尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域を中国海警局の船が徘徊(はいかい)し続けている。5月27日で158日間となり、連続日数で過去最長を更新した。6月1日も4隻が確認され163日連続となった。 だが、尖閣諸島は日本固有の領土である。中国は1970年代以降、領有権を唱えてきたが一分の理もない。53年1月8日付の中国共産党機関紙「人民日報」を読んでみたらどうか。同紙は、日本の琉球諸島を構成する中に尖閣諸島を挙げている。盗人猛々(たけだけ)しい中国の海警船は直ちに去るべきである。 令和3年2~7月には尖閣海域で157日連続で海警船の徘徊があった。昨年1年間の出没日数は過去最多の通算352日に上った。ほぼ毎日である。うち領海侵入は42日だった。 海警船の塗装は海上保安庁の巡視船に似ている。だが、法執行機関の海保とは異なり、海警局は中国中央軍事委員会傘下の「第2海軍」である。漁船に偽装した海上民兵などと