ブラジル・サンパウロのインテルラゴス・サーキットに設置されたアイルトン・セナの像(共同)1994年5月に自動車レースの最高峰F1のサンマリノ・グランプリ(GP)で伝説的なドライバー、アイルトン・セナが悲劇の事故死を遂げて1日で30年。日本でも「音速の貴公子」と呼ばれ、多くのファンに愛されたセナの故郷ブラジルでは勇姿をしのぶ壁画や像があふれ、人気は今も健在。栄光は色あせていない。 出身地サンパウロの南部にあるモルンビ墓地。4月下旬、緑の芝生に囲まれた墓標の近くには色鮮やかな花が飾られていた。墓地の管理人によると、今も連日ファンが足を運んでいるという。