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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (25)

  • 演劇評論家は嫌われる? - jun-jun1965の日記

    歌舞伎評論家・研究者の渡辺保のウィキペディアには「「田舎の人は演劇より北島三郎のほうが好きなんですよ」と差別発言をしたことがある」と書いてあった。今では「差別」は削除されている。 大学で演劇を研究して、こんなものは売れないと覚悟している人はいいのだが、一般向けに演劇のを出したりして、その売れなさに愕然としたりすると、日人は演劇に足を運ばない、関心がないという怒りにとらえられ、みなもっと演劇に行け、と発言して、一般庶民から嫌われることがある。 映画ができ、さらにテレビができて、廉価に演劇の類似物は楽しめるようになったのだから、一般庶民が高い演劇なんか行くわけないし、そんな常設劇場があるのは東京や大阪などの都市部だけである。それを、大学の先生をしたり評論家をしたりして、時には招待券なんかもらって演劇に行っている者から「演劇に行け」と言われたらまあムッとするわな。 もちろん彼らは、生身の演劇

    演劇評論家は嫌われる? - jun-jun1965の日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2021/09/28
    なんか酔っ払ってるみたいな文章だな
  • なぜ美少年趣味につきあわなければいけないのか - jun-jun1965の日記

    佐藤亜紀の「天使」という、藝術選奨新人賞を受賞した長編小説は、第一次大戦を背景に、超能力を持つ少年を描いた作品だが、半ばまで読んでも面白くないので、文春文庫版の豊崎由美の解説を読んでみた。するとこれは、美少年が貴族的美青年へ成長していくのを舌なめずりしながら読むという美少年趣味小説であるということが分かり、まあそれなら私が読んでも面白くないのは当然だなと思った。 だが不思議なのは、豊崎がそのように解説しながら、なぜ世間の文藝評論家はこの才能を理解しないのかと獅子吼していることで、今もやっているようだが、なんで美少年小説を文藝評論家が評価するいわれがあろうか。 なるほど佐藤は『小説のストラテジー』を読めばヨーロッパ文化に造詣が深いのは分かるし、文章も巧みに書けている。もっとも私は他の作家でも、こういう技巧的な文章は評価しないのだが。 私が大学に入ったのは1982年で、豊崎も佐藤もだいたい同

    なぜ美少年趣味につきあわなければいけないのか - jun-jun1965の日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2020/10/21
    いろいろ思うところはあれど、こう聞かれたら「別につきあいたくなければつきあわなければええやん」で終わっちゃう話だよなー
  • 「シン・ゴジラ」(庵野秀明)2017年8月 - jun-jun1965の日記

    「シン・ゴジラ」については、やたらいろいろな人が語っている。私のよ うに、怪獣映画は全部観てきたというような人間からすると「ニワカがあれ これ言いやがって」というのが音なのだが、空気を読んでみなそういうこ とは言わずにいる。 この映画では、六十二年の歴史をもつゴジラが、初めて人々の前に姿を現 したことになっている。この世界にはゴジラ映画は存在しないのだ、とも言 われるが、それも八四年のリメイクの時もそうだったから二度もゴジラはリ セットされたことになる。九三年の『ガメラ大怪獣空中決戦』でもガメラが リセットされている。 八四年に『ゴジラ』が復活し、『ゴジラ対ビオランテ』以後再度シリーズ 化されたあと、製作者や評論家はみな何かにとり憑かれたように、ゴジラは 来人類の敵なのだ、怖かったのだと言い続けた。当初そうだったゴジラは 、六四年の『三大怪獣地球最大の決戦』で、ラドンと喧嘩している時に

    「シン・ゴジラ」(庵野秀明)2017年8月 - jun-jun1965の日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2020/06/14
    “八四年のリメイクの時もそうだった” 84年ゴジラは第2作以降をなかったことにしてるんじゃなかったでしたっけ?(ゴジラが30年ぶりに現れた、という設定)
  • 大江健三郎と蓮實重彦と金井美恵子 - jun-jun1965の日記

    講談社から刊行が始まる『大江健三郎全小説』を記念して、『群像』で蓮實重彦と筒井康隆が対談したようだが、大江は『大江健三郎論』以来蓮實を嫌っているようで、大江と柄谷は対談しているが蓮實とはしていないのだから妙なものだ。いっぽう蓮實を今なお崇敬しているように見える糸圭秀実は筒井の宿敵である。 『表層批評宣言』であったか、大江が雑誌を見ていて蓮實の名を見つけるとゴミ箱へ放り込むという文章を見た蓮實が、その放り込む動作が描く放物線の美しさをなどと人をった文章で書いていて、私は若いころどこかでこれのまねをしたことがあるような気がするのだが、それは提出したレポートだったかもしれない。 ところが金井美恵子の『カストロの尻』の最後のほうに、藤枝静男について書いた随筆があってその注(298p)に、藤枝が中村光夫に浜松で講演を頼んだら土地の文学青年が中村に愚劣な文学論を話しかけ続け、タクシーにまで乗り込み、

    大江健三郎と蓮實重彦と金井美恵子 - jun-jun1965の日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2018/09/08
    なんつーか、この辺の面々ももうミイラみたいな雰囲気だなー(酷い)
  • 高橋昌一郎と左巻健男 - jun-jun1965の日記

    http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20160914 先ごろツイッターで、高橋昌一郎が『理科の探検』とかいう季刊雑誌に書いた文章を引いて私をバカにしたものが出ていて、その『理科の探検』のアカウントらしいものがそれをRTして「小谷野敦氏のレベル」とだけ書いた。 調べると、この『理科の探検』(rika tan)というのは、法政大教授の左巻健男という人が編集長である。図書館では新刊だからまだ中央から回ってこないし、駅前の屋にもない。そこでSAMA企画という方南町にある事務所らしいところへ電話をしたら、息子の左巻光晴という人が出た。だが、ツイッターアカウントのことは知らないと言う。この息子は41歳だというが、何をしている人なのかと不思議に思ったが、夜になれば左巻が帰ってくるのかと訊いたら、それはないと言う。そこで法政大のほうを調べると、学部から「教科教育センター」

    高橋昌一郎と左巻健男 - jun-jun1965の日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2017/03/06
    なんかとっちらかってんなー。事情に明るければわかるのかな。