「大阪・関西万博 開幕1年前イベント」 公式ユニホーム発表。お披露目されたユニホームを着るモデルとミャクミャク=13日午後、東京都港区(安元雄太撮影) 2025年大阪・関西万博開幕まで1年を切った。会場予定地で建設中の大屋根(リング)は8割方組み上がり、各施設やパビリオンの建設工事も本格化している。 だが機運の高まりは十分とは言い難い。 会場建設費をめぐっては建設資材の高騰などで2度上振れし、当初の1・9倍の2350億円に膨張した。費用がさらに拡大する懸念や、海外パビリオンの準備の遅れなどは、盛り上がりを欠く要因にもなっている。 万博は国家事業である。政府は責任をもって着実に進めるとともに、魅力や意義を国民にもっと発信することが必要だ。 経済産業省が会場建設費のさらなる増加を防ぐため、第三者委員会を設置し、万博費用の点検などを行っているのはよいが、税金を投入している以上、費用に対する不安の