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bookreviewとliteratureに関するmugi-yamaのブックマーク (4)

  • 岩波文庫、実は「幻想と怪奇」の宝庫? 奇書中の奇書『サラゴサ手稿』ついに全訳登場

    「岩波文庫」と聞いて、あなたはどんな印象を思い浮かべるだろうか。おそらくは、「古くからある」「難しそう」とか、「教科書的(堅い)」というものではないだろうか。 確かに、同文庫にはそういう側面がある。だが、それは別に悪いことではなく、たとえば、「古い」「難しい」は、決して「面白くない」と同義ではないのである。また、教科書的な“お堅い”(あるいは地味な)作品が数多く収録されているのも事実ではあるが(巻末に記載されている刊行の辞を読めば、同文庫の原点がある種の教養主義であるということがわかるだろう)、その一方で、いわゆる「奇書」――とりわけ幻想文学やSF、冒険小説と呼ばれるジャンルの“珍品”も結構な数が収められている、と聞いたら、改めて興味を抱く人もいるかもしれない。 そのことを私は、かつて、荒俣宏の「ぼくのお師匠さんのこと」というコラム(『稀書自慢 紙の極楽』中央公論社・所収)を読んで知った。

    岩波文庫、実は「幻想と怪奇」の宝庫? 奇書中の奇書『サラゴサ手稿』ついに全訳登場
  • 「世界文学」はつくられる 秋草俊一郎著 - 日本経済新聞

    世界中で書かれ続ける無数の文学作品から各国で独自の「世界文学」というカノン(正典)が形作られ、そして時代とともにその規準は変化しカノンの入れ替えが行われ「世界文学」は陣容を大きく変えてきた――ダイナミックな、この上なく大きな視界をもつ一書である。ネイビーブルーに金文字の、学位論文を洗練したような書は期待通り爽快な満足感を与えてくれた。「世界文学」とは、世界の文学の総和ではなく、何らかの見地か

    「世界文学」はつくられる 秋草俊一郎著 - 日本経済新聞
    mugi-yama
    mugi-yama 2020/08/23
    「カノン」という言葉遣いにちょっと違和感があって目次を見たら「『世界文学全集』というカノン」だったのでよかった/著者の方はてなブログなのね
  • ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』を読む - 関内関外日記

    ユニヴァーサル野球協会 (白水Uブックス) 作者:ロバート クーヴァー出版社/メーカー: 白水社発売日: 2014/01/18メディア: 新書 おれが小学校低学年のころだったろうか。弟とガン消しのトントン相撲で遊んでいたときのことだ。おれは「ちゃんと番付表を作って勝敗を記録したらすごく面白いんじゃないか」と思い、らくがき帳に仮の番付表を作り、モビルスーツの名前を書き……それに夢中になって、弟はどこかへ行ってしまった。結局、そのガン消しトントン相撲協会は日の目を見なかった。 『ユニヴァーサル野球協会』はそんな話である。 野球と言っても、バットもボールも出てこない。実在のスタジアムも、野球選手も出てこない。すべては主人公ヘンリーがサイコロを振って進行させる机上の野球である。事細かに決められた三つのサイコロの出目によるプレイの結果、緻密に記録されていく選手たちの記録、そして、それを取り巻くエピソ

    ロバート・クーヴァー『ユニヴァーサル野球協会』を読む - 関内関外日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2015/11/21
    主人公が友人にこのゲームの説明をすると、その友人が「今はそういう細かいルールはいいじゃん」とか言っていい加減な態度で参加しようとする場面が、ヒジョーに切なくて好きです。
  • 又吉直樹氏の傑作『火花』は、日本文学を変えるか?

    初出誌の『文學界』2月号がプリンストン大学の図書館に来ていましたので、早速読んでみました。キャラクターはよく描かれていますし、ストーリー展開も上手で、何よりも会話については、元来がプロである著者の技量が最大限に発揮されていて大変なクオリティだと思いました。 さて、この『火花』が受賞した「芥川龍之介賞」というのは「純文学作品」に与えられるものです。では、「純文学とはなにか?」ということになりますと、「複数の解釈を許す抽象度の高い作品」、「政治思想や世界観を扱う前衛性または同時代性」、「文章表現における卓越性」といった要素が濃厚な作品ということになると思います。 この『火花』は、「抽象性」と「思想性・同時代性」の要素も入っていますし、「文章表現」に関しては高水準にあることから、大衆小説であるとかエンターテインメント小説というカテゴリには収まり切らないと思います。ですから「芥川賞」で良いと思いま

    mugi-yama
    mugi-yama 2015/07/21
    真面目なレビューだなー
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