裏金問題に揺れる岸田政権の新たな火種となった、盛山正仁文部科学大臣(70)。 7日の国会で旧統一教会の友好団体から推薦状をもらい、選挙支援を受けていたとされる疑惑について追及を受けました。 【画像】記憶ない→薄々思い出す 盛山文科相が旧統一教会文書サイン巡り答弁 野党の追及の様子も 記憶にないが一転…“うすうす”思い出してきた6日に質問された際は、「正直よく覚えていなかった」「はっきりした記憶はない」と答えていた盛山大臣。 しかし7日の国会では、立憲民主党の西村代表代行から示された、教団の友好団体から受け取った推薦状を手にする写真を見て、答弁に変化がみられました。 ――記憶は少しはよみがえってきたでしょうか? 盛山正仁文科相: 報道があるまでは正直覚えておりませんでした。しかしながら、今、西村議員からの写真を見て、こういうことがあったのかなというふうに“うすうす”思い出してきたということで
政治家や官僚の皆さんは、自分たちがマイナカード使わないのなら、国民にあーだこーだ言うのやめてくれないか マイナ保険証利用は100人中たった5人 病院に行って健康保険証でなくマイナンバーカードを出すと、昨年までは「すみません、機械がまだ来ないので受付けできません。保険証お持ちですか」と言われることがよくあったのだが、年が明けてようやくそんなこともなくなった。 (イメージ図) この記事の画像(8枚) マイナ保険証が根付いたのかなとも思ったのだが、一方でマイナ保険証を取得できない人、したくない人のため、保険証の代わりになる「資格証明書」を取得しやすくなった。 12月には普通の保険証が廃止され、形式的にはマイナ保険証のみになるのだが、実際にはマイナ保険証なしに保険医療を受けられる。これではマイナ保険証は普及しないのではないかと薄々思っていたのだ。 案の定、2月6日付けの朝日新聞に「マイナ保険証利用
盛山文部科学相は、いわゆる統一教会側と政策協定に当たる推薦確認書を交わしたのかを問われ「うすうす思い出してきた」「サインしたかもしれない」と述べました。事実上、確認書を交わしたことを認めた形です。一方、岸田首相は「現在は関係を有していない」と、続投させる考えを示しました。 これについて、政治部の平本典昭・官邸キャップが次の3つのテーマに沿って解説します。 ◇「うすうす」発言 許される? ◇更迭は? どうなる盛山文科相 ◇続投方針? 岸田首相の狙い 藤井貴彦キャスター 「まずは『うすうす思い出す』発言。これは国会でも、私たちの一般の会話でも、使わないですよね」 政治部 平本典昭・官邸キャップ 「7日の予算委員会は3日目でしたが、今国会で一番『えっ?』と思った発言でした。盛山さんとしては、正直な感想を話したのかもしれませんが、教団側との関係を繰り返し問われている中で『うすうす』思い出すというこ
立憲民主党は、7日の衆院予算委員会で自民党の「政治とカネ」を巡る問題に加え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点が新たに発覚した盛山正仁文部科学相への追及を強めた。盛山氏を巡っては朝日新聞が令和3年衆院選で旧統一教会側と事実上の「政策協定」に当たる推薦確認書に署名していたなどと報道。文科相は宗教法人を所管するだけに岸田文雄首相の任命責任も問われかねない。立民側の盛り上がりも想定されたが、山井和則氏がヤジや合いの手を入れる程度で委員会室が静寂になる場面も目立った。 【写真】盛山文科相「覚えてない」 旧統一教会側の推薦確認書への署名と報道も… ■質問者のリズム狂わす勢い 「大臣は旧統一教会の関連団体から選挙の応援を受けていたのではないか」 西村智奈美代表代行は7日の衆院予算委で立民のトップバッターとして臨むと、一番目の質問は盛山氏に照準を定め、こう切り込んだ。 後方の傍聴席から「とんで
いわゆる統一教会の関連団体から選挙支援を受けたとされる問題で、盛山文部科学相が7日、国会で写真を示され追及を受けました。「うすうす思い出してきた」と述べた盛山文科相。野党は更迭を求めています。 ◇ いわゆる統一教会の関連団体から、前回の衆院選で、選挙支援を受けていたと報じられた盛山文部科学相。 6日の会見では「選挙支援を依頼した事実はない」と説明した一方、“関連団体の集会で推薦状を受け取った”とする報道については… 盛山文科相(6日) 「今回のものに関しては正直よく覚えていなかった」 「覚えていない」と釈明しました。 しかし7日、野党側に、報道された写真を示され追及されると… 立憲民主党 西村代表代行 「写真をご覧になっても、まだ全く覚えていないというふうにおっしゃいますか。それとも記憶が少しはよみがえってきたでしょうか」 盛山文科相 「報道があるまでは正直覚えておりませんでした。しかしな
衆院予算委員会で立憲民主党の西村智奈美氏の質問に答える盛山正仁文部科学相=国会内で2024年2月7日午前10時14分、竹内幹撮影 盛山正仁文部科学相は7日の衆院予算委員会で、2021年衆院選の際に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「世界平和連合」との「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたとする報道について「サインをしていたかもしれない」と述べたうえで「軽率だった」と振り返った。立憲民主党の西村智奈美前幹事長への答弁。【加藤明子】 【図解】解散命令請求後はどうなる? 主なやり取りは以下の通り。 西村氏 現在、旧統一教会に対しては文部科学大臣が解散命令請求を行い、プロセスが今進んでいるところです。その盛山大臣が旧統一教会の関連団体から選挙の応援を受けていたのではないかということでありました。本当にとんでもないことで、これが事実であれば、総理の任命責任ということにもなってくると思
2024年1月29日、衆議院予算委員会にて。野党の厳しい追及を受けて、岸田文雄首相はちょっぴり不服そう。 photo by Yoshio Tsunoda/AFLO 堤伸輔が自民党の裏金問題を斬る!「岸田文雄どの口が言うシリーズ」がすぐにも作れそうな勢いだ。 自民党のパーティー券販売益キックバックに始まる「政治とカネ」問題、いや「カネ(のためにやってる)政治」問題を受けて、1月11日、岸田首相は政治刷新本部とやらを立ち上げ、こう言い放った。 「日本の民主主義を守るためには、自民党みずから変わらなければならない!」 あまりに呆れたので、その夜のBS-TBS『報道1930』で、私は言わずにいられなかった。「いったいどの口が言っているのか、と思わざるをえない話です」と。 この問題を東京地検に告発した神戸学院大学の上脇博之教授が「日本の民主主義を守るためにやりました」とおっしゃるなら、誰も文句を言わ
自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、渦中の人となっている西村康稔元経済産業大臣(61)。その行動が、波紋を呼んでいる。 1月23日、西村元大臣は地元である兵庫県明石市の明石駅前で午前6時半ごろからビラ配りを行ったことが報じられた。西村元大臣は市民に「お騒がせしました」と謝罪しながらビラを配り、そのビラには「裏金は一切ありません」とキックバック騒動について書かれているという。 しかし、このビラ配りで世論は納得するだろうかーー。自民党派閥の政治資金を巡る問題では、安倍派などの会計責任者や現職議員ら合計8人が立件された。西村元大臣は不起訴となったが、20日の会見では’22年までの5年間で100万円のキックバックを受けていたことを認めている。 「西村元大臣は会見で、政治資金収支報告書に記載していなかったことについて『長年の慣行だった』『問題が表面化するまで知らなかった』と釈明。また還
安倍派裏金事件を発端として、いま、「政治とカネ」の問題がかつてないほどに注目を集めている。政治家それぞれに政治資金の透明性が求められる中、復興大臣を務める土屋品子衆院議員の政治資金を調査したところ、不可思議な領収書が含まれていた。 【写真】里芋、メロンまでを政治資金で購入した証拠領収書を公開! *** あだ名は“なにもしな子” 土屋大臣は埼玉県春日部市などを地盤とする現在9期の衆院議員である。 土屋大臣の父は参議院議長や埼玉県知事を歴任した故・土屋義彦氏。その独裁的な県政は「土屋王国」とも称された。娘である土屋大臣は96年の衆院選に無所属で出馬し初当選。01年に自民党に入党した。その後は父親の後援会組織をフル稼働させ、当選を重ねてきた。 しかし、地元での評判は必ずしも芳しくない。 地元政界関係者に言わせると、 「古くからの自民党の支援者の中には土屋さんのことを“なにもしな子”というあだ名で
自民党派閥の裏金事件を受けて、自身が会長を務めた宏池会の解散を表明した岸田文雄総理には「党より政権の存続を優先した」という怨嗟の声が少なくない。 【写真を見る】「娘は人気インフルエンサー」 政治資金規正法違反容疑で逮捕された池田佳隆議員 一方で、逮捕者を出した最大派閥の安倍派幹部には「組織より自分の政治生命を優先した」との評が。“5人衆”の一人、萩生田光一前政調会長のことである。 「1月19日夜、党本部で安倍派の議員総会が行われ、全会一致で解散が決議されました。会はおよそ1時間半にわたって紛糾しました」 とは安倍派の中堅幹部。 「若手からは“早く解散すべきだ”との声や、幹部の責任を問う意見が飛び出した。西村康稔前経産相や松野博一前官房長官、世耕弘成前参院幹事長、そして高木毅前国対委員長の四人はうつむき加減で沈黙。お家存続の可否を仲間と議論する重要な場でしたが、萩生田さんの姿はありませんでし
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて解散を決めている安倍派(清和政策研究会)は1日、最後の議員総会を党本部で開いた。複数の出席議員から、幹部に政治責任を取るよう求める意見も出たが、塩谷立(しおのや・りゅう)座長は「歴史ある派閥を閉じなければならない。断腸の思いだ」などと述べるにとどめ、明確な回答を避けた。派閥に残る多額の資金の使い道についても、方向性は定まらなかった。(佐藤裕介) 総会では、派閥の解散手続きを進める「清算管理委員会」の設置を決めた。清算委は派閥に残った多額の資金の処理にも当たることになる。塩谷氏や松野博一前官房長官ら常任幹事会の15人が清算委の業務に当たる方針を確認。清算委の下に、外部有識者のほか、弁護士や公認会計士の資格を持つ議員による作業チームを設置する。 自民党安倍派の議員総会であいさつする塩谷立座長(奥左から2人目)。座長と並び着席しているのは左から世耕弘
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