12月3日~12月9日は障がい者週間。障がい者の支援や障害について理解を深めることを目的としている。石川県金沢市には、障がい者が生き生きと働いている施設がある。 廃棄物を原材料にアクセサリーなどを開発・販売しているのはカエルデザインだ。商品をつくっているのは、県内6つの就労支援施設の障がいを持つ仲間たち。同社は、どんな障がいがある人でも適正賃金を得られるような商品開発に取り組んでいる。その中心となっているのが、アクセサリー作家の川﨑朱美子さん(53)だ。2019年に社長に声をかけられたのをきっかけに事業に参加。いまでは病気療養中の社長に代わって商品開発から販売までの主な仕事を担っている。障がいのある人たちの作るものは、安くしか売れない――。そんな「常識」をなんとかして変えていきたいと、障がい者とともに商品づくりにかける川﨑さんに思いを聞いた。 ■大量の海洋プラスチックを原材料に 日本海に面