欧州連合は総額7500億ユーロ(約9550億ドル)の救済プログラムを発表しました。 その構成はヨーロッパ各国政府から拠出されるローンが4400億ユーロ、欧州連合(EU)緊急基金からの拠出が600億ユーロ、国際通貨基金(IMF)からの出資が2500億ユーロとなっています。 加えて欧州中央銀行(ECB)は欧州の国債を直接買い取る、所謂、「ニュークリア・オプション」を発動すると宣言しました。これはECBの持っている最後の切り札です。 売り安心になっていた市場は盛大な踏み上げ相場になっています。ドイツDAX指数は+4.66%、フランスCAC40指数は+8.61%、ギリシャ・アテネ総合指数は+9.88%、スペインIBEX35指数に至っては+12.32%といった具合です。 ユーロ/ドルは1.27から1.30まで急伸しています。 市場の反応から判断して、「深追いは怪我の元」と恐怖に慄いたヘッジファンドも