トライアウトでも、チームの中心で堂々としたプレーを見せた伊東輝悦。過去にトライアウトには、三都主アレサンドロや、市川大祐、廣山望などが参加したこともある。 「えっ、今のオフサイドか!」 最終ラインの裏を取ったサイドハーフが声を上げると、副審が呼応する。 「1mだけ出ていたね。でも(時間はあるから)プレーを続けよう!」 いつもはジェフ千葉サポーターの声援が包むフクダ電子アリーナに、選手やレフェリーのコミュニケーションと、キックのインパクト音だけが響き渡る。 17日、2013シーズン限りの契約満了を通告されたJリーガー、そしてJFL以下のカテゴリーの選手たちが来シーズン以降もプレーを続けるために与えられたアピールの場、「2013JPFAトライアウト」が行なわれた。 日本プロサッカー選手会(JPFA)が主催するサッカー界の合同トライアウトは2002年から行なわれており、今年で12回目を数える。'