勤務していた会社を辞め、たった一人で「達人出版会」という電子書籍専門の出版社を作ったソフトウエア技術者がいる。 高橋征義氏は達人出版会の代表取締役を務めるとともに、プログラミング言語Rubyの利用者や開発者の支援組織「日本Rubyの会」の代表理事という顔も持つ。 出版社を作ろうと思ったきっかけは「技術者がきちんとビジネスやマネタイズを意識するための勉強会」を準備するために、とある飲み会に参加したことだった。 「どんなビジネスをすればいいか」と他の技術者と話し合っているうちに、「良質な技術コンテンツを電子書籍として提供するサービスが日本にも欲しい」という話になった。 既存の出版の枠組みの中で出版社が電子書籍に注力しようとしても簡単ではない。こう考え、高橋氏は自分でやってみることにした。 当初はソフトウエア開発会社に勤めながら、電子出版サービスを検討した。しかし、同氏は昼の仕事に加えて、Rub
1986年生まれ。大分県出身。株式会社ZINEという会社とPLIMES株式会社という会社で生命に挑戦しています。 IT業界ではない人間の退職エントリは珍しいのではないか。 プログラマ界隈でよく見かける「○○(名だたる企業名)を退職しました」なんて目を惹くタイトルも、とりわけ出版業界では目にしない。文章を扱う仕事にも関わらず紺屋の白袴、医者の不養生、童貞汁男優、というわけである。 男として生まれたからには、やはり童貞汁男優のまま終わるわけにはいかない。文筆業のはしくれたるワレワレ編集者としては、生きた痕跡をもっとガシガシ書き記しておくべきである。というわけで、ぼくもはじめて退職エントリを書いてみようと思う。 技術評論社でのこれまで 4月30日に技術評論社を退職した。 技術評論社では入社以来1年半の間、Webアプリケーション開発のためのプログラミング技術情報誌、『WEB+DB PRESS』に携
Epub.jsはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(2-clause BSD lisence)です。 電子書籍のオープンなフォーマットと言えばePubです。ePubファイルを直接読むリーダーはたくさんありますが、今回はePubを解凍した上でWebブラウザ上にレンダリングするEpub.jsを紹介します。 デスクトップでもePubファイルが快適に読めます。 フォントも読み込まれるので、ePubビューワーと変わらない体裁になるようです。 目次とメニューを表示しました。 文字サイズを変更できます。 Epub.jsは今のところ描画向けのソフトウェアのようですが、書き込みやコラボレーションによる編集もサポートする予定との事です。コールバックもサポートされており、章を読み込んだ後にアクションを実行する事もできます。 MOONGIFTはこう見る 大抵のタブレットではePu
『OnDeck』というインプレスR&D社さんが発行されている電子週刊誌(?)のような媒体があるのですが、その「キーパーソンインタビュー」というコーナーで、弊社代表の高橋のインタビューが掲載されています。 OnDeckのインタビューは、最近でも三省堂さんやBookLiveさんのような大手企業の代表者の方が出てきて大きい話をするようなところで、弊社のような吹けば飛ぶような小さいところの人間が喋って場違いじゃないのかとだいぶ心配だったのですが(ブクログの吉田健吾氏の回はかなり親近感がわきましたが、それでも事業の大きさや利用者数は桁が違うのでした)、インタビュー自体はちゃんとまとめられておりまして大変恐縮です。 OnDeck Weeklyはアンケートに参加している人のみに配布される電子雑誌なので、ここで読めますというのはないのですが、月刊のOnDeck monthlyにも掲載予定があるそうなので、
β版 2012年夏の販売開始以来、電子書籍界隈で一躍話題の人となった『Gene Mapper』著者、藤井太洋氏。藤井氏に尋ねる電子書籍とセルフパブリッシングの現状と可能性から、Gene Mapperワールドと科学技術の未来まで。多岐に渡る話題を1冊にまとめたロング・インタビュー。 β版について 本書のステータスは現在β版であり、現在、著者やレビュアの方々により追加・修正が行われている段階です。 いま購入されてお読みいただけるのはその途上の原稿を元にしたものです。 最終的に正式公開されたものもダウンロードしお読みになることはできますが、 正式公開版を読みたい方には今しばらくお待ちいただくことになります。あらかじめご了承ください。 概要サンプルリンク用タグ 内容紹介「Gene Mapper」という電子書籍をご存知でしょうか。SF(サイエンス・フィクション)ジャンルの小説としての評価も高いこの物
中山信弘東大名誉教授ら法学者・実務家6名の連名で「出版者の権利のあり方に関する提言」が公表された。これまでの著作隣接権や電子出版権の主張をくみつつ、落としどころになりそうな提言だ。 著作隣接権、電子出版権――紆余曲折を経ながら長らく議論されてきた出版物の権利について、いよいよ決着の時がやってきそうだ。 4月4日、中山信弘東大名誉教授ら法学者・実務家6名の連名で、出版物の権利について新たな提言が公表された。「出版者の権利のあり方に関する提言」としてまとめられたものは同日、明治大学のWebサイト上でクリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンス(CC-BY-ND)で公開された。同日に開催されたいわゆる中川勉強会(衆議院議員の中川正春氏が座長を務める『印刷文化・電子文化の基盤整備 勉強会』)でも中山氏らが招かれる形でこの提言が伝えられた。 同提言は、中山氏が研究代表者となっている明治大学知的財産法政
紙の本をスキャナーで読み取り、自前の電子書籍を作る「自炊」の代行業者に対し、スキャン行為を許諾する代わりに、業者から著作権使用料を取る構想が、作家や漫画家などの著作者団体の間で検討されていることが25日、わかった。 日本文芸家協会や日本漫画家協会、日本写真著作権協会などが、きょう26日、「蔵書電子化事業連絡協議会」を設立。許諾を与える枠組みやルール作りについて本格的な協議を始める。 個人が自ら使用する目的で自炊を行うことは、紙の本を自分でコピーするのと同じく、「私的複製」として著作権法で認められている。しかし、自炊代行業者は客の依頼を受け、紙の本を1冊100円前後で大量に電子書籍化している。作家や出版社は、複製者と利用者が異なるため私的複製には当たらず、著作権法違反だとして、スキャン行為の差し止め訴訟を起こすなど反発を強めてきた。
先日、EBook2.0 Magazineさんのサイトで、気になる記事が公開されていました。 EBook2.0 Magazine ― 「iPadでオライリーの本は読まない」謎 O'Reilly Media(オライリー・ジャパンではないのに注意)では、iPadではあんまり読まれてないよね、という記事で、その理由も考察されています。 一方、達人出版会でも似たようなアンケートを行なっておりまして、こちらの結果はちょっと違ったものになっております。昨年12月に行った、達人出版会の利用者向けのアンケートから、一部の項目の結果を公開します(ちなみに回答者数は138件でした)。 Q. すでに達人出版会をご利用の方で、購入された電子書籍を閲覧する環境で当てはまるものを全て教えて下さい(複数回答可)。 端末 割合 端末 割合 端末 割合 PC 88% iPhone 34% Kindle 23% iPad、iP
「日本のマンガ出版社が連携して海外展開を目指」したJ.Manga.comは3月14日、コンテンツの販売(3月13日)、閲覧(5月30日)の全てを停止すると発表した(→サイトの告知)。集英社、小学館、講談社など国内出版社39社からなるデジタルコミック協議会の協賛の下、凸版印刷の関連会社であるビットウェイが2011年8月に設立したこの事業は、わずか1年半で潰え去った。米国を中心とした世界のファンに「電子書籍の悪夢」と「クールジャパンの寒い現実」という結果を残して。これも想定の範囲内だったのだろうか。 クール・ジャパンに冷や水 残余のストア・クレジットはアマゾンのギフトカードで払い戻し。5月30日をもって購入済のコンテンツは失われるがダウンロードは許されない。印刷版すら手許に残らない。「誠に遺憾に存じます。」とお知らせは述べている。 こういう事業は、多数の協賛を得て、鳴り物入りで喧伝された事業ほ
Narou.rbは小説家になろうに掲載されているコンテンツをePub化し、電子書籍リーダーで読めるようにするソフトウェアです。 ラノベの隆盛や携帯小説など、ライトな小説がオンラインには溢れています。それらを紹介、掲載しているサイトとして小説家になろうがありますが、そのサイトにある小説を電子書籍リーダーで快適に読めるようにしてくれるツールがNarou.rbです。 インストールが完了しました。まず任意のディレクトリでnarou initを実行します。 次にセットアップです。AozoraEpub3のディレクトリを指定します。 完了です。さっそく使ってみます。 コマンドヘルプです。 デフォルトのデバイスを設定しました。 ダウンロードしています。 さらにコンバートです。 Narou.rbは小説家になろうから小説をダウンロードし、縦書きで読みやすいように校正、整形を行います。そしてePub3フォーマッ
本場カジノの臨場感をそのまま味わえる遊雅堂のライブカジノ(https://www.yuugado.com/livecasino)がおすすめ! ギャンブルやバカラの本は人気上昇中です。ギャンブルに関する本の出版社を無視してギャンブルについて語ることはできないでしょう。こういった本は、読み出すと本当に面白いものです。世界中には多くの出版社があり、その数を数えたり、ひとつひとつ解説するのは不可能です。しかしここでは、ギャンブルに関する良質な書籍を出版している人気の出版社をご紹介します!他にもご紹介したい出版社はたくさんありますが、ここでは数社に限定しています。 (more…) 本場カジノの臨場感をそのまま味わえる遊雅堂のライブカジノ(https://www.yuugado.com/livecasino)がおすすめ! ギャンブルやバカラの本は人気上昇中です。ギャンブルに関する本の出版社を無視してギ
マニフェスト 本の未来【電子書籍】ヒュー・マクガイア, ブライアン・オレアリ編 ボイジャー 発行日: 2013-02-20 対応フォーマット: EPUB, PDF 詳細を見る (↑詳細ページへのリンクに差し替えました!) 『マニフェスト 本の未来』という書籍が明日2月20日に販売されるのですが、その電子書籍版を当社でも販売することになりました! 『マニフェスト 本の未来』は原著はO'Reilly Media社、日本語訳はボイジャー社から出版された書籍で、本の未来というか、書籍の現在進行形の取り組みと、近未来の予想を紹介するような形になっています。編者も著者も、実際に「新しい書籍」のあり方に関わっている方ばかりなので、あんまり突拍子もない夢物語でもなければ、現状肯定でもない、まさに「本の未来」の形を垣間見させてくれる「書籍の最前線からの報告」になっている一冊です。電子書籍が好きな人はもちろん
井上純一(希有馬)新連載『逆資本論』の同志募集中 @KEUMAYA よし!! コミケのサークルカット終わった! これで微妙な原稿ラッシュ終了! 嫁日記三巻の作業に戻れる!! やったー!! http://t.co/2uj4fc8P 2013-02-19 20:42:53 井上純一(希有馬屋)『逆資本論』発売中 @KEUMAYA 井上純一(希有馬)TRPGデザイナー。漫画家。玩具会社「銀十字社」代表取締役 代表作:スタンダードTRPGシリーズ(SRS)『アルシャードセイヴァー』、『エンゼルギア』、『天羅万象』他。最近は『中国嫁日記』のジンサン。 blog.livedoor.jp/keumaya-china/ リンク p.twipple.jp 希有馬(井上純一or弌)さんの写真をもっとよく見るにはURLをクリック!! 「希有馬(井上純一or弌)さん@KEUMAYA: よし!! コミケのサークルカ
―― みそさんの最初の自家出版はパブーがスタートになるんですか? みそ テニスまんがの『エガリテ』ですね。正確には「電書フリマ」(※注1)で対面販売したのが最初になります。うめさんと、『ホタルノヒカリ』のひうらさとるさん、あと打ち切りになった作品がネットで話題になって重版が決まったDIYまんが『ホームセンターてんこ』のとだ勝久さん。4人のコミックを販売したんです。その時110冊くらい売れたんですよね。「電書ってすごい!」って思って。 「これはいける!」とパブーで1冊400円で販売したんですが、いまだに対面販売の売り上げを超えない。今、90冊くらいかな。今回『限界集落温泉』について書いたブログ記事からリンクして、1冊売れましたが(笑)。 ―― 次に公開したのが『放射線の正しい測り方』(※注2)ですね。 みそ そうです。これは無料ということもあって60万回くらい閲覧されました。ダウンロードで3
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