中国ラオス鉄道の「瀾滄江(らんそうこう)号」。ラオス国旗の赤、青、白を基調とした外装が施されている=8月、ラオス・ボーテン駅(三塚聖平撮影)中国南部の雲南省昆明とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ「中国ラオス鉄道」が開通してから来月で2年となる。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」によって建設されたもので、総距離1035キロを約9時間半で結んでいる。今夏に中国ラオス鉄道を使って昆明からビエンチャンに入った。そこで感じたのは、駅も車両も「中国式」で貫かれていたことだった。 ■昆明-ビエンチャンで1万8千円中国ラオス鉄道は、2021年12月に開通した。当初は、中国の「ゼロコロナ」政策の影響により両国国境で乗り換える必要があったが、今年4月からは旅客の直通運行が始まった。