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産経新聞とインドに関するkanoetatsuのブックマーク (74)

  • <主張>インド与党勝利 国際秩序の擁護者となれ 社説

    インドで下院総選挙の開票が行われた。モディ首相率いるインド人民党は前回より議席を大きく減らし単独過半数を割ったが、与党連合は勝利した。 モディ氏は初代首相ネール以来となる連続3期目に入る。内政では経済格差の問題や少数派のイスラム教徒らとの融和に尽力する必要があろう。 新たな外交安全保障政策も展開すべき時にきている。 モディ政権下でインドは経済成長を遂げ、数年内に国内総生産(GDP)は世界第3位になる見通しだ。人口は中国を抜き世界一となった。核拡散防止条約(NPT)体制外ではあるが核保有国でもある。 インドは独立以来、非同盟中立を掲げ、今も世界の主要国に対し全方位外交を展開している。理念よりも実利を重視するしたたかさが目立つ。 だが、名実ともに世界の大国となったインドには、これまでの外交を改めてほしい。 モディ氏は開票後、「世界最大の民主主義の勝利だ」と語った。そう自負するなら、「世界最大の

    <主張>インド与党勝利 国際秩序の擁護者となれ 社説
  • 中国の墨脱ダム インドへの大河 北京に分水か ソロモンの頭巾 長辻象平 

    中国が超巨大出力の水力発電施設を造ろうとしているという。世界最大の発電能力を持つ三峡ダムの2~3倍に迫る怪物ダムだ。 ヒマラヤ山脈の北側を源流として中国、インド、バングラデシュを流下する国際河川を利用する。 建設地点はインドの北側の山岳地帯。秘境での難工事に挑む中国は、脱炭素電源の開発を理由に掲げるが、別の大計画の構想も抱いているらしい。 アジアの水覇権この国際河川の中国名はヤルツァンポ川。中国のチベット自治区が源流でヒマラヤ山脈の北麓を東流した後、南下し、さらに向きを変えてガンジス川と合流してベンガル湾に注ぐ。 その間にインド東端部とバングラデシュを通過する全長2880キロの大河は、インドでブラマプトラ川と呼ばれている。 中国が計画する天空の発電施設名は「墨脱( メトク )ダム」。大和大学社会学部の天野健作教授の新著『アジアの水覇権』(博論社)に詳細が紹介されている。

    中国の墨脱ダム インドへの大河 北京に分水か ソロモンの頭巾 長辻象平 
  • インド「世俗主義後退」の行方 モスク跡にヒンズー教の「聖地」 森浩

    インド・アヨディヤで開かれたヒンズー教寺院の落成式に参加した人たち=22日(AP=共同)「ヒンズー教徒だけがインド人、という不寛容な雰囲気が広がりつつある」。2019年、インド国内で勃興するヒンズー教至上主義を取材した際、イスラム教徒の男性がこんな言葉を残した。男性は購入した牛を連れて道を歩いていただけで、ヒンズー教徒の一団に襲撃されて重傷を負った。ヒンズー教は牛を神聖視しており、イスラム教徒が購入したことが怒りを買ったとみられている。 インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤで、モスク(イスラム教礼拝所)の跡地にヒンズー教寺院が建立されことで、男性の言葉を改めて思い出した。落成式典にはモディ首相のほか与党、インド人民党(BJP)幹部が参加し、寺院の建立を祝った。独立インド初代首相ネールが志向した政治と宗教を切り離し、宗教的多様性を尊重する「世俗主義国家」からは遠い景色だといえる。 モスク

    インド「世俗主義後退」の行方 モスク跡にヒンズー教の「聖地」 森浩
  • 「インド軍出て行け」 モルディブ、中国接近へ急旋回 3月までの撤収要求

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  • 横須賀港にインド艦船、日本との安保協力は新ステージ 共通の最大脅威は中国 岩田智雄

    横須賀港に停泊するインドの対潜コルベット艦「カドマット」で、艦長らとともに記者会見するシビ・ジョージ駐日インド大使=2023年12月3日(岩田智雄撮影)インド海軍の対潜コルベット艦「カドマット」が2023年12月、神奈川県の横須賀港に入り、インドの海軍記念日を祝う式典が艦上で行われた。海軍記念日は1971年に第3次インド、パキスタン戦争でインド海軍がパキスタン海軍に大きな打撃を与えたことを記念するものだが、インドは今や国力でパキスタンに差をつけている。最大の脅威は日と同様に中国であり、軍事的圧力を強める中国への警戒心が読み取れる。日とインドの安全保障上の協力は、重要性を増している。 インド太平洋の航行の安全をカドマットは「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、沖縄周辺で海上自衛隊と洋上補給などの共同訓練を実施した後、2日に横須賀港に入った。

    横須賀港にインド艦船、日本との安保協力は新ステージ 共通の最大脅威は中国 岩田智雄
  • 【宮家邦彦のWorld Watch】報道されない日本の挑戦…ある企業のインド進出

    システムコンサルタントのインド開発センター(同社現地法人System Consultant Information India提供)昨今の国際報道はガザでの人道的「戦闘休止」ばかり。だが、北アフリカのスーダン西部ダルフールでは「民族的背景を理由に何千人もの子供たちが意図的に迫害・殺害される」パレスチナ以上に深刻な人道危機が今も続く。メディアの関心なんて意外に近視眼的である。 キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦氏そんな中、筆者は先週、中東でもアフリカでもなく、インドに出張した。先月に続くインド出張だが、今回は1週間で南部ベンガルールに夜中到着、現地を移動、タイのバンコクに早朝着、夜行便で帰国の途に就き、羽田早朝着という殺人的日程であった。 ベンガルールと聞いてピンとくる向きは相当なインド通だ。標高約1000メートルだが、気候は温暖。人口は1千万人を超え、今やIT、宇宙、バイオ、防

    【宮家邦彦のWorld Watch】報道されない日本の挑戦…ある企業のインド進出
  • 【アジア見聞録】「インド第一」から「インドは出ていけ」に モルディブに親中政権誕生の衝撃

    11月17日、インド洋の島嶼国モルディブの首都マレで行われた就任式でスピーチするムイズ新大統領(ロイター)インド洋の島嶼(とうしょ)国モルディブで11月17日に誕生したムイズ新大統領が「反印親中」姿勢を打ち出している。選挙戦で「インディア・アウト(インドは出ていけ)」というスローガンを掲げ、国内に駐留するインド軍の撤収を要求した上で、中国との関係強化を訴えた。中東とアジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝であるモルディブ。関係悪化が続く印中の新たな対立の舞台となりそうだ。 中国との連携は「生活苦改善」に「モルディブにはいかなる外国軍も駐留しない」。ムイズ大統領は17日の就任式でこう訴えた。インドを名指しこそしなかったが、インドがモルディブに救急救命名目で駐留させている70人規模の兵士を意識した発言であることは明白だ。

    【アジア見聞録】「インド第一」から「インドは出ていけ」に モルディブに親中政権誕生の衝撃
  • 【世界の論点】ガザ紛争に怒る途上国

    ニューデリーで、パレスチナを支持するデモの参加者たち=10月27日(ロイター)パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘は、米欧主要国とグローバルサウス(GS)と呼ばれる途上国・新興国の間の溝を深めた。米欧はハマスのテロを非難し、イスラエルの自衛権を支持するが、GSでは「パレスチナ支持」の世論が強く、世界的物価高への懸念も広がる。フランスではGSの米欧不信が加速するという警戒感が浮上。インドでは、イスラエル支持を打ち出したモディ政権に是非論があがった。 ◇ フランス 怒りの根底に反植民地主義

    【世界の論点】ガザ紛争に怒る途上国
  • 【Zoomアジア】イスラエルとの連帯表明したインドのモディ首相 前例踏襲せず 「西のクアッド」中東安定に期待

    パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの紛争で、インドのモディ首相がいち早くイスラエルへの支持を表明したことが注目されている。岸田文雄首相が先進7カ国(G7)首脳の中で唯一、ハマスのテロに対してイスラエルの自衛権を支持する共同声明に名を連ねなかったこととは対照的だ。 欧米声明に通じる投稿ハマスの攻撃が始まったのは10月7日。モディ氏は翌8日、X(旧ツイッター)に「イスラエルでテロ攻撃があったとのニュースに深くショックを受けている。われわれの思いと祈りは無実の犠牲者とその家族と共にある」とした上で、「この困難なときに、イスラエルと連帯する」と投稿した。イスラエルに寄り添う意志を表明した点は、日を除く欧米G7首脳の共同声明に通じるところがある。 複数のメディアは、モディ氏の投稿を驚きをもって伝えている。それは、イスラエルとの連帯が「過去からの大きな転換」(米外交誌デ

    【Zoomアジア】イスラエルとの連帯表明したインドのモディ首相 前例踏襲せず 「西のクアッド」中東安定に期待
  • 【主張】アジア大会 中国の専横は許されない

    中国の浙江省杭州で開催中のアジア大会にインドの武術選手が出場できず、インド政府が抗議し、閣僚の訪中を見送った。 該当の女子選手はインド北東部アルナチャルプラデシュ州の出身で、中国入国に必要な書類を入手することができなかった。 中国は同州を含む地域を蔵南(南チベット)と呼び、領有権を主張しているためだ。 アジア大会を主催するアジア・オリンピック評議会(OCA)はその根原則に「国際オリンピック委員会(IOC)のオリンピック憲章に定められた原則を適用し、堅持する」と明記している。 五輪憲章は「人種、宗教、政治、性別、その他に基づく、国もしくは個人に対する差別は、いかなる形でも五輪運動への帰属とは相いれない」と定めており、今回の中国側の専横は憲章違反に他ならない。 開会式には、IOCのバッハ会長やOCA幹部も臨席していた。この問題を看過することは許されず、厳しく中国政府を指導すべきである。 習近

    【主張】アジア大会 中国の専横は許されない
  • 【一筆多論】インド独立に日本との絆 岡部伸

    主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の議長として成果文書をまとめ、国際社会に少なからぬ存在感を示したのがインドのモディ首相だった。 国境紛争を抱える中国の脅威に対抗し、米国とは安全保障協力を深めている。非暴力主義のガンジーとは一線を画すリーダーだ。 モディ氏が模範にしているのが、英国の植民地だったインドの独立を目指して闘ったネタジ・S・チャンドラ・ボースである。 ボースは1943年、日の支援で自由インド仮政府を樹立した。ボース指揮下のインド国民軍(INA)は44年、インド北東部解放を目指した日軍のインパール作戦に加わった。 日の敗戦後はソ連で反英闘争を継続しようと計画したが、45年8月18日、台湾の台北で搭乗機が離陸に失敗し、非業の死を遂げた。遺骨は東京に運ばれ、杉並区にある蓮光寺に安置されている。 英国は戦後の45年11月、軍事法廷でINA将校を英国王に対する反逆の罪に問い

    【一筆多論】インド独立に日本との絆 岡部伸
  • 【アジアの視線】「主演、監督、脚本」はモディ印首相 G20サミットをフル活用 森浩

    インド・ニューデリーでは20カ国・地域首脳会議(G20サミット)開催を受け、いたるところにモディ首相の写真つき看板が設置された(森浩撮影)「モディ首相が誘致したんだろ。誇らしい気分だ」。10日に閉幕した20カ国・地域首脳会議(G20サミット)開催期間中、インドの首都ニューデリーに住む会社員、ハシミさん(40)はこう話した。 「誘致した」とはサミットのことだ。サミットはG20参加国が持ち回りで担当することから、誘致という言葉はやや違和感があるが、インドでの認識の一端が垣間見えた気がした。 インド政府が、今回のサミットについて、モディ氏が成し遂げた〝偉大な成果〟という物語に仕立て上げていることと関連しているだろう。外形的事実としては国際会議の議長国を務めただけだが、8月の探査船の月面着陸成功と同様、国威発揚と政権浮揚の場としてフル活用している。

    【アジアの視線】「主演、監督、脚本」はモディ印首相 G20サミットをフル活用 森浩
  • インドの国名「バーラト」に変更? G20夕食会招待状が波紋

    インド国旗(ロイター)【ニューデリー=森浩】20カ国・地域首脳会議(G20サミット)議長国インドが、近く国名変更に踏み切るとの憶測が流れている。9~10日に開かれるサミットの夕会招待状で国名が「インド」ではなく、ヒンディー語で同国を示す「バーラト」と記載されていたためだ。モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)が掲げるヒンズー至上主義を反映した動きで、国内では反対意見も上がっている。 印メディアなどによると、招待状には、同国のムルムー大統領が「プレジデント・オブ・バーラト」と表記されていた。バーラトとは古代インドの有力部族の名にちなむ。インド憲法では、インドとバーラトの双方を国名として認めているが、ヒンディー語を用いる際は自国をバーラトと記し、英語の場合はインドと表現するのが一般的だ。 BJPは地名を英植民地時代の表記から、ヒンディー語などに変更する取り組みを進めており、国名変更もその

    インドの国名「バーラト」に変更? G20夕食会招待状が波紋
  • 【正論】BRICS拡大が意味すること 東京外国語大学教授・篠田英朗

    篠田英朗氏BRICSが拡大する。ブラジル(B)、ロシア(R)、インド(I)、中国(C)、南アフリカ(S)の5カ国からなるBRICSに、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプト、エチオピア、アルゼンチンの6カ国が来年1月に加わる。数の倍増以上に注目すべきなのは、拡大の仕方だ。 中露など各国の思惑2001年に世界経済を牽引(けんいん)する4つの地域の新興経済国としてブラジル、ロシア、インド、中国が注目された。09年にこの4カ国が初めて首脳会議を開いた後、11年にアフリカから南アが加わりBRICSとなった。したがってもともとはBRICSとは、異なる地域の経済を牽引するそれぞれの地域の代表的な新興経済国を示す概念であった。今回の拡大はこのもともとの意味を大きく変える。複数国がBRICSに参加する地域が生まれるためである。

    【正論】BRICS拡大が意味すること 東京外国語大学教授・篠田英朗
  • 【マーライオンの目】宇宙大国の交代

    かつて米ソが覇を競った宇宙開発競争だが、いまだに月への挑戦は国威発揚の場であり続けている。インドが23日に探査機の月面軟着陸を成功させ、インド国内は沸きに沸いた。「今世紀に入って最大の国家的成功だ」とインド人の友人は興奮交じりに語った。 国内では探査機降下の様子を伝えるオンライン中継を1千万人以上が同時視聴。着陸の瞬間には各地で爆竹が鳴り響いた。探査車の車輪にはインドの国章が刻印されており、走行後の轍(わだち)には国章が現れる。文字通りインドが月面に〝消えない足跡〟を残した形で、盛り上がりに一役買った。 何より直前にロシアが月面着陸に失敗したことが象徴的だ。印紙インディアン・エクスプレス(電子版)は「インドは台頭する大国で、ロシアは衰退する大国という国際的な認識を強めた」とまで言及した。今回の着陸成功でインド全体が「次代の宇宙大国」との思いを強くしているようだ。 ただ、個人的に最も興味深か

    【マーライオンの目】宇宙大国の交代
  • 【緯度経度】日印の「戦後」いまだ終わらず 藤本欣也

    法要が営まれた18日、蓮光寺境内のボースの胸像は花で彩られた=東京都杉並区あるインド人の79回法要が18日、東京都杉並区の蓮光寺で営まれた。日の終戦直後に亡くなったチャンドラ・ボース。インド独立運動の指導者である。 マハトマ・ガンジーの反英独立運動に参加したが、非暴力・不服従路線をとるガンジーやジャワハルラル・ネールとたもとを分かち、武装闘争を志した。1943年、東条英機政権の支援を受けて自由インド仮政府を樹立。日の敗戦後はソ連で反英闘争の継続を計画したものの、45年8月18日、台湾で搭乗機が墜落し非業の死を遂げた。 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに一般にも開放されて行われた法要には、約60人が参列した。4分の1ほどがインド人だった。

    【緯度経度】日印の「戦後」いまだ終わらず 藤本欣也
  • 【Zoomアジア】激化する人材獲得競争 インドに介護を頼れるか

    人手不足の日は、介護や建設などの「特定技能」を持つ人材をこれまでベトナムなど東南アジア諸国や中国に頼ってきた。しかし、世界の人材獲得競争は激しさを増しており、人材の供給元を南アジアの人口大国インドに求めるための会議が今月4日、東京都内のインド大使館で行われた。日側参加者からは、「ぜひインドから働き手を」と訴える声が相次いだが、仕事の現場からはさまざまな課題が指摘され、人材確保には両国の工夫と努力が必要であることをうかがわせた。 インド大使館で行われた「インド・日技能連結会議」には、両国政府などから多数の関係者が参加した。シビ・ジョージ印大使は、両国が自由で開かれたインド太平洋を尊重し、台頭する中国に対抗する日米豪印の枠組み「クアッド」を形成する密接な関係にあることを強調した上で、「インドの人口の65%以上は若者だ」と述べ、技能のあるインド人を日で活用するよう訴えた。また、大使館内に

    【Zoomアジア】激化する人材獲得競争 インドに介護を頼れるか
  • 【Zoomアジア】10年目のモディ印政権 外交成果の例外は中国

    6月22日、米ワシントンのホワイトハウスで、記者会見に臨むインドのモディ首相(ロイター)「世界最大の民主主義国家」を自任するインドのモディ政権は今年、発足から10年目に入った。ウクライナを侵略するロシアへの批判を避ける一方で、インドや台湾への軍事的圧力を強める中国を厳しく非難している。自由と民主主義の価値観を重んじる姿勢よりも実利重視の立場を明確にし、対中、対露外交を峻別している。モディ外交の9年間を外交の要であるジャイシャンカル外相が行った総括を読み解きながら考えてみた。 7月13日、ジャカルタで行われたASEAN外相会議の関連会議に出席したジャイシャンカル印外相(左)。ラブロフ露外相と握手を交わした(露政府提供=ロイター)ジャイシャンカル氏は外交官として、日駐在や駐中国大使、駐米大使などを歴任し、2014年5月のモディ政権発足の翌年に外務省事務方トップの外務次官に上り詰めた人物だ。第

    【Zoomアジア】10年目のモディ印政権 外交成果の例外は中国
  • 【パナ、インドに挑む㊦】「日本式ものづくり」で品質向上

    パナソニックホールディングスが運営する技能訓練校「アンカースキルスクール」の授業風景=インド・ウッタラカンド州(桑島浩任撮影)インドを消費地としてだけでなく、一大輸出拠点として育て上げるためには、インドで生産する製品の品質向上が欠かせない。カギは、レベルの高い「日式ものづくり」のノウハウを根付かせられるかだ。 成功例として手にされるのが、1983年に進出した自動車メーカーのスズキ。低価格な小型車を展開し、90年代には60%以上のシェアを獲得した。今は50%を割り込んでいるが、なおトップシェアを誇る。 83年から同社の主力工場である湖西工場(静岡県湖西市)で、インドの現地社員を受け入れて最長2年に及ぶ研修を実施。マニュアルを重視し品質のばらつきをなくすなど、きめ細やかな日式の生産技術、品質管理を徹底して指導してきた。

    【パナ、インドに挑む㊦】「日本式ものづくり」で品質向上
  • 【パナ、インドに挑む㊤】生産自動化率95% 最新技術で人口大国を開拓

    ずらりと並ぶ工業機械の数々。せわしなく動いては成形したパーツを青いケースに吐き出し、一定以上たまると自動運転の配送ロボットが回収していく。広々としたフロアには、ほとんど人の姿がない-。 今月6日、インド南部アンドラプラデシュ州のスリシティ工業団地にあるパナソニックホールディングス(HD)の工場内の光景だ。配線器具を生産する同工場が操業を始めたのは昨年4月。自動化率95%以上という最新鋭の省人化の取り組みが行われている。

    【パナ、インドに挑む㊤】生産自動化率95% 最新技術で人口大国を開拓