「スタディワークス」のエリアでは、スタッフが選んだ約200冊ある旅関連の本や旅行パンフレットを席で自由に読むことができるため、まさに“旅のはじまりは、ここから”を体現するスペースとなっている。 取材時も、学生が友人と旅行雑誌やパンフレットをたくさん広げて、楽しそうに計画を練っている様子が見られた。従来の店舗より、高齢者の来店が多いのも特徴という。 なぜ“旅のはじまり”を作る店舗を設けたのか H.I.S. The ROOM of journeyは顧客それぞれのニーズに応じた空間を設計し、“旅のはじまり”が生まれることを目指している。従来のように、旅行の行き先が決まっている顧客の予約や決済ができる場としてだけの店舗ではない。 同社経営企画本部 広報室の三浦達樹氏によると、このような店舗を設けたのは2つの理由があるという。1つ目に、日本人にとってまだまだ海外旅行が身近な存在でないことだ。 観光庁