宇都宮市の宇都宮城址公園で爆発が相次ぎ、巻き込まれた男性3人が重軽傷を負った事件で、焼死した元自衛官、栗原敏勝容疑者(72)が平成24年、配偶者暴力(DV)防止法に基づく接近禁止命令を受けていたことが24日、栃木県警への取材で分かった。遺書には家庭内の問題に関する悩みなどがつづられており、県警は自殺につながった経緯と動機を調べる。 県警は同日、殺人未遂容疑で、公園と栗原容疑者の自宅を現場検証した。爆発前の23日午前11時すぎに全焼した自宅の焼け跡から、家庭用の打ち上げ花火の残骸が複数見つかっていたことも判明した。 公園の現場からは複数のビー玉やひもでくくり付けられた筒2本が見つかったほか、爆発物のものとみられる金属片が半径数十メートルにわたり散らばっており、県警は不特定多数を殺傷する威力のある爆発物を自作し、自殺を図った可能性があるとみている。 県警によると、栗原容疑者は妻からドメスティッ