阿部洋一/太田出版
「昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。」 昨年、大手広告代店の電通に勤務していた新卒の女性、高橋まつりさんが過労自殺したことを受けての報道が大きく取り上げられていた頃、ツイッターで30万リツイートされた過労死マンガがあります。 それは、イラストレーターの汐街コナさんがデザイナーとして長時間労働に従事していた頃、「働き過ぎて、その気もないのにうっかり自殺しかけた」自身の体験をリアルに描いたもの。いつの間にかそんな状況に追い込まれてしまう理由を、軽妙に、しかしメッセージは重く深く伝え、「リアル過ぎて泣ける」「これ、私のことだ」と、働き盛り世代だけでなく、社会に出たばかりで感覚のギャップに戸惑い悩む若い世代からも、大反響を呼びました。 様々なメディアで紹介されたこの漫画を糸口に、精神科医・ゆうきゆうさんの監修・執筆協力のもと、労務環境が原因となって起こるうつと、そのメカニズム、対処の仕
週刊少年ジャンプが来年、創刊50周年を迎えるらしい。この間、名作と呼ばれる作品が数多く連載されてきた。特に発行部数が最も多かった90年代には、ドラゴンボールとスラムダンクが高い人気を集め、それに続くようにワンピースの連載が始まった。これらの作品は、20~30代の元少年たちにとって、ある種の共通体験ともいえる地位を確立している。 それゆえに、この世代の日常会話では、3つの作品を読んだことを前提にしたやりとりが行われている。例えば、「あいつら二人の関係は悟空とフリーザみたいだ」とか、「おれはスラダンなら流川が好きかな」「おれは断然三井だわ」といった語り。ジャンプを持ち込むことで、物事をうまく言い当てたり、コミュニケーションを円滑に進めたりしているのだ。 しかし僕は20代後半の男性であるにも関わらず、こうした会話を大きな「壁」だと感じている。ドラゴンボールやスラムダンクはテレビアニメ版を含めて一
押上駅<スカイツリー前> ©バードスタジオ/集英社 ポスター提供:東京地下鉄株式会社 東京スカイツリーを、天界と下界を結ぶ「カリン塔」に見立てます。 霞ヶ関駅 ©鳥山明/集英社 ポスター提供:東京地下鉄株式会社 「だいじんってつおい?」 霞ヶ関で働く官僚に向けて、 実にアラレちゃんらしい一言が炸裂。 国会議事堂前駅 ©新沢基栄 ポスター提供:東京地下鉄株式会社 『ハイスクール!奇面組』。完全に場違い。 永田町駅 ©バードスタジオ/集英社 ポスター提供:東京地下鉄株式会社 辞任と不倫で騒がしい永田町。 理想の上司フリーザ様が救うのか? 永田町駅でフリーザ様がさらっと恐ろしい事を… pic.twitter.com/WT0L85ytfl — 小野田紀美【参議院議員】 (@onoda_kimi) 2017年7月20日 湯島駅 ©バードスタジオ/集英社 ポスター提供:東京地下鉄株式会社 湯島駅は神龍
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「徒然チルドレン」(C)若林稔弥/講談社 どこにでもいる高校生たちを主人公にした青春マンガ『徒然チルドレン』(若林稔弥)。やたらドキドキすると話題の同作がアニメ放送を記念して、ねとらぼに期間限定で登場します! エピソード:ラブコメディ お互いボケツッコミをしていたコント友達、内村千秋と飯島香奈も、晴れてカップルに。とそこまでは良かったけど、今までの友人関係が強すぎて一歩踏み出せない、まだキスもしていない2人がとうとうベッドで……! 外人ものか……男の子なら仕方ないね……ってまさかの急展開 据え膳で思わずネタを振ってしまうのは、長いこと友達だったゆえのネック 最後のコマの最低感 えーと、殴りたいので壁十枚持ってきてもらえますか。なんなの今の高校生ってこうなの!? しれっとえっちするの!? そんな青春知らんぞ!(個人差があります) 今
新刊マンガ、渡辺ペコ「1122」(いいふうふ)1巻は、結婚7年目の仲良し・子なし・セックスレス夫婦が「婚外恋愛許可制(公認不倫)」を選択したという話。 とても面白いのだが、連載中のため、どこまであらすじにふれていいか分からないので、「1122」を読んで私が連想したことを書きたい。 日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」によると、セックスレス夫婦の割合は全体の47.2%(2016年)で、夫の理由は「仕事で疲れている」「家族のように思える」「出産後何となく」、妻の理由は「面倒くさい」「出産後何となく」「仕事で疲れている」である。 女性にとって、自身の性欲(以下『欲求』)が強いか弱いかで、結婚の意味は全くちがってくると思う。 私の観測範囲では、男性よりも欲求が強い女性もいれば、全く欲求がない女性もいて、個人差が激しい。 どっちが多いのかは分からない。 妻側の理由1位は「面倒くさい」だが
aoshimabooks.com 『ど根性ガエルの娘』、僕も読んでいたのですが、正直なところ、読むのに疲れてきました。 学生時代は、ハリウッドの量産型アクション映画をみて、「なんでこんなどれもこれも一緒にみえるエンターテインメント映画ばっかりつくられ、観られているのだろう? もっと人生の深みや陰を描いた重厚な作品がヒットすべきではないのか?」なんて思っていたんですよね。 しかしながら、僕も40代になってみると、その理由がわかってきたような気がします。 難病で死に向かっていくことや家族の複雑な問題というのは、「そのへんに煩わしいほど転がっているもの」であり、そんなものをわざわざ映画館で観て、暗い気分をフラッシュバックさせたくない、どうせだったら、映画館の、フィクションの中でくらい、日常ではありえない、ハッピーエンドの「冒険」に浸っていたい。 まあ、ハリウッドのエンターテインメント映画にも「家
精神機能の低下により日常生活や社会生活を送ることが厳しくなる認知症。そんな認知症になった母親の変化と、その後もらってきた1匹の子猫・ミイによって救われた家族の漫画が「心に響きました」「涙が止まらなくなりました」と話題になっています。 投稿したのは漫画家の山崎浩(@housui03)さん。お父さんが早くに亡くなり、1人でお店を経営してバリバリ働いていたというお母さんですが、いつの間にか異変が訪れ、気がついたときにはもう認知症が始まっていたといいます。 最初は自活もできて笑っていたお母さんも、認知症が進行するにつれ奇行が増すように。そこで山崎さんのお兄さんが実家に戻るも、激しくなるお母さんの奇行は止まらず……山崎さんも実家を継ぐかなど悩んでいたタイミングで、突然お兄さんがもらってきたのが子猫のミイでした。 やんちゃな子猫の世話をみはじめる山崎さんのお母さん 気ままに遊び回る子猫を追い回す毎日に
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ニールセンデジタルがマンガアプリの利用状況を発表。2017年2月時点の月間利用者数1位は「LINEマンガ」の279万人だった。月間利用回数と1回あたりの利用時間もトップに。 視聴行動分析サービスのニールセンデジタルは3月28日、スマートフォン上でマンガを閲覧できるマンガアプリの利用状況を発表した。2月時点で月間利用者数(MAU)が100万人を超えているのは6サービスで、1位は「LINEマンガ」(LINE)の279万人だった。 2位は「comico」(NHN comico)の260万人、3位は「マンガワン」(小学館)の247万人。4位以下は100万人程度の利用者となり、「マンガボックス」(DeNA)「少年ジャンプ+」(集英社)「GANMA!」(COMICSMART)――と続く。過去6カ月の利用者数の推移はほぼ横ばいで、大きな変動はなかった。 各アプリの1人あたりの月間利用回数と1回あたりの利
news.yahoo.co.jp www.nikkei.com ここらへんの記事など。 スポーツを振興させようとしている人というのは、スポーツ(身体を動かす)ことによって、体調がよくなる、体力がつく、運動と瞑想の運動効果でメンタルがよくなる、ということよりも、体育会系のしばきあげ効果によって、体育会系コミュ力(上のいうことを素直によく聞く、逆らわない)を高めたいだけであって、健康とか個人の楽しみとかどうでもいいということがよくわかる。 そりゃあそういう教え方でわかるスポーツの楽しみなんて「弱いやつに勝って楽しい」だけだし、スポーツがが楽しくない人はどんどん増えていくと思うよ。 勝負の勝ち負けとか、ルール以外のなんだかよくわからない決まりを守ることを重視するのをやめて、ただ、楽しい部分を楽しませる、っていう風にするだけで、スポーツ好きな人間は十分に増えると思うんだけれども。でも、たぶん、そう
絵本「えんとつ町のプペル」の無料公開問題で炎上していた、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣さんに、「あいまいみー」などの漫画で知られる、ちょぼらうにょぽみ先生がアプローチし、「地獄の釜が開いた」と話題になった件(関連記事)は記憶に新しいところですが、ついにその作品が完成したようです。 ちょぼらうにょぽみ先生はキャラクターの使用許可を得るため、「プペルを私が描いているあいまいみーに登場させても宜しいでしょうか?」と西野さんへリプライし、「どうぞ使ってください」と快諾されていました。「プペルとあいまいみー」というタイトルでツイートされた今回の作品は、ちょぼらうにょぽみ先生が西野さんの絵本に登場する少年・プペルをボコるという内容。「あけこ(声優の明坂聡美さん)の分!」「ヤマカン(アニメ監督の山本寛さん)の分!!」「単行本発売で炎上商法に便乗した…私の分だー!!!」と熱い怒りをブチまけます。なに
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