島根県奥出雲町に古くから伝わる「たたら製鉄」の技法などを駆使して、人気SFアニメに登場する刀ややりなどの武器を再現した展示会が松江市で始まり、アニメファンでにぎわっています。 この展示会は、島根県奥出雲町の伝統の製鉄法で、砂鉄を高温で溶かして鉄を作る「たたら製鉄」や刀鍛冶の技術などを若い世代にも知ってもらおうと、松江市の松江歴史館で始まりました。 展示されている刀ややりは合わせて32点で、「エヴァンゲリオン」と呼ばれる巨大な人型の兵器を操って戦う少年少女を描いたSFアニメの武器を再現しています。 このうち「ロンギヌスの槍」と名付けられたやりは、長さが3メートルあり、やりの柄の部分は鉄製の二重らせん構造になっていて、島根県出身の刀鍛冶職人、三上孝徳さんらの高い技術が見て取れる作品です。 また、なぎなたのような武器、「刀野薙」は、30人近い職人が関わり完成にこぎつけたということです。 会場には