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対外債務は、民間部門(私的債務)と政府部門(公的債務)の2点からなります。 私的債務の場合は、恒常的な経常収支赤字(貿易赤字)と、資本収支黒字に拠ります。 つまり、ハンガリーの民間(企業)部門は、自らの生産で資金を稼ぐことが出来ません。 ですので、外国から資金を調達し、国内で不足する資本をまかなう必要があります。 当然、生産の水準は上がりますが、他方で、それ以上に消費しているために、 中々民間部門の債務が減らないのです。 他方、政府部門(公的債務)ですが、この理屈も基本的には民間部門と同じです。 つまり、歳入が歳出に追いついていないのです。となると、政府は国債を発行して、 それを持って不足する歳入をまかなわなければなりません。日本と一緒ですね。 ただ、日本の場合は、国内で債権を消化できましたが、ハンガリーの場合は、 外国で起債を行いました。つまり、政府も外国から借金することになったのです。
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