【読売新聞】
浜田靖一防衛相は20日、アフリカ北東部スーダンに在留する邦人の国外退避のため、航空自衛隊の輸送機をアフリカ東部ジブチに派遣するよう命じた。スーダンでは正規軍と民兵組織の衝突が激化しており、林芳正外相から自衛隊法に基づく派遣準備の要請を受けていた。一方、自衛隊制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は20日の記者会見で、初の陸上輸送実施も検討していると明らかにした。 日本政府関係者によると、スーダンには大使館員ら63人の邦人が滞在している。輸送機は週内に国内の基地からジブチへ出発するとみられる。 松野博一官房長官は20日の会見で、ジブチに向かう輸送機はC2やC130を念頭に置いていると説明した。スーダン情勢に関しては「外出は一切できず、大部分の地域で停電と断水が続いている。停戦が守られていない状況」と指摘し、先進7カ国(G7)と緊密に連携して対応する姿勢を強調した。 防衛省・自衛隊は、先遣隊として連
自衛隊が海賊対処活動などのため初の海外拠点を設置しているアフリカのジブチで2021年10月ごろ、陸上自衛隊部隊の幹部2人が、ジブチ軍に十数時間にわたり拘束されていたことが25日、複数の政府関係者への取材で分かった。中国軍人を撮影したとの疑いだった。現地の日本大使館がジブチの国防省などに抗議し釈放された。 ジブチでは米国、フランス軍など各国が活動し、中国軍も17年から初の海外基地を運用。21年10月のほかにも、自衛隊員が現地当局に拘束されたり、拘束されそうになったりする事件が相次いでいるという。21年のケースは拘束時間が異例の長さだった。 複数の政府関係者によると、21年10月ごろ、首都ジブチ市内で、陸自部隊司令部の情報幕僚と地域情報班長の2人が、中国の軍人をスマートフォンで撮影。ジブチ軍の共和国警備隊が2人を拘束、スマホを押収した。日本側の抗議で、2人は十数時間後に解放。スマホは後日返還さ
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