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ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (12)

  • 収入の年齢曲線の国際比較

    18日に,内閣府の『老後の生活設計と公的年金に関する世論調査』のデータが公表されました。「何歳まで仕事をしたいか」という問いに対し,4割近くが「66歳以上」と答えたそうです。 https://digital.asahi.com/articles/ASM1L54FDM1LULFA019.html 私は「ずっと」ですね。リタイアなんていう概念はありません。たまに送られてくる,「ねんきん特別便」に書いてある受給予定額をみると笑っちゃいます。年間の家賃にもなりません。自分で稼ぐほかありません。 よしんば,ある程度の年金をもらえるにしても,仕事は続けるでしょう。何もせずにいるのは耐えがたい。私の場合,趣味(好きなこと)と仕事が一致している度合いが高いので,苦にはなりません。人生100年の時代,高齢期を「引退期」として過ごすのは,経済的にも心理的にも不可能です。 しかるに,高齢期のステージになると稼げ

    収入の年齢曲線の国際比較
    neco22b
    neco22b 2019/01/21
  • 都道府県別の部活のブラック度

    スポーツ庁より,今年度の全国体力テストの結果が公表されました。正式名称は『全国体力・運動能力等調査』で,全国学力テストと同じく,毎年度実施されています。

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    neco22b 2016/12/23
  • 首都圏の市区町村別の非正規公務員比率

    雇用の非正規化が進んでいますが,公務員も例外ではありません。 2014年の総務省『経済センサス基礎調査・事業所統計』によると,産業中分類の「地方公務」の従業者(135万235人)のうち,正職員は114万4589人,比率にすると84.8%です。よって,それ以外の非正規公務員の占める割合は15.2%となります。 http://www.stat.go.jp/data/e-census/2014/index.htm 今や働く人間の3人に1人が非正規雇用といいますが,公務員の世界でも7人に1人がそうです。この値を都道府県別にみると,最高は沖縄の25.7%,最低は石川の10.4%となっています。 では,もっと下った市区町村レベルではどうか。このレベルのデータを紹介するのが,ここでの主眼です。私は,首都圏(1都3県)の非正規公務比率を同じ方式で出してみました。前後しますが,産業中分類の「地方公務」の中に

    首都圏の市区町村別の非正規公務員比率
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    neco22b 2016/06/03
    なんか傾向はあるのだろうか?人は多いけどお金もちでもないところが比率多いとか?
  • キレる高齢者

    前世紀の末に,栃木県で中1生徒が女性教師をナイフで刺殺す事件が発生し,「キレる子ども」の存在が話題になりました。学校にナイフを持ってくる生徒もいるとのことで,当時の文部大臣が「ナイフを持つのは止めよう」と呼びかけていたのを覚えています。 しかし最近キレるのは大人,それも高齢者であるようです。一昨日のJ-castニュースにズバリ「キレる高齢者・各地で大暴れ」と題する記事が公開されています。 http://www.j-cast.com/tv/2015/11/13250510.html まあ私の経験でも,電車やバス車内でケータイで通話し,注意されて逆ギレする高齢者をよく見かけます。 統計でも,キレる統計者の増殖が観察されます。私は警察庁の犯罪統計に当たって,1995年から2012年までの高齢者の暴行検挙人員数を調べました。ついでに,犯罪の代表格である窃盗(≒万引)の数も拾ってみました。 下の表は

    キレる高齢者
  • 首都圏の貧困世帯率マップ

    総務省の「住宅土地統計」には,市区町村別の世帯年収分布が掲載されているのですが,これを使って,各地域の貧困世帯率を計算することが可能です。 貧困世帯とは,世帯員の年収が,全国でみた年収の中央値の半分に満たない世帯をいいます。これに該当する世帯が全世帯の何%か。これが,ここでいう貧困世帯率です。 私は,2013年のデータを使って,首都圏(1都3県)の214市区町村の貧困世帯率を出してみました。それをもとに,地図も作ってみました。今回は,それをご覧に入れようと思います。 http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/index.htm まずは,全国の世帯年収分布から,貧困世帯を割り出すための貧困線を求めてみましょう。前述のように,年収の中央値の半分です。 全国の4868万世帯(主世帯)の年収分布は,上記表のようになっています。年収200万円台の世帯が全体の17.8%と最

    首都圏の貧困世帯率マップ
  • 年収の官民差の国際比較

    7月30日の記事で類似のテーマを扱いましたが,そこで使ったのは個人の収入ではなく世帯収入,それも自己評定(社会全体の中でどの辺りと思うか)のデータでした。 それでもまあ,もっともらしい結果が出ましたが,個人の収入実額のデータを使った比較をしたいものです。ISSP(国際社会調査プログラム)の第4回「家族とジェンダー役割の革新に関する調査」(2012年)では,調査対象者個人の年収実額を尋ねています。また就業者に対し,公務員(public employer)か民間企業勤務者(private employer)かを問うています。 http://www.issp.org/index.php したがって,この調査のローデータを分析することで,各国の公務員と民間勤務者の年収分布を出すことが可能です。今回は,それをやってみようと思います。最近の日では公務員人気が高いですが,公務員の収入優位度は他国と比し

    年収の官民差の国際比較
  • 若者の政府不信の国際比較

    選挙年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが,その意図は,若者の声をもっと政治に反映させよう,ということでしょう。 少子高齢化でただでさえ若者が少ないのに,彼らの投票率は低いものですから,投票所に足を運ぶ人間の年齢構成は完全な「逆ピラミッド」型になっています。高齢者によって選ばれた政治家が,高齢者のための政治をする。こんな感じでしょうか。

    若者の政府不信の国際比較
  • 年収に占める家賃割合

    住に関わる支出は不可避のものですが,とりわけ「住」の費用は家計支出の中でも大きな比重を占めています。 最近は,持ち家が負の遺産になる可能性がある,という認識が高まってか,借家住まいをする人が増えていると聞きます。となると家賃の額,ないしはそれが収入に占めるウェイトがどれほどかに興味が持たれます。 ある不動産業者のサイトによると,家賃総額が年収の25%を超えると家計を圧迫するのだそうです。私は,このラインよりも下に収まっていますが,これをオーバーしている世帯も多いことでしょう。年収に占める家賃割合の平均水準がどれほどかも気になります。 http://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00002/ 私は,2013年の総務省『住宅土地統計』のデータを加工して,ラフな試算値を出してみました。今回は,その結果を紹介しようと思います。 上記の資料には,世帯年収と家賃月額

    年収に占める家賃割合
  • 首都圏の家賃地図

    先日,2013年の「住宅土地統計」の確報結果が公表されましたが,県よりも下った区市町村別にいろいろな情報を知ることができるスグレモノです。 http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/kekka.htm 前々回と前回は世帯の平均年収に注目しましたが,今度は平均家賃をみてみましょう。こちらは,原資料に計算済みの数値が掲載されています。各地域の借家世帯の平均家賃月額です。家賃0円の世帯は除外して算出された平均値です。 首都圏1都3県の214区市町村の値を収集し,マップにしてみました。8万以上,7万台,6万台,5万台,5万未満の5階級を設け,各地域をグラデーションで塗り分けています。 予想通り,都内の都心が濃い色になっていますね。それと横浜市の北部。周辺部に行くほど色が薄くなりますが,千葉で白色のゾーンがここまで広いとは初めて知りました。 上の地図では大まかな区切りにし

    首都圏の家賃地図
  • 貧困と学力の相関(都内23区)

    貧困と学力の相関。最近の教育界でよくいわれるフレーズですが,個々人の体験や印象論によるものが多く,実証データというのは意外に少ないように思います。 今回は,大都市・東京の特別区部(23区)の統計を使って,この現象を「見える化」してみましょう。 まずは,各区の子どもの貧困度を可視化する作業からです。よく使われる指標は,いわゆる相対的貧困率(所得が中央値の半分に満たない世帯の割合)ですが,これを地域別に出すことはできません。ここでは,教育扶助を受けている世帯の率を計算してみます。 教育扶助とは生活保護の一種であり,学齢の子がいる保護者に対してなされる援助です。この扶助を受けている世帯が多い区ほど,子どもの貧困度が高いという見方をとります。 東京都の『福祉・衛生統計年報』という資料に,都内の地域別の教育扶助受給世帯数が掲載されています。2012年度の資料によると,足立区の教育扶助受給世帯数は1,

    貧困と学力の相関(都内23区)
  • 都内23区の子どもの体力地図

    1月9日に,2013年度の『東京都児童・生徒体力・運動能力,生活・運動習慣等調査』が公表されました。そこでは,都内の公立小・中学生の体力テストの結果が市区別に公表されています。これはスゴイ。 http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/seisaku_sport-6.htm 調査では,握力,上体起こし,50m走,立ち幅跳びなどの種目の記録を合成して総合スコアを出し,それに依拠して,A~Eの5段階の評定がなされます。私は,公立小学校4年生男子のうち,AもしくはBの評価を得た児童の比率を,都内の23区別に出してみました。 以前に,子どもの学力を都内の地域別に計算したことがありますが,はて,体力のほうはどれほどの地域差があるか。下の図は,結果をマッピングしたものです。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006793455 大都市という基

    都内23区の子どもの体力地図
  • 都道府県別の大学進学率

    現在では同世代の2人に1人が大学に進学しますが,大学進学率は,この2年間続けて下がっている模様です。2011年春が51.0%,2012年が50.8%,そして2013年が49.9%なり。 これは浪人込みの進学率ですが,浪人込みの率なんて出せるのか,という疑問もあるかと思いますので,当局の計算方法を説明いたしましょう。 大学進学率とは,同世代のうちどれほどが大学に進学したかという指標です。ベースは高卒者ではありません。文科省の『学校基調査』からこの値を計算する場合,当該年に大学に入った者の数を,推定18歳人口(3年前の中学校・中等教育学校前期課程卒業者)で除すことになります。 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm 分子の大学入学者数には,より上の世代(いわゆる浪人生)も含まれますが,当該年の18歳人口から

    都道府県別の大学進学率
    neco22b
    neco22b 2013/09/12
     http://todo-ran.com/t/kiji/12090 小中学校2013年学力テストランキング(ただし公立のみ) 上から秋田、福井、石川、青森の順で成績が良い。教育県の大学進学率は高くない。大学進学は大都会が有利。
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