今春『精神の眼は論証そのもの-デカルト、ホッブズ、スピノザ』(小社刊)を上梓された上野修氏(山口大学人文学部教授*)に、ご自身と17世紀哲学との関係、とりわけなぜ強い関心をスピノザの思想に抱かれるようになったのか、その出会いの軌跡について聞きました。[*所属は当時。現在は大阪大学文学部] -上野さんはヨーロッパ、特にフランスでデカルト、ホッブズ、スピノザについての研究を進めてこられました。このような17世紀の哲学者たちは、最近、新しい眼で捉えなおされてきているように思います。どうとらえ直すかという問題は、解釈する側の立場によって当然異なってくると思うのですが、上野さんご自身はどのような経緯で17世紀の哲学者たちに対する関心を深められたのでしょうか。 もともと私は、デカルトの心身問題に関心をもっていたのですが、デカルトの研究をすすめるうちに、デカルト哲学においては精神よりも宇宙論などの自然学
Jonathan Israel, Review of Ann Thomson, Bodies of Thought. Science, Religion and the Soul in the Early Enlightenment (Oxford: Oxford University Press, 2008), 320 pp. in Intellectual History Review 19(1) 2009: 141-142. Bodies of Thought: Science, Religion, and the Soul in the Early Enlightenment 作者: Ann Thomson出版社/メーカー: Oxford Univ Pr on Demand発売日: 2008/09/15メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (2件) を見る 「ラディカルな啓
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