京都大学が、SiCパワー半導体の研究で再び快挙を成し遂げた。京都大学 工学研究科 電子工学専攻の木本恒暢教授と同博士課程学生の立木馨大氏らの研究グループは2020年9月8日、新たな手法による酸化膜形成により、SiCと酸化膜(SiO2)の界面に発生する欠陥密度を低減し、試作したn型SiC-MOSFETにおいて従来比2倍の性能を実現したと発表した。 熱酸化なし、NOガス不要で酸化膜形成 京都大学が、SiCパワー半導体の研究で再び快挙を成し遂げた。京都大学 工学研究科 電子工学専攻の木本恒暢教授と同博士課程学生の立木馨大氏らの研究グループは2020年9月8日、新たな手法による酸化膜形成により、SiCと酸化膜(SiO2)の界面に発生する欠陥密度を低減し、試作したn型SiC-MOSFETにおいて従来比2倍の性能を実現したと発表した。木本氏は「20年来のブレークスルー」だと強調する。 木本氏は2020
ブレッドクラム HOME研究トピックス一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を発見 ―エネルギー非散逸な電子回路の実現に向け期待― メインコンテンツ 京都大学化学研究所の小野輝男 教授、安藤冬希 同博士課程学生(研究当時)らの研究グループは、同大学理学研究科の柳瀬陽一 教授、大阪大学理学研究科の荒川智紀 助教らと共同で、非対称構造を有する超伝導人工格子において、一方向にのみ電気抵抗がゼロとなる超伝導ダイオード効果を初めて観測しました。ダイオードとは、順方向に電流をよく流す一方で逆方向にはほとんど流さない特性を持つ素子であり、整流器・混合器・光検出器など数多くの電子部品に半導体ダイオードが利用されています。しかしながら、半導体の電気抵抗はゼロでない有限の値を持つため、各部品におけるエネルギー損失の問題が避けられません。そこで、半導体ではなく電気抵抗ゼロの超伝導体にダイオードの特
2020年9月30日紙版発売 2020年9月30日電子版発売 白石拓 著 A5判/208ページ 定価2,178円(本体1,980円+税10%) ISBN 978-4-297-11596-8 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo honto この本の概要 電池は社会になくてはならないデバイスであり,なかでもリチウムイオン電池(二次電池=蓄電池)は現世代電池として注目を集め,広く活用されています。身の回りを見ても,スマートフォンやタブレット,ビデオカメラなどのポータブル・モバイル電子機器や電気自動車にはリチウムイオン電池が搭載されています。本書では,電池の基本解説から,リチウムイオン電池を含む二次電池の特徴,全固体電池など次世代電池についてわかりや
物質・材料研究機構(NIMS)が次世代電池として期待されているリチウム空気電池の実用化課題の一つ、充電電圧の上昇原因の特定に成功したと発表。 物質・材料研究機構(NIMS)は2020年8月12日、リチウム空気電池の実用化課題の一つである、充電電圧の上昇原因の特定に成功したと発表した。充電電圧は放電時に生成される過酸化リチウムの「結晶性」に強く依存し、過酸化リチウムの結晶性が高いほど充電電圧も高くなるという。 リチウム空気電池は、正極活物質として空気中の酸素を、負極にはリチウム金属をそれぞれ用いる蓄電池。理論上のエネルギー密度が現行のリチウムイオン電池の数倍で、幅広い分野に適用できる次世代電池として期待されている。ただ、現状では充電電圧(過電圧)が上昇することによって副反応が誘発され、充放電サイクル寿命が短いという課題がある。しかし、充電電圧上昇の原因についてはこれまでほとんど明らかになって
【京都】村田製作所は2020年度下期に量産を始める全固体電池について、補聴器などに採用される見通しを明らかにした。ロボット向けなどの位置制御機器や、工場などで環境データを収集するIoT(モノのインターネット)機器などにも採用される予定。同社はさらに容量が現状比20―30%高いタイプの開発を進めていることも明かした。高容量タイプは長時間利用前提のワイヤレスイヤホン向けで21年の早い段階に量産したい考え。 電解質に可燃性液体を使わず、安全で熱に強いなどが特徴の全固体電池は次世代電池として注目され、多くの企業が開発にしのぎを削る。村田は滋賀県の工場で20年度内に、月10万個の量産を始める予定を公表していた。 村田の全固体電池は容量2ミリ―25ミリアンぺア時で、他社開発品より100倍ほど高容量。サイズは縦5ミリ―10ミリメートル、横5ミリ―10ミリメートル、高さ2ミリ―6ミリメートルで表面実装可能
2020.08.12 ものをつくらないものづくり #1 — 『Handmade Electronic Music』から再考する「手作り」のルーツ Text by editor 本記事は、久保田晃弘さん(多摩美術大学情報デザイン学科 教授)に寄稿していただきました。 今回からこの「Make: Japan」のブログで連載を始めることになった。第二回の「Make: Tokyo Meeting」を多摩美の八王子キャンパスで開催したことなど、「Make:」とのつながりも、いつの間にか長く深いものとなった。COVID-19の状況が続く今、コンピュータを通じてオンラインでミーティングをしたり、さまざまな情報を共有したり、引用することがますます多くなった。しかしそういう状況だからこそ、話をしたり、送ったり、利用するものを「つくる」場はどこにあるのか、ということが気になってくる。 つくるということは、単に手
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