アニ @gorotaku やや飛躍した話になるけど、われわれ世代の文化の中には、「文豪」と呼ばれる人々のダメっぷりを楽しむ、みたいなやつあると思うんだけど、授業でちょっと触れようとすると全くその感覚が通じないことがある。「太宰治がそんな人だったなんてがっかりしました」みたいな感想が出てくる 2021-06-06 15:54:23
むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きい桃(もも)の木が一本あった。大きいとだけではいい足りないかも知れない。この桃の枝は雲の上にひろがり、この桃の根は大地(だいち)の底の黄泉(よみ)の国にさえ及んでいた。何でも天地開闢(かいびゃく)の頃(ころ)おい、伊弉諾(いざなぎ)の尊(みこと)は黄最津平阪(よもつひらさか)に八(やっ)つの雷(いかずち)を却(しりぞ)けるため、桃の実(み)を礫(つぶて)に打ったという、――その神代(かみよ)の桃の実はこの木の枝になっていたのである。 この木は世界の夜明以来、一万年に一度花を開き、一万年に一度実をつけていた。花は真紅(しんく)の衣蓋(きぬがさ)に黄金(おうごん)の流蘇(ふさ)を垂らしたようである。実は――実もまた大きいのはいうを待たない。が、それよりも不思議なのはその実は核(さね)のあるところに美しい赤児(あかご)を一人ずつ、おのずから孕(はら)
芥川龍之介は、田端の自宅で関東大震災に遭遇した。このときの経験を、芥川は「大正十二年九月一日の大震に際して」という文章にまとめており、これは全文をネット上でも読むことができる。[1] 工藤美代子『関東大震災「朝鮮人虐殺」の真実』(産経新聞出版 2009年)(以下、「真実」と呼ぶ)は、この芥川の文章を引用して、次のように書いた。(P.30-32) 「僕は善良なる市民である。しかし僕の所見によれば、菊池寛はこの資格に乏しい。戒厳令の布しかれた後、僕は巻煙草を喞くわへたまま、菊池と雑談を交換してゐた。尤もつとも雑談とは云ふものの、地震以外の話の出た訳ではない。その内に僕は大火の原因は○○○○○○○○さうだと云つた。すると菊池は眉を挙げながら、『嘘だよ、君』と一喝した。僕は勿論さう云はれて見れば、「ぢや嘘だらう』と云ふ外はなかった。しかし次手ついでにもう一度、何でも○○○○はボルシエヴイツキの手先
舞姫の主人公をボコボコにする小説が明治41年に書かれていたので1万文字くらいかけて紹介したいと思います。 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 冒険旅行ブーム 島村隼人、エリスに刺されそうになり豊太郎を殴ることを決心する 舞姫との差異 ハイカラを討伐しよう アフリカ人と帰国しよう 世界統一ブームがあった 豊太郎廃人となる 舞姫のために 追記 舞姫の主人公を殴れば解決するのでは? 森鴎外による舞姫っていう小説がある。舞姫の内容を知らない人のためにあらすじを書いておこう。 子供の頃からずっと勉強してた太田豊太郎は22歳になると国費でベルリンに留学、ところがヨーロッパの文化に触れ近代的自我に目覚めてすごい苦悩をする。色々あって豊太郎は踊り子のエリスと仲良くなるんだけど、ついでに無職になってしまう。親切な友達の紹介で職をゲットしたらエリスが妊娠、なんだかんだでロシアへ仕事に行くことになる。エリスは
教師として赴任して女学生を二人食ったリア充の権化の与謝野鉄幹。 二人目に食った女学生の友人、これが超肉食系女子だった。 柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君(与謝野晶子)訳 グダグダ言ってないで私を口説け!そして抱け!この草食系が! 今読み返しても、こんなに肉食系の詩は現代でも他にないかと思う。 かくして、肉食系男子であった鉄幹は、自分よりはるか超肉食系にして、歌人としての才能も数段上の晶子に食われた。 簡単に言うと、押しかけ女房された。 これが、膣に一晩いれたバナナを食うという変態プレイで有名な与謝野夫婦である。 鉄幹、Mに目覚めたのだろうか? そののち、晶子は10人も子供を産む。 晶子にとっては、出産などちょっとデカい糞みたいなもんであった。 当時は出産が命に関わるとかなんとかいう話など通用しない。 妻子をおいてパリ遊学中の鉄幹 鉄幹「(最近俺、主導権握りっぱなしだから、い
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く