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bookreviewとマンガに関するmugi-yamaのブックマーク (12)

  • すがやみつる『コミカライズ魂』【夏目房之介のマンガ与太話 その15】 | マンバ通信

    『コミカライズ魂 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史』 私と同じ1950年生まれのすがやみつるさんは、とんでもない人である。マンガの話を研究者などとしていると、「あ、それはね…」といって、誰も知らないような内輪話を始める。あっけに取られていると、じつは石ノ森章太郎、ジョージ秋山などのアシスタント経験があるとか、69年頃大手出版社の下請け的な〈日初のマンガ専門編集プロダクション〉(P.72)と名乗る鈴木プロに就職して宮谷一彦の原稿を扱っていたとか、様々な現場にいちいち出没し関わってきた経験談を語る。そんなの誰もかなわない。 現場叩き上げの典型みたいな人で、その交友や現場体験は、どれも60年代末~70年代の激変するマンガ出版界の貴重な証言なのである。しかも異常なほどの記憶力で、細部まで憶えている。なので私は彼を、畏敬をこめて「マンガ界のフォレストガンプ」*1と呼んでいる。 70年代前半にマ

    すがやみつる『コミカライズ魂』【夏目房之介のマンガ与太話 その15】 | マンバ通信
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/03/01
    “すがやさんのような心情は、おそらく高度経済成長期の過重労働を現場でこなす下請け中小企業的な倫理ではなかったかと思う”
  • 四コマなのに…『ののちゃん』いしいひさいち氏の自費出版本に「言い知れぬ感動」 | マグミクス

    『となりの山田くん』や『ののちゃん』などで知られる漫画家・いしいひさいち氏が自費出版したストーリーマンガ『ROCA』が広く称賛を集めています。同作には大人世代の読者の心をゆさぶる「感情」が丁寧に描かれていて……? 「朝日新聞」朝刊の四コママンガなどで知られる、いしいひさいちさんの単行『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』を、ご存知でしょうか。 2022年8月の発売以来、SNSなどでとり・みき氏ら漫画家や識者から称賛の声が多く寄せられ、宇多丸(RHYMESTER)さんの「アフター6ジャンクション」や伊集院光さんの「深夜の馬鹿力」といったラジオ番組でも話題に取り上げられました。カルチャー誌「フリースタイル」の恒例企画「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」では堂々の第1位に選出されています。 それでも、作をAmazonなどの大手電子書店ではもちろん、一般的な書店でも

    四コマなのに…『ののちゃん』いしいひさいち氏の自費出版本に「言い知れぬ感動」 | マグミクス
    mugi-yama
    mugi-yama 2023/01/27
    いい批評だなあ
  • 萩尾望都「一度きりの大泉の話」書評「週刊朝日」8月 - jun-jun1965の日記

    一九九〇年前後、小学館の少女漫画誌『プチフラワー』に連載されていた萩尾望都の、少年への義理の父による性的虐待を描いた「残酷な神が支配する」を、私はなぜこのようなものを萩尾が長々と連載しているのだろうと、真意をはかりかねる気持ちで読んでいた。中川右介の『萩尾望都と竹宮惠子』(幻冬舎新書)を読んだとき、これが、竹宮の『風と木の詩』への批判なのだということが初めて分かった。 萩尾と竹宮は、一九七〇年代はじめ、少女漫画界のニューウェーブの二人組として台頭してきた。竹宮の代表作が、少年愛を描いて衝撃を与えたとされる『風と木の誌』で、萩尾も初期は『トーマの心臓』など少年愛かと思われる題材を描いていたが、その後はSFなどに移行していき、竹宮は京都精華大学のマンガ学部の教授から学長を務め、萩尾は朝日賞を受賞するなど成功を収めた。 二〇一六年に竹宮が自伝『少年の名はジルベール』を刊行し、漫画は描かないがスト

    萩尾望都「一度きりの大泉の話」書評「週刊朝日」8月 - jun-jun1965の日記
    mugi-yama
    mugi-yama 2021/10/13
    なんだかなあ
  • 森泉岳土のマンガ『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』 謎めいた線で浮かぶ、文学のエッセンス|好書好日

    今月ご紹介するマンガは、森泉岳土(もりいずみたけひと)の『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』です。 森泉岳土は、世界でも稀(まれ)な方法でマンガを描く人です。大ざっぱにいえば、つまようじを使って画用紙に水で線を引き、そこに墨を垂らす、というやり方です。その結果、輪郭線をはっきりと描くことが基である一般的なマンガとはずいぶん異なった印象の絵柄が生まれます。陰翳(いんえい)に富み、どこか焦点があいまいな、夢のような感覚が浮かびあがってくるのです。 その点で、村上春樹の「螢」のマンガ化は成功しています。言葉にすると嫌になってしまうくらい平凡ですが、この短編の主題は、「人の心は分からない」ということだからです。原作では太字で強調された重要な一文をあえて省略して、謎めいた絵の陰翳で、人と人の埋めがたい距離を感じさせ、そのやるせない孤絶感をビタースイートな詩に昇華しています。とくに、蛍が

    森泉岳土のマンガ『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』 謎めいた線で浮かぶ、文学のエッセンス|好書好日
  • 「吾峠呼世晴が週刊少年ジャンプにやってきた!」|まついなつき

    早く続きが読みたくて屋やコンビニから家まで走って帰るという連載が、週刊少年ジャンプで現在連載されている。 29歳の女性作家・吾峠呼世晴による「鬼滅の刃」だ。 作が初連載作である。 連載1回目、鬼に家族を惨殺され、命はとりとめたものの鬼の血を浴びて鬼になりかけた妹を、駆け付けた兄(主人公)が、「頑張れ!鬼になんかなるな!」と鬼の血の魔力に自我を失いかけて暴れる妹を押さえつけ、励ます。兄の呼びかけで妹の瞳から涙が溢れ出る。このシーンでいきなりわけもわからず落涙した。 なんだ?まだ何も始まっていないのに、いきなりなにかをわしつかみにされたぞ! まだ何も始まっていないのに!何も始まっていないのに! 動揺した。 当時、自分が鬼(自分がなりたくもないものに自分自身の弱さでひきずられてなるようなもの)になりかけていたからか。逃げ出したい、考えたくない、自堕落に今そこにあるものだけで自分の欲望を賄うと

    「吾峠呼世晴が週刊少年ジャンプにやってきた!」|まついなつき
  • 子供向けなのに死のイメージがつきまとう「モジャ公」は藤子F屈指の傑作! | マンバ通信

    藤子・F・不二雄の代表作といえば? と聞かれたら、みなさん何と答えますかね。たぶん一番多いのは「ドラえもん」なんだろうけど、それだとあまりにも当たり前すぎるので、「キテレツ大百科」や「エスパー魔美」を挙げる人もいると思います。で、そのへんの作品に続けて、SF短編を挙げてくる人もおそらくそれなりにいるんじゃないでしょうか。 挙げてくる短編作品が「ノスタル爺」だったり「ヒョンヒョロ」だったり「カンビュセスの籤(くじ)」だったり、多少の違いは出てくるだろうけど、「SF短編も代表作の一つ」という藤子F観に異論のある人はまずいないでしょう。現代の藤子F観はそういうところまで来ている。 そこに「モジャ公」も加えてほしい。 と思ってこの原稿を書いています。もともと読んだ人からの評価は高くて、「隠れた名作」のような扱いになっているのですが、もっともっといろんな人に読んでもらって、「隠れてない名作」「堂々た

    子供向けなのに死のイメージがつきまとう「モジャ公」は藤子F屈指の傑作! | マンバ通信
  • 【大塚英志氏書評】手塚治虫漫画を思想宣伝の道具にするな

    書評】『手塚マンガで憲法九条を読む』/マンガ・手塚治虫 解説・小森陽一/子どもの未来社/1500円+税 【評者】大塚英志(まんが原作者) 憲法九条を変えるべきではないという書の政治的立場にぼくは賛同する。しかし、その上で、書のようにその学習教材として直截の手塚作品を読ませることには違和を表明する。 手塚作品は確かに戦争を主題としたものが少なからずある。しかし手塚の表現は、まんががプロパガンダのツールであった歴史からの離脱として立ち上がった。例えば、書の解説で野上暁が言及した「勝利の日まで」は、手塚の戦争体験の反映としてのみ論じられるがそれは狭い理解だ。 この作品は大政翼賛会が主導した戦時下のメディアミックス「翼賛一家」の自発的な二次創作として描かれ、同時期の「防空」を題材とした教育映画のまんが版として目論まれている。そのことはいずれにまとめるが、「勝利の日まで」は、戦時下の少年で

    【大塚英志氏書評】手塚治虫漫画を思想宣伝の道具にするな
    mugi-yama
    mugi-yama 2018/08/20
    “「アトム大使」の初期構想ではアトムはアメリカの大統領の意で戦う戦闘ロボットだった” そ、そうなの⁉︎
  • 悲しみマンガの傑作・ヤマシタトモコ「違国日記」 | マンバ通信

    最近気づいたことなのだけど、「悲しみマンガ」が好きなのです。 「悲しみマンガ」? 「悲しいマンガ」じゃなくて? 「悲しみマンガ」というのは、なにかドラマティックな悲劇が起こるとか、そういう類のマンガじゃなく、どっちかというとその真逆で。悲しみがしっかりと描かれているマンガ、とでも言いますか。 私たちは自分の抱える悲しみについて、自分が思っているほどクレバーに接しているわけではない。 当は悲しいのに、その感情を押さえ込んで悲しくないフリをして生きていたり、 その習慣が固定化されてしまっているせいか、冷静に見てとてもとても悲しい状況なのに、涙がうまいこと出てこなかったり、 あるいはとにかくやたらと悲しい気持ちになっているのだけど、その悲しみはいったいどこから来ているものなのか、自分でもよくわからなかったりする。 そういうときに、悲しみと向き合って描かれたマンガを読むと、自分の抱えている悲しみ

    悲しみマンガの傑作・ヤマシタトモコ「違国日記」 | マンバ通信
    mugi-yama
    mugi-yama 2018/01/25
    しまったなあ、悲しみマンガっていうの見てから試し読みしちゃったから「観察日記なんか大人になってからやった方が楽しいに決まってる」で泣いちゃったい
  • 「ロッタレイン」、あるいは松本剛という作家のこと | マンバ通信

    何年も連載しているのに1巻が出なかったマンガ いきなり回り道してもいいですか。 マンバ通信のスタッフに、「マンガ読みマン」と呼ばれている男がいるんですけども。 文字通り、とにかくめちゃくちゃマンガを読む。雑誌、新刊、古電子書籍、とにかくありとあらゆる手段を使ってマンガを読む。自分が今まで会った人間の中で、間違いなく一番マンガを読んでいる。おそらくほとんどのマンガライターよりもマンガを読んでいる。 自宅はもちろんマンガで溢れているらしいのだけど、職場のデスクにもマンガは当然置いてあって、今はこんな感じ。こないだ崩壊したみたいですが。 編集やライターではなくエンジニアなので、残念ながらここでコラムを書いたりすることはないのですが、会議でマンガのことを話し合うと、だいたい毎回驚くような発言が飛び出します。先日はもうじき最終回を迎える「浮浪雲」の話をしてたら、30代のはずなのに「リアルタイムで

    「ロッタレイン」、あるいは松本剛という作家のこと | マンバ通信
  • 不穏さがページごとに満ちていく、押見修造『血の轍』 | マンバ通信

    毎月何十冊と刊行される「1巻」の中から、「とにかくこれを読んでくれ! 絶対損はさせない」というおすすめをピックアップするこのシリーズ。 今回紹介するのは、押見修造「血の轍」。 最初に言いますけど、このマンガ、説明するのが非常に難しい。というのも、1巻の前半部分では事件らしい事件が起きないのです。後半では動きがあるのですが、さすがにそこまでまるっと説明するのは興を削ぐことになってしまう。 しかし事件らしい事件が起きないパートが退屈なのかというと、まったくそんなことはなく、「事件が起きてないのになぜか目が離せない」という独特の様相を呈しているのです。 ちょっと見ていきましょうか。冒頭、こんなシーンから始まります。 母親と子供が二人で歩いていると、道端にを見つける。近づいてさわってみると、そのは死んでいる。そして子供の質問を受けての、母親のこの表情。 この見開き、とてもおだやかな表情をしてい

    不穏さがページごとに満ちていく、押見修造『血の轍』 | マンバ通信
    mugi-yama
    mugi-yama 2017/09/30
    これは読みたい/「日常を描写してるだけなのに不穏」というと黒沢清っぽいなーと思って読んでいたら、最後のほうに言及があってビンゴ!ってかんじ
  • 深町秋生・「探偵は田園をゆく」2/22頃 on Twitter: "「白暮のクロニクル」は3巻ぐらいまでリアルタイムで読んでいたが、「これ以上読んだら心が折れる」と思って控えていた。多少、心に余裕ができたので、一気に読んだら「おれなんかダメだ。筆折ろう」と絶望的な気分になりました。凄すぎて。ゆうきまさみこそキラー。お役所の描写とか完璧すぎる。"

    mugi-yama
    mugi-yama 2017/04/02
    すげえ、絶賛だ!
  • まんが学特講:手塚にペンタッチは無かった - 本と奇妙な煙

    手塚治虫にペンタッチは無かった? まんがの『アトム』は動いてる パロディのきっかけ 手塚が新しいわけではなかった 平田弘史の迫力はギャグの才能による 真似した方が先に売れちゃう悲劇 『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』 (講師:みなもと太郎 受講生:大塚英志) 表紙とパラっとめくった印象の十倍面白い内容。その他の「まんが学」よりずっと充実してるのに、なんか損してると思う。今、チラッと尼レビュを覗いたら「昔の漫画が好きなら」とか書かれていて、確かにそういう面もあるけれど、「セル画起源の手塚治虫にペンタッチは無かった」とか「今のまんが家は脳内で中割できないからコマ割ができなくて、アメコミになる」といった面白い話が展開されていて、たしかに「目からウロコ」。全部を通して読まないと面白さが伝わらない部分があるので、引用から伝わる面白さの十倍くらい現物は面白いと書いておこうw。 というわけで、

    まんが学特講:手塚にペンタッチは無かった - 本と奇妙な煙
    mugi-yama
    mugi-yama 2015/10/20
    「劇画の読者は中卒みたいなやつしかいないぞ」アハハ
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