南シナ海で進む石油掘削やベトナム艦船との衝突など中国の「挑発行為」に反発する在日ベトナム人ら300人以上が11日、都内で抗議デモを行い、「隣国の主権を尊重しろ」と訴えた。対中国で日本人に協力を求める人もいた。 参加者らは午後3時すぎから中国大使館に近い東京都港区内の道路を1時間近くデモ行進。同大使館の前で「侵略行為をやめろ」などとする抗議文を読み上げた。中国とベトナムの艦船衝突を受け、一部の在日ベトナム人が企画。見込みを100人ほど上回る人が集まり、主催者の一人、千葉県松戸市の自営業、レ・タムさん(71)は「強い危機感の表れだ」と語った。 参加した都内の男子大学生、グェンさん(29)は「(東シナ海では)日本も同じ問題を抱えている」と話した上で、日本人とも一緒に中国に働き掛けていきたいと訴えた。アメリカ機密文書が語る中国共産党「侵略のDNA」