ロシア・イワノボにあるジョージ・オーウェル図書館で書籍に手を伸ばす司書のアレクサンドラ・カラショーワ氏(左、2023年10月20日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA / AFP 【1月28日 AFP】ジョージ・オーウェル(George Orwell)、ウラジーミル・ソローキン(Vladimir Sorokin)、フョードル・ドストエフスキー(Fyodor Dostoevsky)──。司書が、ロシアの暗い時代に光を放つ手助けになると考える作品を棚から数冊選び出した。 ここは、首都モスクワから車で5時間の距離にある工業都市イワノボ(Ivanovo)に昨年オープンした「ジョージ・オーウェル図書館(George Orwell Library)」だ。プロパガンダと検閲の強化に対抗すべく設立された。 老朽化した建物の中にある簡素な図書館には、コンピューター1台と数百冊の本が置かれ、司