15日午前、秋田県三種町の秋田自動車道で、乗用車が道路脇の山から出てきたクマと衝突しました。けがをした人はいませんでしたが、秋田県内では、ことしクマの目撃情報が去年の倍近くに上っていて、警察が注意を呼びかけています。 現場は、秋田自動車道の八竜インターチェンジと琴丘森岳インターチェンジの間の山に囲まれた地域で、道路の両側には高さおよそ1メートルのフェンスが設けられています。 警察によりますと、運転していた男性は「突然クマが飛び出してきて、ブレーキをかけたが間に合わなかった」と話しているということです。 秋田県内では、ことし、警察に寄せられたクマの目撃情報が去年の倍近い250件以上に上っています。先月から今月にかけては、タケノコを採りに山に入った4人が相次いで死亡し、いずれもクマに襲われたとみられていて、警察が注意を呼びかけています。