困っている人がいると放っておけない、助けてあげようと考える親切な人と、そうでない人は、生まれつき脳の構造が異なっている可能性があることがわかった。 米ケンタッキー州ジョージタウン大学の研究者らが、脳のなかでも特に感情を司る扁桃体の大きさが、利他的な人のほうが利己的な人よりも大きいことを発見した。大きな扁桃体を持つ人は、他者の不安や怯えをより繊細に感じ取ることができるのだという。
ソーシャルメディアの普及によって非常に細かい情報も流通しやすくなる一方、デマや誤情報もまた拡散しやすくなってしまいました。こうした誤情報を訂正しようとして口争いになるケースは多々見られますが、どれだけ正しく訂正しても、一度ウソを信じてしまった人はなかなか意見を改めることができないことが研究によって明らかになりました。 実験はオハイオ州立大学のコミュニケーション研究者、ケリー・ガレット教授によって様々な性別・年齢の574人を集めて行われました。手順は以下の通り。 まず、全員が「政治的内容のブログ」からとられた文章を見せられます。この文章は政府資料や新聞のニュースをもとに、嘘の情報が混ぜられています。 被験者は自分では分からないように次の3群に分けられており、実験後に情報の精度を確認するテストが行われました。 1. ウソ情報を教えられた後、すぐ訂正情報を受け取った 2. ウソ情報を教えられた後
難しい選択を行った後に手を洗えば頭の中に残る迷いを振り払えるという最新の研究が発表された。研究の共著者で、アメリカのミシガン大学の博士課程で心理学を専攻する大学院生スパイク・W・S・リー氏は、手を洗うという単純な動作には衛生面だけでなく、決断後に頭に残る葛藤を“ぬぐい去る”効果もあるようだと話す。 人間は難しい選択を強いられた後、自らの決断を正当化して安心しようとする傾向があると同氏は説明する。「誰しも自分の選択は正しかったと思いたい。だから、自分の下した決断の良い部分を考えることでその決断を正当化する」。このプロセスは“決定後不協和”と呼ばれる。 ところがこの研究の実験では、難しい選択を行った後に手を洗った被験者のグループは、自らの選択を無意識のうちに合理化する必要性を感じなくなった。「身体的な経験は実際に心理的な経験に影響を及ぼす」というのだ。 手洗いの効果を試すため、同じく共著者のノ
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