宗教団体「エホバの証人」の元信者などを支援する弁護団は27日、厚生労働省を訪れ、「子どもに輸血を拒否させるよう、教団が指導している」などとして、児童虐待にあたる可能性があると訴えました。「エホバの証人」は「事実に反する」などとしています。 訪れたのは、「エホバの証人」の元信者や2世などを支援している弁護団です。 元信者などおよそ100人への聞き取りの結果、「子どもの輸血を拒否するよう、教団の幹部から指導を受けた」という信者がいたほか、子どものころの体験として「親からむちでたたかれた」といった証言が複数寄せられたということです。 厚生労働省が、去年12月に全国の自治体などに向けて出した通知では、医師が必要と判断する輸血などの医療行為を受けさせないことはネグレクトに該当するとされたほか、むちで打つなど暴行を加えることは身体的虐待に該当するとされました。 「エホバの証人問題支援弁護団」の田中広太
子どもたちが受けた性的虐待の訴えを巡り、“虚偽告訴”として被害者側を攻撃するビラがばらまかれた(撮影/朝日新聞記者・南彰) 文部科学省によると、2020年度に「性犯罪・性暴力等」、11~19年度に「わいせつ行為等」で処分された公立学校の教師の合計は2182人に上る。被害を受けた子どもたちが声を上げにくい構造があるという。AERA 2022年5月16日号から。 【性暴力等で懲戒処分を受けた公立教員数はこちら】 * * * ロシアによるウクライナ侵攻を受けて開かれた4月11日の国連安全保障理事会の緊急会合で、国連女性機関(UNウィメン)のシマ・バホス事務局長は、「レイプや性的暴力について耳にすることが多くなっている。これらの疑いは、正義と説明責任を果たすため、独立して調査されなければならない」と訴えた。 「言葉も出ないほどの犯罪」と非難した出席国に対し、ロシアの国連大使は「推定無罪が踏みに
サッカー部コーチによる暴行事件が発覚した、熊本県八代市の私立秀岳館高校。同校を運営する学校法人八商学園の理事長も務める中川靜也校長(91)が、「週刊文春」の取材に応じ、監督を事実上、“更迭”していることを明かした。 200名以上の部員を擁する強豪、秀岳館高校サッカー部の事件が発覚したのは4月20日。30代のコーチが3年生の男子部員を殴り、蹴る動画がSNSで拡散されたのだ。だが2日後、部員の“顔出し謝罪動画”がアップされ、暴行を受けた部員らが「部内の暴力は日常茶飯事」という報道を否定。20年以上、部を率いる段原一詞監督(49)はテレビで「謝罪動画は部員が自発的に撮り、関与していない」と釈明したが……。
10代の孫にわいせつな行為をしたとして、強制性交などの罪に問われた甲賀市の男の第2回公判が10日、大津地裁(大森直子裁判長)で開かれ、男は「身に覚えがない」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。 起訴状によると、男は昨年8月、同市の自宅で、当時14歳の孫の後頭部を手でつかむなどし、脅迫した上でわいせつな行為をした、としている。 検察側は冒頭陳述で、「中学3年の夏休みに男の自宅を訪れた被害者がベッドに座り携帯電話で動画を見ていたところ、帰宅した男が犯行に及んだ。被害者は言う通りにしなければ解放されないと思い、拒否することを諦めた」とした。 男は11月18日の初公判で、今年3月に被害者の体を無理やり触ったとする強制わいせつの罪についても「身に覚えがない」と無罪を主張した。検察側は、被害者が小学5年の頃から性的虐待を繰り返していた、と指摘した。
東京出入国在留管理局に収容されていたアメリカ国籍の男性が職員から暴行を受け、けがをしたと主張して国に賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。出入国在留管理庁は「訴状が届いた場合、内容を検討して、適切に対応していきたい」とコメントしています。 訴えを起こしたのはアメリカ国籍のマーク・ゴードンさん(52)です。 訴状などによりますと去年6月、ゴードンさんが再入国の際にビザが失効していたため、東京出入国在留管理局に収容された際、配布されたせっけんが持病のぜんそくに影響するとして、受け取りを拒んだところ、1人部屋に連れて行かれ職員から暴行を受けてけがをしたと主張し、国に3000万円の賠償を求めています。 ゴードンさんが管理局に求めて公開された監視カメラなどの静止画には、複数の職員がゴードンさんの頭を膝で押さえつけたり、手錠をかけたりしているようにみえる様子が写っています。 記者会見でゴード
福岡県中間市で3歳の息子に虐待を繰り返し死亡させたとして傷害致死の罪などに問われている元夫婦の初公判で、元妻は起訴内容の一部を否認しました。 起訴状などによりますと、末益愛翔ちゃん(当時3)は2020年8月、中間市の自宅で両親の末益涼雅被告(24)と歩被告(23)から虐待を受けて死亡したとされ、2人は傷害致死などの罪に問われています。 10月14日に福岡地裁小倉支部で開かれた初公判で、涼雅被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、歩被告は「共謀していない」と一部否認しました。 検察側は法廷で、当時、2人がやりとりしていた「LINEの内容」を明らかにしました。 ◆歩被告 「ももちゃん(ペットのフェレット)の砂食わせてみた」 「おいしくないってさ」 ◆歩被告 「うごききらんのか いたいみたい」 ◆涼雅被告 「でしょーね」 「思いしれてね」 ◆歩被告 「アバラのとこ蹴ったら吹っ飛んだ笑」 さら
「プーチンちゃん」はダメ 赤ん坊の名、当局が拒否―スウェーデン 2021年09月21日07時32分 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領=20日、モスクワ郊外ノボオガリョボ(EPA時事) 【ストックホルムAFP時事】スウェーデン南部の村で、赤ん坊に「ウラジーミル・プーチン」ちゃんと名付けた親に対し、当局が登録を拒否していたことが分かった。9月初めに下されたという裁定で「その名を持つことになる人物が、悪意を持たれてはならないし、苦痛を伴うこともあってはならない」と親を戒めた。 プーチン政権に制裁強化を ナワリヌイ氏、毒殺未遂1年で寄稿 この親には名字があり「ウラジーミル・プーチン」がそろって赤ん坊のファーストネームとなるはずだった。プーチンという世界的に有名な名字は「ファーストネームとしてふさわしくない」とも裁定は指摘している。 国際 コメントをする
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今年3月より大阪地方裁判所某支部で行われている刑事裁判。大阪府郊外の町で金属部品加工の町工場を営むヤマモトシュウジ被告(50代・仮名)は町工場の従業員で愛人だったA子さん(40代)の娘であるB子ちゃんに対して「強制わいせつ」「強制性交」を犯した罪に問われている。検察は法廷で、「B子ちゃんが小学3年生の頃からヤマモト被告から性被害を受け、自殺を考える程追い込まれていた」と述べた。(#1からつづく)。 「ヤマモトは2019年夏に逮捕されました。ヤマモトは既婚者にもかかわらず、長年、自身が経営する工場の事務をしていたA子さんを愛人として囲い、A子さんの目が届かないところで当時小学校3年生だったB子ちゃんに対して、数年間にわたり、わいせつ行為を繰り返していたのです。逮捕直前の時期には、最低でも2~3週間に1回のペースで行為が行われていたことが捜査の結果わかっています」(捜査関係者)
当時中学1年の女子生徒を誘拐、2年間監禁した元千葉大生・寺内樺風(かぶ)受刑者(逮捕当時23)の事件をご記憶だろうか。2016年3月、東京都・中野区の監禁部屋を抜け出した女子生徒が同区で保護されたことで、事件は発覚。全国に指名手配された寺内受刑者は、少女が保護された翌日に静岡県伊東市で身柄を確保された。自殺未遂を図って、通りかかった新聞配達員を呼び止め「死のうと思ったが死に切れなかった、警察を呼んでほしい」と助けを求めたのだ。 【写真】監禁現場のマンション 事件発覚から5年。そんな寺内受刑者の近況を知るのが、関東地方のある刑務所で彼と寝起きを共にしていたA氏だ。 「川越から来た奴はだいたい運動が大好きになってて、運動会やソフトボール大会もすごい張り切ってやるんですけど、彼はそういう感じじゃなかったですね」 “川越”とは、川越少年刑務所のことを指す。通常、刑事裁判で実刑判決を言い渡された被告
「ちゃんと前提を聞いてくださいよ! 露骨に中身を言わなくとも聞けるでしょう!!」 弁護人からの質問に裁判長が声を荒げ、注意を促す。義理の娘に長年、性的虐待を行なってきたとして起訴されている男性の公判での一幕だ。 現在、千葉地裁(前田巌裁判長)で開かれているこの公判では、先頃ビデオリンク方式で証人尋問が行われ、被害者とされる義理の娘が証言した。 監護者性交等や監護者わいせつ、児童ポルノ禁止法違反で起訴されている被告人はグレーのジャージを身につけ、メガネをかけた40〜50代らしき男性。大きく鋭い目で時折、傍聴席に座る傍聴人の顔ぶれを確認したり、被害者の証言を聞いて不満そうに体を動かしたり、隣に座る弁護人に耳打ちするような仕草をみせたり…。 家庭内の性的虐待事件は、被害者秘匿の観点から、被告人名が伏せられる。逮捕時の報道もないため、公判からその詳細を得るしかない。 尋問内容によれば被告は、現在わ
3月26日、愛知県で実の娘と性交したとして、準強制性交の罪に問われた男性に「無罪」判決が言い渡された。報道によると、被害者である娘は中学2年の頃から性的虐待を受け続け、2017年、当時19歳の時に起訴。 裁判長は、性的虐待があったとした上で「性交は意に反するものだった」と認定。一方で「被害者が抵抗不能な状態だったと認定することはできない」として、父親に無罪判決を言い渡したという。 同28日には、静岡県で当時12歳の長女に乱暴したなどとして、強姦と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪に問われた男性が強姦の罪のみ「無罪」となった。被告は、17年6月、12歳だった娘と無理やり性交したとして、昨年2月に起訴された。約2年間にわたり、週3回の頻度で娘は性交を強要されたと検察側は主張したが、家族7人暮らしの上、狭小な自宅において「家族がひとりも被害者の声に気付かなかったというのはあまりに不自然、不合理」とし
児童養護施設で起きた性的虐待事件を内部告発するために京都市児童相談所(児相)の相談記録を持ち出し、懲戒処分を受けた男性職員(49)が市に処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は1日までに、市の上告を受理しない決定をした。市に処分の取り消しを命じた二審大阪高裁判決が確定した。決定は1月28日付。 一審京都地裁と二審の両判決によると、男性は児相に勤務していた2015年、左京区の児童養護施設に入所する少女が施設長から性的虐待を受けた事件で、母親からの相談が放置されているとして、少女に関する記録を閲覧したり、印刷して自宅に持ち帰ったりして、市の公益通報外部窓口に通報した。市は機密性の高い記録の閲覧や持ち出し行為が懲戒事由に当たるとして3日間の停職処分にした。 一、二審判決とも、記録の持ち出しについて公益通報や証拠保全、自己防衛などの目的を認定した上で、市の懲戒処分は「裁量権
当時16歳だった実の娘と性交したとして、監護者性交等罪に問われた男性(40代)の差し戻し審が現在、福島地裁で開かれている。 被告は2018年8月3日、父親の立場に乗じて、自宅で同居する娘・Aさんと性交したとして、同年10月に起訴されたが「Aが意図的に虚偽の被害申告をした」として無罪を主張していた。そのため公判では“Aさんの供述の信用性”が争点となっている。 福島地方裁判所 福島市花園町 写真:共同通信 一審の福島地裁郡山支部は2019年3月「Aの証言は信用でき、被告人が監護者としての影響力に乗じて娘と性交等をしたと認められる」として、被告に対し懲役6年の判決を言い渡したが、被告が控訴。仙台高裁が同年12月「審理が尽くされていない」ことを理由に、一審判決を破棄し審理を地裁に差し戻した。 差し戻し前の郡山支部では、被告は事件当日の午前8時半頃から同日10時50分ごろまでの間に、自宅でAさんと口
当時20歳だった自衛隊員、島袋英吉(しまぶく・ひでよし)1等陸士が陸上自衛隊真駒内駐屯地(札幌市)で、徒手格闘訓練中に死亡した事件の真相と自衛隊の責任を問う国家賠償請求訴訟が1日、札幌地裁(石橋俊一裁判長)で結審しました。遺族による提訴(2010年8月3日)から2年半の審理で浮かび上がったのは―。 (山本眞直) (写真)20歳の若さで命を奪われた島袋英吉さんの「生きた証しがほしい」と自衛隊の責任と真相究明を求めて国家賠償請求訴訟をたたかう遺族=1日、札幌市 「昨日の打ち合わせと違う。『覚えていない』という話だった」 札幌地裁805号法廷。最初で最後の証人尋問が行われた1日の口頭弁論でのこと。被告側弁護人が、徒手格闘訓練で島袋さんを死亡させたA陸士長の証言にろうばいし、あわてて訂正させた場面です。 事故は2006年11月21日、陸自北部方面隊第11旅団真駒内駐屯地の西体育館で起きました。第1
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