【北京時事】中国外務省の陸慷報道局長は南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島で米艦が中国の人工島の12カイリに入ったことを受けて談話を発表、「中国の関係部門が法に基づき、米艦を監視し、追尾し、警告した」と対抗措置を取ったことを明らかにした。 その上で「米艦の行動は中国の主権、安全への脅威であり、地域の平和と安定を損なう」と批判し、「強烈な不満と断固たる反対」を訴えた。 陸局長は米艦が「中国政府の承諾なしに違法に中国の島や岩礁の近海に進入した」と主張。中国が埋め立てた岩礁で行う建設活動についても「主権の範囲内であり、特定の国家を標的にしておらず、航行・飛行の自由に影響を及ぼさない」と改めて正当性を強調した。一方で「航行の自由を名目に中国の主権と安全を損なうことには断固反対する」と米国の対応を強く非難した。 さらに「挑発をたくらむいかなる国家にも断固対応する。海空で厳密な監視を継続し、