世の中はお金に係わる物事に満ちあふれ、さまざまな場面で知識や計算が求められる。子供達はどこまで正しく知識を身に着け、計算ができるのだろうか。金融広報中央委員会「知るぽると」が発表した「子どものくらしとお金に関する調査」(2015年12月から2016年3月にかけて、小中高生に対して学校を通して調査票による無記名自記式の記述方式で実施。有効回答数は小学生1万6329件、中学生1万3131件、高校生2万0689件。地域分散済み)から探る。 たとえば「書類に記名し、印を押す」との厳密な書式を用いなくとも法的な契約は成立しうること、「日本銀行券」の正式名から分かるようにお札は日本銀行だけが発行できること(ちなみに貨幣は造幣局)など、大人なら大体(!?)皆が知っているような「お金の常識」について中高生にマルバツで尋ね、その正解率をグラフ化したのが次の図。 ↑ 金融に関する問題の正解率(2015年)(質