期衆院選を「党のブランドを向
岸田首相が衆院和歌山1区補欠選挙の応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で、筒状のものが投げ込まれ取り押さえられる木村隆二容疑者=15日午前11時31分 岸田文雄首相の選挙応援演説会場で爆発物が投げ込まれた事件に関し、参政党役員の元北海道俱知安町議、田中義人氏(50)が「支持率上げのための仕込みかも」と自身のツイッターに投稿したことが19日、同党道支部への取材で分かった。批判が殺到したため田中氏は投稿を削除し、ツイッター上で謝罪、党役員を辞任する意向を表明している。 田中氏は、事件が起きた15日に「こうした事件があっても午後のスケジュールはそのままとの事。事件そのものが支持率上げのための仕込みかもと疑ってしまうのは私だけ?」と投稿。同日中に投稿を削除し「軽率なツイートでご迷惑をおかけし、おわびする。個人的な見解であり、所属政党の見解ではない」などと謝罪した。
日本維新の会所属の福岡市議会議員・堀本和歌子氏(41)が、同じ選挙区のライバル候補になりすましてビラを作成し、自ら選挙区内の住宅にポスティングして回っていた――こんな前代未聞の“事件”が福岡市で発覚した。一体なぜ、彼女はこのような事件を起こしてしまったのか。 【写真5枚】まさか彼女が……堀本氏の議員時代の活動姿 防犯カメラに 改めて地元紙記者に事件を振り返ってもらおう。 「今年8月、堀本議員が、ライバル候補である新開裕司氏の名を騙ったビラを作成。そこには、〈新開ゆうじです! 旧統一教会の式典で元衆議院議員として偉大なる韓鶴子様に韓日トンネルへの賛意と、祝辞を述べさせていただきました!〉と書かれていました。そのビラを、友人が運転する車に乗って選挙区内を移動しながら、自ら配っていたのです。ビラが撒かれていることに気がついた新開氏は、私文書偽造で堀本氏を刑事告発、受理されました」 事態が発覚した
【読売新聞】 来春の福岡市議選に立候補を検討している元衆院議員の男性をかたり、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と関係があると記したビラを作成したなどとして、福岡県警から私文書偽造容疑で任意の事情聴取を受けた堀本和歌子市議(41
堀本和歌子・福岡市議(41)=博多区選出、写真(同市議会ホームページより)=が、来春の市議選で同区から出馬を検討中の元衆院議員になりすまし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を記したビラを配っていたことが分かった。堀本氏は私文書偽造容疑で刑事告発され、議員辞職する意向。 ビラは元衆院議員で参政党の新開裕司氏(54)を名乗ったもので、「旧統一教会の式典で、偉大なる韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁に祝辞を述べさせていただいた」などと記されていた。8月に同区内の複数の住宅に配布されていた。 新開氏は2019年に旧統一教会の式典でスピーチしたことを認めた上で「ビラは既に関係ないものをあるように見せており、嫌がらせとしか思えない」と話す。 堀本氏は博多区出身。小学生のころからモデルとして活動し、地元銀行や百貨店のCMに出演していた。百貨店勤務を経て渡米し、香港で通訳と服飾デザイナーとして活動し、
オプト創業者の鉢嶺氏が参政党の神谷氏応援を明言 「私も経営をしていて…」応援を決めた理由とは 安倍元首相亡き後、経済人と保守政治家の関係性に変化? インターネット広告大手、オプト創業者として知られる鉢嶺登氏が12日、自身のフェイスブックで参政党の神谷宗幣参院議員を応援する意向を明らかにした。 これまで鉢嶺氏は、世耕弘成元経産相を自社のセミナーに招くなど自民党議員との関係性が近い印象があったが、野党の、それも今年の参院選で議席を得たばかりの新興政党への支援を表明するのは異例ともいえ、永田町ばかりでなく経済界でも注目を集めそうだ。 鉢嶺氏はこの日、フェイスブックへの投稿で「参政党神谷さんを応援する事にしました。未来の日本の繁栄の為に、待ったなし」と書き出して、参政党の公式サイトへのリンクをシェアした。 鉢嶺氏は早大卒業後、森ビル勤務を経て1994年に創業。ネット時代の到来とともに、旧来型のマス
自民党が国政選挙並みの態勢を敷く沖縄県知事選(25日告示、9月11日投開票)に危機感を募らせている。今回は、選挙情勢が惜敗した7月の参院選沖縄選挙区に近い構図となり、保守票が分散する可能性が強まっているからだ。結果は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設などに大きな影響を与えるだけに、自民は茂木敏充幹事長らが早々と沖縄に入り、戦略の再構築に取り組んでいる。(児玉佳子) 「知事選はどうしても勝たなければならない戦いであり、参院選以上に厳しい戦いだ」 茂木氏は7月26日の党役員会で、沖縄知事選についてこう強調した。4日前に現地を訪れた経緯を説明し「自民沖縄県連との協議で圧倒的な運動量が必要だとの認識で一致した。党本部としても最大限の支援活動を行う」とも述べた。 沖縄県は今年、大型の選挙が続く「選挙イヤー」だ。自民は1月の名護市長選と南城市長選、2月の石垣市長選、4月の沖縄市長選でいずれ
比例代表で議席獲得が決まり、記者会見する政治団体「参政党」の神谷宗幣氏(左端)ら=10日午後8時22分、東京都港区参院選は大方の予想通り「自民大勝」で終わったが、第一党としてはそう喜んでばかりもいられまい。比例代表の得票率で、自民党は令和元年の前回参院選(35・37%)に比べ、0・9ポイントとわずかながら減らしたからだ。比例代表の投票率は52・04%で前回より3・25ポイント上昇し、自民は得票数で54万票ほど増やしたなかでの現象だ。 原因の一つには「諸派」の政治団体に過ぎなかった参政党の善戦が挙げられている。国政選に初挑戦の参政党は今回、比例代表で約177万票を得て1議席を獲得し、得票率も2%を上回り国政政党の要件を満たした。「自虐史観」からの脱却や外国人参政権導入反対など、保守層を意識した政策を並べていたため、選挙戦の最中から、自民党内では「うちの票が食われるのではないか」(関係者)との
「ごぼうの党」奥野卓志代表のJR秋葉原駅前の街頭演説の動画(ユーチューブから)10日に投開票された参院選では与野党が勢力争いを繰り広げる裏で、国会由来ではない小規模の「ミニ政党」も相次ぎ参戦した。比例代表に届け出たミニ政党は7団体あり、中には新たに議席を獲得し、公職選挙法上の政党要件を満たした団体も。有権者にとっては既存政党にない選択肢を提示する存在ともいえるが、躍進の背景には、ある政党の存在があった。 「どこの政党とも争わない」「ごぼうは地下1メートルまで潜っています。深いところまで意味がある」。和服に天狗(てんぐ)の面を身に着けた奇抜な格好の男性が街頭でマイクを握り、こう熱弁した。 6月22日の参院選公示前に突如インターネット上に現れ、比例代表に11人を擁立した政治団体「ごぼうの党」。議席獲得とはならなかったものの、ユーチューバーや人気格闘家らインフルエンサーの動画番組などで紹介され、
参院選で選挙区に擁立する45人の候補者を発表する、政治団体「参政党」=6月8日、東京都中央区(太田泰撮影)10日投開票の参院選で、初の国政選挙に挑んだ参政党は比例代表で1議席を獲得し、事務局長で元大阪府吹田市議の神谷宗幣氏が当選を果たした。選挙区、比例代表とも得票率が有効投票総数の2%以上となり、公職選挙法や政党助成法の政党要件も満たした。会員制交流サイト(SNS)を駆使する一方、「自虐史観」からの脱却など保守的な政策を訴えたことが奏功した。 「国政政党になり、約束したことをどれだけやるかが私の責任になる。今までになかった政党をみんなで作りたい」 投開票から一夜明けた11日午後、神谷氏は東京都港区のJR新橋駅前で演説し、こう訴えた。聴衆は次々に集まって最終的には500人に広がり、「参政党コール」もわき起こるなど熱気に包まれた。
10日の参院選で、初めての国政選挙となる政治団体の参政党が比例で1議席を確保し、得票率も政党要件となる2%以上を見込む大健闘を見せた。20年4月に結党してから2年3か月。途中、地方選に挑んだ党員が落選したり、結党メンバーが入れ替わったりするなどの紆余曲折もあったが、一気にブレイクした。 選挙戦終盤には安倍元首相が銃撃されて殺害される大事件があり、安倍氏への同情から“岸田離れ”していた保守層の自民回帰も予期したが、支持層のハートを最後まで鷲づかみし続けた。 マスコミの泡沫視を覆す大躍進 特に驚異的だったのは、昨年12月の参院選出馬表明以後も、マスメディアはおろかネットメディアですらほとんど取り上げることがなかった中で、党組織を順調に拡大させてきた点だ。ネットで地道に発信。立ち上げ時点で3000人も党員がいたことだけでも驚きだが、いまや8万人を超え始めた。野党第一党の立民は昨秋の代表選で投票し
10日に投開票された参院選で、参政党の新人、神谷宗幣氏(44)が比例代表で初当選を果たした。10日夜、早々に党としての議席獲得は確実としていたが、当選が確実となったのは11日朝までずれ込んだ。ほぼ徹夜で吉報を待った神谷氏や支持者らは、東京都港区の事務所で喜びあった。 「責任は非常に重たい。約束したことはしっかり形にすると話していたので、その責任を果たしていきたい」 当選確実の一報を受け、記者会見した神谷氏はこう語った。今回、党では初挑戦ながら、複数議席の獲得を目指していたことから「1議席にとどまった結果については、非常に重く受け止めている」とくやしさをにじませた。 神谷氏は地方議員の経験はあるが、国政は初進出となる。今後の活動について「発言にタブーはない。何かを気にしながら活動するのではなく、党員や国民の声を聴いて、ストレートで直球で持っていく」と抱負を語った。
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