死去を悼み、ロンドンの通りに掲げられたエリザベス女王の旗 =10日(ゲッティ=共同)英国歴代君主として最長の在位70年7カ月に及んだエリザベス女王が8日、96歳で死去した。女王の死には世界各国から悼む声があがり、英国とは「特別な関係」にある米国のメディアでも、女王に好意的な追悼記事が大半を占めた。ただ、歴史的な経緯から一部では痛烈な批判記事もみられた。また、英連邦諸国では女王死去による求心力の喪失が指摘され、オーストラリアなどでは早くも、共和制への移行論議が再び頭をもたげている。 ≪ポイント≫ ・女王は米英の特別な関係を象徴する存在