5月30日、トルコ商工会議所連合会の年次総会に出席し、大統領選の決選投票での勝利を誇示するエルドアン氏=アンカラ(ロイター)5月28日に投開票されたトルコ大統領選の決選投票で、現職のエルドアン大統領(69)が野党統一候補のクルチダルオール氏(74)に得票率で約4ポイント上回り、勝利した。議院内閣制から実権型大統領制に移行後、2度目の当選で、首相時代を含めて約20年にわたる長期政権がさらに継続する。強権体制が維持され、民族主義の台頭が進むとみられ、欧州連合(EU)は、地政学上要衝の地域大国・トルコの欧州離れが加速することを警戒している。 ◇ EU 「反欧州への投票」に警戒感