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ブックマーク / www.sankei.com (9,794)

  • 「ニコ動」システム再構築も 影響長期化、KADOKAWAグループへのサイバー攻撃

    8日未明に出版大手KADOKAWAのグループ会社の複数サーバーがサイバー攻撃を受けた問題は、影響が長期化している。一部サービスはすでに復旧したものの、動画配信サイト「ニコニコ動画」はシステム全体を再構築するための対応を実施。運営会社のドワンゴは「今週中に復旧までの見込みを説明する」としており、サービス再開のめどは立っていない。 ドワンゴによると、現在ニコニコ動画や生放送などの動画配信サービスに加え、ニコニコのアカウントでの外部サービスログインや各種企画のプレゼント発送を停止。16日までに放送を予定していた番組も、中止または延期となっている。 一方で、「自社サーバーにクレジットカード情報を保存していない」としており、カード情報の漏洩は確認されていないという。同社は被害状況の把握のための調査と並行し、サイバー攻撃の影響を受けないシステムの再構築を進めている。 ゲームなどのオンラインショッピング

    「ニコ動」システム再構築も 影響長期化、KADOKAWAグループへのサイバー攻撃
  • アンメット・メディカル・ニーズへの挑戦 難病の治療薬開発に必要なことは 大阪社会部次長・加納裕子 西論プラス

    「アンメット・メディカル・ニーズ」という言葉がある。いまだ満たされていない医療ニーズ、つまり有効な治療法のない領域のことを指す。製薬業界や医療関係のプレスリリースで、最近よく目にする。 認知症の半数以上を占めるとされるアルツハイマー病もそんな領域の一つだ。国内で推計約79万人。脳内に異常なタンパク質が蓄積して神経細胞が破壊され、脳が萎縮するとみられている。物忘れから始まり、日常生活でできていたことが少しずつできなくなり、やがて寝たきりになり亡くなる。昨年12月、原因物質に作用して進行を遅らせる新薬が保険適用されたが、進行を止めたり、元の状態に戻したりする治療薬はない。 患者数がより少ない疾患も多い。歩行時のふらつきやろれつが回らないなどの症状が徐々に進行する難病「脊髄小脳変性症」の患者数は全国で3万人程度。治療薬はまだない。開発に取り組む研究者は「希少疾患は治験の壁が高く、企業も手を出さな

    アンメット・メディカル・ニーズへの挑戦 難病の治療薬開発に必要なことは 大阪社会部次長・加納裕子 西論プラス
  • 消えゆく日本の中古電車 インドネシア首都の通勤を20年以上支えるも、部品の調達が困難

    ジャカルタを走る東急電鉄8000系=1月(共同)ヤシの木が茂るビル街を走り、常夏のインドネシア・ジャカルタ首都圏の通勤を20年以上支えてきた日の中古電車。その光景は現地の人も引きつけてきたが、劣化した部品の調達が困難となり、車両は姿を消し始めている。インドネシアは中古輸入をやめ、徐々に国産の新型車両に切り替えていく方針だ。 インドネシアで現役として最古参となった東急電鉄8000系の8両は、日で1970~82年に製造された。2005~08年にインドネシアに渡り、ジャカルタと近郊を結ぶボゴール線を走ってきたが2度目の〝引退〟を静かに迎えることになった。 運転席近くのガラスには「乗務員室」とかすれた日語の表記。東横線などで走っていた時代の姿が残っていた。天井からは古めいた東芝製の扇風機が首を振り、風を送っていた。

    消えゆく日本の中古電車 インドネシア首都の通勤を20年以上支えるも、部品の調達が困難
  • <正論>噓からの「慰安婦問題」終わる日 麗澤大学特任教授・西岡力

    西岡力氏国と先人の名誉傷つけた私は慰安婦問題を巡る論争に1991年から加わり、強制連行説、性奴隷説は事実ではないという論陣を張り続けてきた。私の持論は、慰安婦は歴史のある時期に存在したが、まだ解決すべき課題が残っているという意味での慰安婦問題は存在しない、だった。 言い換えると、91年に朝日新聞が捏造(ねつぞう)報道を交えて大キャンペーンをし、日の反日学者、弁護士、運動家が裁判を起こした後に、まだ解決すべき課題が残っているという意味での慰安婦問題が生まれ、それが韓国に飛び火し外交問題として急浮上したのだ。

    <正論>噓からの「慰安婦問題」終わる日 麗澤大学特任教授・西岡力
  • 東大が「真っ先に共産主義を唱える学校」になると予言した福澤諭吉 「反・東大」の思想史

    学歴社会の頂点に立つ東京大(帝国大)に対し、慶応義塾を創設した福澤諭吉、早稲田大など在野の対抗勢力は、いかに対抗し闘ったのか。5月に出版された『「反・東大」の思想史』(新潮選書)が、東大を巡る複雑かつアンビバレント(二律背反)な感情を描き出していて興味深い。特に福澤は帝大を批判しつつ、息子2人を帝大に通わせようとし、さらには帝大への共産主義の侵を予言もしていた。同書の一部を紹介する。 冷遇に態度硬化させ筆者の尾原宏之さんは昭和48年生まれ。早大出身で、NHKに入局して芸能番組などを手がけ、退職して現在は甲南大学教授を務める。『「反・東大」の思想史』については「東大を中心とした構図で日の近現代史を見てみた」と語る。 同書などによると、福澤が開いた慶応義塾は安政5(1858)年に創設した蘭学塾を起源とし、明治4(1871)年設置の文部省より歴史は古い。開塾5年の文久3(1863)年か

    東大が「真っ先に共産主義を唱える学校」になると予言した福澤諭吉 「反・東大」の思想史
  • <正論>「天朝」観念の再興と文明の衝突  拓殖大学顧問・渡辺利夫

    渡辺利夫氏今世紀に入りしばらくして中国の経済的膨張、軍事的拡張があらわになるや「中国崛起(くっき)」という用語が広く流布するにいたった。 「中国台頭」と訳されるが、「中国勃興」の方が語感に合う。アヘン戦争や日清戦争での敗北、列強による分割という屈辱を嘗(な)めさせられ、中華人民共和国成立後もなお一刻だに安定を得られなかった中国が、21世紀に入った頃から確かに崛起というにふさわしい高揚の時代を迎えた。 中国の台頭の裏で

    <正論>「天朝」観念の再興と文明の衝突  拓殖大学顧問・渡辺利夫
  • <主張>保護司 社会全体で支えるときだ 社説

    大津市で60代の男性保護司が殺害された。滋賀県警はこの保護司が面談していた近所の男を殺人容疑で逮捕した。男は犯行を否認しており、事件の全容は見えていない。 徹底した捜査を望みたい。同時に考えたいのが、保護司制度の有り様である。 民間人の善意が支えるこの制度を巡っては、かねて保護司の担い手不足という構造的な問題が指摘されてきた。 今回の凶行で他の現役保護司が萎縮したり、保護司になることに二の足を踏む動きが出たりすることは避けたい。そのために何ができるかである。 刑務所や少年院を出所した保護観察中の人の社会復帰を支援する保護司の意義は大きい。保護司が安心して活動できるようにすることが重要だ。社会全体で保護司を支えるための方策を考えなくてはならない。 保護司は観察対象者と同じ地域に住む民間人から選ばれ、定期的に対象者と面談し生活の相談に乗る。法相の委嘱を受けた非常勤の国家公務員だが、交通費などの

    <主張>保護司 社会全体で支えるときだ 社説
  • <主張>ジョージア新法 民主化の「旗」を降ろすな 社説

    ロシアの隣国ジョージア(グルジア)で国外から資金提供を受ける団体やメディアをスパイ扱いして規制する新法が成立した。 プーチン露政権が類似する法律を弾圧に使っている先例があるため、ジョージアの野党勢力は新法を「ロシア法」と呼んで反発している。 ジョージアは旧ソ連圏の民主化の旗手とみなされてきた。昨年にはウクライナに次いで欧州連合(EU)加盟候補国の地位も与えられた。しかし、新法成立を欧米は強く批判しており、ジョージアのEU加盟交渉には暗雲が垂れ込めた形だ。 新法は国外から活動資金の20%以上を得ている団体に「外国勢力の利益を追求する組織」として登録を義務付ける。財務や活動に関する報告を求め、違反すれば高額の罰金を科す。 与党「ジョージアの夢」が法案を議会に提出した4月以降、首都トビリシでは大規模な抗議デモが繰り返された。ズラビシビリ大統領は法案に拒否権を行使したものの、「夢」が過半数を握る議

    <主張>ジョージア新法 民主化の「旗」を降ろすな 社説
  • 蓮舫氏への取材、フリーの質問が活発も目立つ小池氏批判 東京・望月記者は遮られる場面も

    記者クラブ、フリーランス区別なく活発な質問が飛び交う立憲民主党の蓮舫参院議員(右)のぶら下がり取材=8日午後、東京都新宿区(奥原慎平撮影) 東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に出馬表明した立憲民主党の蓮舫参院議員を巡る記者団のぶら下がり取材で、フリーランス記者を含めて質問が活発に飛び交っている。蓮舫氏は5月27日の出馬表明会見で、旧民主党政権時代を振り返ってフリー記者の質問について「時として厳しい」と語っていた。フリーの記者の質問は3選出馬が有力視される小池百合子都知事の「失政」に関する見解を聞くケースが多く、現状は蓮舫氏の背中を押すような質問が目立っている。 「自民党利権政治の象徴か」「自民党利権政治の象徴の一つと思われるか。(自民党の)森喜朗元首相の利権事業ともいわれ、小池都政が自民党政治に変わった典型のように見える」 今月8日、再開発が進む明治神宮外苑(東京都新宿区など)

    蓮舫氏への取材、フリーの質問が活発も目立つ小池氏批判 東京・望月記者は遮られる場面も
  • 「極右伸長で欧州議会の脆弱さ続く」と筑波大の東野篤子教授 中露の介入も

    欧州連合(EU)の欧州議会選でEUに懐疑的な勢力が伸長した結果や今後の影響などについて、筑波大の東野篤子教授(国際政治)に聞いた。 ◇ 欧州議会選では、最大勢力の「欧州人民党」(EPP)が一定の勝利を収めた。他方、フランスの極右政党で前党首のルペン氏が事実上率いる「国民連合」が中核の「アイデンティティーと民主主義」(ID)をはじめとする極右や欧州連合(EU)懐疑派勢力が伸長した。 これを受け、マクロン仏大統領が国民議会解散を宣言したことが、最大のサプライズだった。フランスでは極右勢力が伸長した直後の選挙で揺り戻しが観測されてきたため、国民議会選で国民連合は多数派にならないと踏んでいる可能性がある。仮に同党が議会で多数派を占めても、その後の政策運営に失敗すれば、2027年の仏大統領選の有力候補であるルペン氏が勝利する芽を摘むことができるなど、一定程度の勝算を持って議会解散を決断したのではない

    「極右伸長で欧州議会の脆弱さ続く」と筑波大の東野篤子教授 中露の介入も
  • 中国が描く最有力シナリオ「脅迫的統一」 カギは台湾への浸透工作 西見由章 グローバルレビュー

    台湾周辺を航行する中国海警局の艦船=5月23日(台湾国防部提供・共同)中国の習近平政権が描く台湾統一の最有力シナリオは、話し合いによる平和的統一でも武力侵攻でもない第三の道「北平(ベイピン)モデル」だ-。台湾で今、こうした見方が浮上している。 狙いは大軍による無血開城清朝滅亡後の中華民国は首都を南京に置き、北京は「北平」と呼ばれた。国共内戦の趨勢(すうせい)が決しつつあった1949年1月、北平に拠点を置く国民党軍の華北総司令、傅作義(ふ・さくぎ)は共産党軍に包囲され、その脅迫を受けて無血開城に応じた。つまり北平モデルとは国民党軍の流れをくむ台湾軍を共産党軍が再び包囲して降伏させる「脅迫的統一」だ。

    中国が描く最有力シナリオ「脅迫的統一」 カギは台湾への浸透工作 西見由章 グローバルレビュー
  • 虚偽認めても謝らないのか 黒岩信忠(群馬県草津町長) - 月刊正論オンライン

    (月刊正論2024年2月号より) 草津町議だった新井祥子氏という女性から「町長と白昼の町長室で肉体関係を持った」などと、ありもしない虚偽を吹聴されたことで、私は大変な災難を味わう羽目になりました。忌まわしい思いをし、心折れそうになる出来事もあるなかで、冤罪を晴らし、名誉を取り戻す取り組みを時間を掛けて積み重ねてきました。 私の思いは、誌五年二月号「フェミニストらの横暴を許すな」で述べました。 草津町を「セカンドレイプの町」と呼んだフェミニストらの横暴を許すな 黒岩信忠 そして最近大きな出来事がありました。 令和五年十一月に新井氏がこれまで「事実」だと述べてきた自分の過去の言動を「虚偽」と認めたのです。まだ判決は出ていません。完全に身の潔白が証明されるまでにはなお時間がかかるでしょうが、潔白が示されることに手ごたえを感じました。 自分が出した証拠で墓穴令和四年十月三十一日、前橋地検は新井氏

    虚偽認めても謝らないのか 黒岩信忠(群馬県草津町長) - 月刊正論オンライン
  • 【中華考現学】ネットで広がる「魔女狩り」 天沼 康 - 月刊正論オンライン

    今年に入り、「新三害」と呼ばれる「網暴」(ネットでのバッシング)が中国で広がった。「三害」とはもともと、新中国建国後、「官僚主義」「汚職」「浪費」の「三つの害毒」を撲滅せよとのキャンペーンで使われた言葉だが、今回登場した「新三害」とは、ノーベル賞作家の莫言、名門の清華大学、そしてミネラルウオーターの「農夫山泉」の三つであり、いずれも「小粉紅」(リトルピンク、未熟なナショナリスト)による攻撃にさらされた。 なぜこの三つが「網暴」を受けたのか。莫言は、映画化もされた代表作『紅高粱』(邦題『紅いコーリャン』)などの作品が八路軍(人民解放軍の前身)を「醜く描き」「革命の烈士を侮辱し」「毛沢東を貶めた」などとして、中国人一人に一元、総額で十五億元を支払えとブロガーが二月に北京の裁判所に提訴(裁判所は三月末、訴えを受理しないと決定)した。 清華大学は、卒業生の多くが米国に留学し、米国政府による、軍事研

    【中華考現学】ネットで広がる「魔女狩り」 天沼 康 - 月刊正論オンライン
  • 蓮舫氏は批判ばかりか? 阿比留瑠比の極言御免

    立憲民主党の代議士会後、記者団の取材に応じる蓮舫参院議員=6月6日午後、国会「何かあったら蓮舫は批判ばかりというが、そうでしょうか」 東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への無所属での立候補を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員が2日、東京・有楽町で行った街頭演説で述べたこの言葉が気になっている。批判以外に何があったというのだろうかと-。 平成21年11月の事業仕分けで、スーパーコンピューター「京」について「世界一じゃないといけないのか。2位じゃダメなんでしょうか」と突きつけたことはいまだに語り草である。

    蓮舫氏は批判ばかりか? 阿比留瑠比の極言御免
  • 「島育ち」の今昔物語 日曜に書く 論説委員・別府育郎

    田端義夫物語は、東京・新橋の沖縄料理店に始まる。その夜、歌手の田端義夫が飲んでいた。 戦前に「別れ船」、終戦後は「かえり船」などのマドロス歌謡で知られた田端だが、昭和30年ごろからはヒット曲に恵まれず、数千を数えた後援会員はわずか8人に減っていた。 くすぶる田端を前に、5人組の少女が歌いだした。「赤い蘇鉄(そてつ)の実も熟(う)れるころ…」 「これだ。こういう歌を俺は探していたんだ」。戦前から奄美で歌い継がれる「島育ち」だった。田端はさっそく所属のテイチクに持ち込んだが、幹部は「これは売れない」と口をそろえた。反対を強引に押し切っての録音は自身のギターと太鼓のみという最小編成だったが、レコードは売れた。あれよと40万枚を超え、自ら出演した同名映画も封切られた。 「奇跡の復活」と書かれたが田端は後年の紙の取材に「それは違う。言うなら執念のヒット。この歌でもう一度勝負しようと、命懸けで歌った

    「島育ち」の今昔物語 日曜に書く 論説委員・別府育郎
  • カスハラ防ぐ動き活発化 条例制定目指す東京都、国も対策強化も「線引き」に課題

    小売業やサービス業の従業員らで組織する労働組合、UAゼンセンの啓発動画「悪質クレームを、許さない」の一場面。店員に土下座を要求する顧客(ユーチューブより)客から従業員への暴言や不当な要求などの迷惑行為「カスタマーハラスメント」(カスハラ)を防ごうという動きが高まっている。東京都は全国の自治体に先駆け防止条例案を今秋にも議会に提出する方針で、国や企業も対策に乗り出す構えをみせるが、正当なクレームとの線引きが難しい面もあり、実効性の担保が課題となる。 昨年9月の都議会定例会の代表質問で、小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファーストの会や立憲民主党の会派が条例制定を求めた。同年10月には有識者による検討部会が設置され、今年2月の都議会の施政方針演説で、小池氏が条例化の検討を表明した。 都は5月22日、都内の経営者団体や労働者団体などに対し、カスハラ防止を巡る基的な考え方を提示。都産業労働局は

    カスハラ防ぐ動き活発化 条例制定目指す東京都、国も対策強化も「線引き」に課題
  • 連敗の自民、反転攻勢へ現地入り控える「ステルス戦」展開 沖縄県議選 

    沖縄県議選が告示され、候補者の第一声を聞く人たち=7日、沖縄県名護市7日に告示された沖縄県議選(16日投開票)の行方を自民党が注視している。派閥パーティー収入不記載事件で逆風が吹く中、自民は4月の衆院3補欠選挙や5月の静岡県知事選などで公認または推薦した候補者が相次いで敗れ、悪い流れを断ち切りたいためだ。政治資金規正法改正案の衆院通過後初の注目選挙でもあり、自民は党幹部の沖縄入りを控える「ステルス作戦」で連敗をい止め、党勢の立て直しにつなげたい考えだ。 「沖縄が抱えているさまざまな課題を解決していく。(知事選が行われる)2年後に県政を奪還する。今回の県議選は絶対に負けられない」 5月28日、自民の茂木敏充幹事長は党部で行われた沖縄物産展の開会式でこう訴え、県議選へ注力する考えを示した。岸田文雄首相(党総裁)も会場に姿を見せ、かりゆしウエアやソーキそばを購入した。

    連敗の自民、反転攻勢へ現地入り控える「ステルス戦」展開 沖縄県議選 
  • 正念場を迎える台湾海峡 弁護士・高井康行 疾風勁草(11)

    就任式典で演説する台湾の頼清徳総統=5月20日、台北の総統府前(共同)台湾民衆を「国民」と呼んだ頼総統5月20日、頼清徳氏が台湾の総統に就任した。 頼総統は「民主、平和、繁栄の新台湾を築く」と題するその就任演説で、中華民国台湾は1996年5月20日に初めて民選の総統が就任したことをもって、台湾が主権独立国家であり、主権は民にあるというメッセージを国際社会に伝えたと明言した。

    正念場を迎える台湾海峡 弁護士・高井康行 疾風勁草(11)
  • 「無礼」の時代 「高齢者は集団自決でも」という先生へ シンガー・ソングライター さだまさし

    さだまさし氏「高齢者は老害になる前に集団自決、集団切腹でもしたらどうか」と言い放った若い先生がある。 若者にとっては老害が一番迷惑だという主張は一理あるようでもこれは言い過ぎ。口が滑ったのだと信じたいが、老人にとって若い無知の『若害』は大層迷惑なもの。どうぞあなたが教えているらしいアメリカの大学でも同じ発言をしてご覧(らん)なさい。それから、あなたが高齢者になったら率先して是非(ぜひ)そうなさい、と申し上げておく。 無礼な言葉だが、この手の人の無礼は治るまい。頭の良(よ)い人が陥る「自分は正しい」という幼い罠(わな)に嵌(は)まったようだ。自信満々の時は自分の言葉が誰かを傷つけているかもしれないという慮(おもんぱか)りを失う。正しい意見に傷つく方が悪いということか。だが老人から見たらこの種の発言は教養のない莫迦(ばか)に見える。ここで言う教養とは知識を上手に応用する心の力量のことだ。当然乍

    「無礼」の時代 「高齢者は集団自決でも」という先生へ シンガー・ソングライター さだまさし
  • <正論>中露の挑戦に日韓改善を進めよ  防衛大学校教授・神谷万丈

    防衛大学校教授の神谷万丈氏この半月余りの東アジアでの国際政治の展開は、日にとって中露の戦略的挑戦がいかに深刻かをあらためて浮き彫りにした。同時にそれは、韓国との関係改善という政府の方針が適切だったことを認識させる機会ともなった。 「ルール」拒絶する中露5月27日にソウルで4年半ぶりに開かれた日中韓首脳会談では、3国は経済面での未来志向の協力推進で一致した。だが看過できないのは、北朝鮮の核問題に対する連携が打ち出せなかったことだ。これまでも、日中韓のこの問題に対する姿勢にはかなりの違いがあった。それでも前回2019年12月の共同宣言は、「我々は、朝鮮半島の完全な非核化にコミットしている」とうたっていた。ところが今回は、「我々は、地域の平和と安定、朝鮮半島の非核化及び拉致問題についてそれぞれ立場を強調した」と述べただけだ。

    <正論>中露の挑戦に日韓改善を進めよ  防衛大学校教授・神谷万丈