2009年10月10日23:12 カテゴリ投資と経済 米国債と新興国。 株が堅調でも、米国債は買われてきました。ジム・ロジャーズはロイターに、「私がみるところ、米国債の市場でバブルが膨らんでいる」と語っています。ドルが刷られても長期金利が低く抑えられているのは、なぜなのか?考えられる理由は3つ。 ひとつは、先進国の高齢化。中流層が高齢化するにつれて、年金が膨らんで、債券への需要が強まっている。ふたつめは、新興国の隆盛。いまや先進国の消費財の多くが新興国で作られたモノになっていて、稼いだ貿易黒字がドルになってる。積みあがったドルは、現金で置いておくわけにもいかないので、米国債に姿を変える。みっつめは、米国債に代わる債券市場がないこと。ドルが下がってゆけば、米国債の値打ちも下がるわけですが、やむなく買っているところが多い。 きょうは、韓国、香港、台湾、タイ、フィリピンなどアジアの中央銀行が為替