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鉄道に関するkanoetatsuのブックマーク (12)

  • 新幹線車内整備「18分」 時間との戦い 乗客の快適な旅を支える「ブルーのユニホーム」

    座席のヘッドレストのシーツを交換する濵野雅隆さん。折り返すまでのわずかな時間で車内を整備する=大阪市淀川区のJR新大阪駅(渡辺恭晃撮影) 新大阪駅の20番ホームに滑り込んできた鹿児島中央発の「さくら」。折り返しで再び、九州へ向かうまでの時間は24分間。このわずかな時間内で座席やトイレ、ごみ箱などを整備するのがJR東海のグループ会社「関西新幹線サービック」(大阪市淀川区)のスタッフだ。 プロの技術光るまさに時間との闘い。新大阪駅の折り返し列車を担当する新大阪第二事業所チーフスタッフの濵野雅隆さん(40)は、すべての乗客の降車が確認されると、きびきびとした動作でデッキに入った。整備終了までの時間は18分だ。 新大阪駅20番線で列車を出迎える。安全確認も忘れない (渡辺恭晃撮影)最初にごみ箱を片付けると、車内へ。座席に残されたごみを取り除き、20列ある座席の方向を転換していく。ここまでで約5分。

    新幹線車内整備「18分」 時間との戦い 乗客の快適な旅を支える「ブルーのユニホーム」
  • 鉄道貨物、栄枯盛衰の150年 「2024年問題」で脚光

    コンテナ列車なら荷物を入れたコンテナごと台車に載せ替えるだけで済む=9月4日、岡山県倉敷市(大竹直樹撮影)日の鉄道貨物輸送が15日、150年の節目を迎える。明治期の日の近代化や戦後復興を牽引した立役者だった鉄道貨物も、物流の主役の座をトラックに奪われて久しい。だが、トラック運転手の残業規制強化で物流の停滞が懸念される「2024年問題」で一度に大量輸送できる鉄道貨物が再び注目されており、復権の兆しも出ている。その栄枯盛衰の歴史に、新たな1ページが加わる可能性もありそうだ。 トラック輸送が主流に日の鉄道貨物は明治6(1873)年9月15日、新橋-横浜(現・桜木町)間で産声を上げると、明治、大正期を経て昭和中期まで輸送量は右肩上がりで増え続けた。

    鉄道貨物、栄枯盛衰の150年 「2024年問題」で脚光
  • 【主張】電車内の安全 地道な努力を積み重ねよ

    誰もが利用する電車内の安全は、どう守ればいいのだろう。 突発的な悪意に対処することは難しく、乗降客数の多さを考えれば、空港並みの厳しいゲート管理を駅の改札に求めることも現実的ではない。 それでも、安心して電車に乗ることができない社会の体感治安は最悪である。防犯カメラの完備や、警察官、民間警備員の巡回による抑止力に期待し、地道な努力を重ねるしかない。 大阪府泉佐野市内を走行中だったJR関西空港線の快速電車内で男が同じ車両にいた男性に刃物で切りつけ、乗客2人と車掌1人が首や手に軽傷を負った。 電車内は一時、パニックに陥った。3人の被害者にとどまらず、目撃した多くの乗客の心に、深い傷を残したはずだ。 令和3年8月に小田急線、同10月には京王線で、それぞれ東京都内を走行中の車内で乗客らが刺傷される事件が相次いだ。京王線の事件で「ジョーカー」に扮(ふん)した男が殺人未遂などの罪に問われた21日の公判

    【主張】電車内の安全 地道な努力を積み重ねよ
  • 【シン・令和阿房列車で行こう】どうしてもA寝台に乗りたい

    唯一の夜行寝台特急「サンライズ瀬戸」号=東京駅第一列車 四国らんまん編(1)半年ぶりのご無沙汰です。 昨年10月、勝手に「鉄道開通150年記念」と銘打ち「令和阿房列車で行こう」を連載したが、終了後も「ぜひ続編を」という多くの手紙やはがき、メールをいただいた。記者生活37年で初めての出来事である。 人生で一度も他人を褒めたことがない富士先輩からも「君の政治記事はしょうもないが、これだけは良かった」とのお言葉を頂戴した。感謝感激雨霰(あられ)。 なお、前回お読みいただいた読者の皆さんには、先刻ご承知のお約束ではあるが、登場人物は元祖・阿房列車に倣って原則仮名なのでお間違いなきよう。 さあ、この感激をおなじみの三角編集局長とともに分かち合いたい。さっそく投書の束を小脇に抱えて「続編」掲載を打診してみた。もちろんタイトルは、「シン・仮面ライダー」をパクって、いやオマージュして「シン・令和阿房列

    【シン・令和阿房列車で行こう】どうしてもA寝台に乗りたい
  • 【令和阿房列車で行こう】用事はなくても汽車に乗りたい

    乗り込んだ新幹線「はやぶさ」。グランクラスに乗ったのは「秘密」第一列車 稚内行(1)鉄道開通150年記念還暦とはよく言ったもので、60歳を過ぎると、どうも子供返りするものらしい。 小学生のころ、何の拍子か鉄道愛好家になった。余計な話だが、大抵の愛好家は、「テッチャン」と気やすく呼ばれるのを何よりも嫌う。ホルモンや蒲鉾(かまぼこ)じゃあるまいし。 一口に愛好家といってもさまざまな宗派がある。列車に乗るだけが喜びの「乗り鉄」、写真を撮るのに夢中になり、しばしば堅気の衆に迷惑をかける「撮り鉄」、時刻表を精読し、スマホの乗り換え案内を凌駕(りょうが)することに命をかける「読み鉄」、俳優の六角精児が広めた「吞み鉄」などさまざまあるが、当方はもちろん「乗り鉄」である。 そんな「乗り鉄」教の教祖が、内田百閒先生である。 昔は、就職面接で「尊敬する人は?」と聞かれるのが定番だったが、迷わず「内田百閒先生で

    【令和阿房列車で行こう】用事はなくても汽車に乗りたい
  • 鉄道技術で逆襲 「メード・イン・ジャパン」復権へ

    イングランド最北端のスピッタル付近を走行するクラス800(日立製作所提供)新興国を中心に相次ぐ高速鉄道計画で中国や欧州勢に後れを取り、「ガラパゴス化」が懸念されていた日の鉄道技術が今、存在感を発揮しつつある。日の鉄道車両メーカーが鉄道発祥国の英国で高速車両の製造や保守業務などを次々と受注。欧州最速を誇る次世代高速車両の受注も成功した。「メード・イン・ジャパン」復権の切り札は、新幹線で培われた世界に冠たる高い安全性と信頼性、そして納期を順守する誠実な姿勢だ。 1547両の大量受注「大変快適だった」。故エリザベス女王は2017年6月、英国で走り出した日製の高速車両に乗り、こんな感想を漏らした。最高時速200キロ。ディーゼルエンジンの発電システムを搭載し、電化区間から非電化区間にも直通運転ができるのが特徴だ。「クラス800」と呼ばれている。鉄道発祥の地の英国で、17年から運転を開始した。

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  • [スキャナー]東京臨海部への新地下鉄、人材・投資呼ぶ国際競争の「軸」

    【読売新聞】

    [スキャナー]東京臨海部への新地下鉄、人材・投資呼ぶ国際競争の「軸」
  • 阪急「6300系」特急引退へ 京都-大阪間、輸送競争のシンボル

    快速特急A「京とれいん」として運行される阪急6300系=10月30日午後、大阪市淀川区(岡嶋大城撮影)京都-大阪間を結ぶ阪急電鉄京都線で、かつて特急の主力車両だった阪急6300系が、12月のダイヤ改正で特急の運用から完全に外れる。京阪、国鉄(現・JR西日)との熾烈(しれつ)な利用客獲得競争真っただ中の昭和50年に登場し、快適性と高級感を追求した車両として話題を呼んだ。京都線のシンボルとして人々を魅了した「名車」だが、14年前から順次廃車に。唯一、特急の名を残していた観光列車も今回退くことになった。 安定した車内空間「阪急マルーン」と呼ばれる小豆色を身にまとった阪急6300系。昭和50年7月に特急車両として投入され、河原町(現・京都河原町)-梅田(現・大阪梅田)間47・7キロを、今より速い40分弱で結んだ。 デビューした昭和50年当時の阪急6300系の車内(阪急電鉄提供)利用客が多い都市部

    阪急「6300系」特急引退へ 京都-大阪間、輸送競争のシンボル
  • 【法廷から】50年前の2ルート化契機 常磐線「割高運賃」の怪

    都心に向かう際の運賃に格差が生じているとして、JR常磐線亀有駅(東京都葛飾区)と金町駅(同)の利用者が10月、JR東日と東京メトロ、国土交通大臣に対し、損害賠償などを求める訴訟を東京簡裁に起こした。原因は半世紀前から始まった「2ルート化」。どちらを選ぶかで運賃に最大2倍近い差が出るといい、原告側は「なんとか是正を」と訴える。 輸送力向上で…提訴したのは亀有、金町両駅を普段から利用する周辺住民16人。損害賠償の請求額は、原告が直近1年間に負担した「割高運賃」の合計である2万6980円となっている。

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  • 【JR35年】㊦袋小路にはまるリニア整備 「外圧」に翻弄

    JR東海が品川-名古屋間の令和9年開業を目指すリニア中央新幹線の整備が隘路(あいろ)にはまっている。環境への影響を懸念する静岡県が県内工区での着工を認めず、開業延期は不可避なためだ。リニア整備は自由度を確保するため、新幹線としては建設費に公費が入らず、事業者が全額負担する初のケースで、効率性を重視した民営化を象徴する事業となるはずだった。同新幹線の一部として利用する山梨県のリニア実験線で走行試験を始めて4月3日で25年を迎えるいまもなお、地域の思惑に翻弄される。 「着工反対」訴え知事選圧勝JR東海の金子慎社長は2月17日の定例会見で、リニア整備の遅れについて、「事業者として計画通り進められていないことに責任を感じている」と述べた。 静岡県北端の南アルプス地下を通る静岡工区(8.9キロ)をめぐっては、工事の影響で湧き水が流出し、一帯を水源とする大井川の流量が減ると県が懸念。同社は湧き出た水の

    【JR35年】㊦袋小路にはまるリニア整備 「外圧」に翻弄
  • 【JR35年】㊥廃線後も「地域の足」守り…車で自宅へ送迎サービスも 実情に即し模索

    国鉄分割民営化でJR各社に引き継がれた地方の赤字鉄道路線が経営上の大きな負担となっている。全国では地元が廃線を受け入れ、別の輸送手段を採用したケースもある。専用道を走るバスや路面電車から車の送迎サービスまで事例はさまざまで、鉄道と遜色のない利便性の確保を目指す。「地域の実情に即した運営」は民営化の理念の一つ。地域とともに「新たな足」の模索が続く。 広島県との県境に接する山間地にある島根県邑南(おおなん)町の羽須美(はすみ)地区。かつて両県にまたがるJR三江(さんこう)線が同町を通っていたが、利用者減で平成30年に廃線となった。地域住民の代替交通手段として登場したのが、事前予約制の乗用車による送迎サービス「はすみデマンド」(デマンド交通)だ。 鉄道が廃線になった島根県邑南町の一部地区で運行されている事前予約制の配車サービス「はすみデマンド」に乗る利用者=23日午前8時38分、同町(岡祐大撮

    【JR35年】㊥廃線後も「地域の足」守り…車で自宅へ送迎サービスも 実情に即し模索
  • 【JR35年】㊤赤字ローカル線「誰が負担」 乗客減にコロナ追い打ち 経営方式転換で廃線回避も

    三陸鉄道リアス線では誠実の白、情熱の赤、三陸の海を示す青の「三陸鉄道カラー」車両(手前)をはじめ、レトロ調車両(左奥)、ラッピング車両(右奥)など、バラエティに富んだ車両が運行されている=岩手県宮古市の宮古駅(福田涼太郎撮影) 国鉄が分割民営化され、JR各社が発足してから4月1日で35年を迎える。存廃の岐路に立つ赤字地方路線問題やリニア中央新幹線整備など「効率性」を旗印に挑んだ長年の課題は、沿線の反発で先行きの見えない状況が続く。新型コロナウイルス禍による業績悪化で経営に余裕が失われていく中、JRが掲げる効率性はどこへ向かうのか。 「維持に税金が出ているのに、みんな自分事として考えていない」 「誰も乗っていない列車を見ていると頭に来る」 近くに短期大学や住宅地があるため、三陸鉄道リアス線の開業時に新設された八木沢・宮古短大駅。乗客は新たに乗車した1人を含めて2人のみだった=15日朝、岩手県

    【JR35年】㊤赤字ローカル線「誰が負担」 乗客減にコロナ追い打ち 経営方式転換で廃線回避も
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