[上海 22日 ロイター] - 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐり日本と中国の間で緊張が高まった2012年、中国の大学院生Wei Hanyuさん(23)は日本製品のボイコット運動に加わり、資生堂4911.Tの化粧品を捨てた。 しかし、Weiさんは現在、「オプレ」のフェイスクリームを使っている。このブランドは資生堂が中国だけで展開しているもので、Weiさんは中国か韓国のブランドだと思ったという。資生堂の文字は、パッケージに小さくプリントされているだけだ。 Weiさんは「(オプレの)広告が韓国ブランドに似ており、若者向けのブランドだという印象を持った」と振り返る。 資生堂は意図的に社名を隠すようなことはしていないとしながらも、中国限定の化粧品を慎重にブランディングしていくことが、中国人消費者の獲得を目指す日本企業には有効だと思われるとしている。 ブランドコンサルティング会社インターブランドの古