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グロイスに関するyanozのブックマーク (4)

  • 思想の言葉(『思想』2018年4月号) - 岩波書店

    超民主制としてのコンテンポラリー・アート ボリス・グロイス コンテンポラリー・アートについて語る際、それが、定義上はグローバルで国際主義的な現象であるということを忘れるべきではない。二〇世紀初頭、芸術の古典的アヴァンギャルドは、国家と密接に結びついたヨーロッパ的芸術の伝統と決別した。この古典的アヴァンギャルドは、特定の国家領域を代表しようとせず、領土の歴史的発展のための踏み台にもなろうともせず、むしろアヴァンギャルドの時代のみを表象しようとした。そもそも、近現代の芸術は、近現代の技術と同様に〔国家権力からは〕脱領土化されている。しかし、今日我々が経験しているものは、政治文化の再領土化に他ならない。人々は自分自身の文化アイデンティティを強く求め、この文化アイデンティティをアートに代弁させようとしはじめた。世界のあらゆる場所で、新しい右翼系のナショナリズム政党が生まれている。こうした動向は、

    思想の言葉(『思想』2018年4月号) - 岩波書店
  • この世界の全面的破壊へ――アーティストがテロリストに対抗するために ボリス・グロイス氏インタビュー│図書新聞│オンライン書店e-hon

    この世界の全面的破壊へ ――アーティストがテロリストに対抗するために ボリス・グロイス氏インタビュー(聞き手・角尾宣信) ■現代企画室から著書『アート・パワー』の日語訳が刊行されたボリス・グロイス氏がこのたび来日。1月13日から21日にかけて東京、大阪など各地でシンポジウム、イベントが開かれた。世界の現代美術界を牽引する批評家の一人とされる氏の目に、今日の芸術、日社会はどのように映ったか。このたび、ボリス・グロイス氏にこれまでの日滞在を振り返っていただき、書をめぐってインタビューを行った。聞き手はボリス・グロイス日招聘プロジェクト実行委員会の一員として今回の来日並びにシンポジウムを企画し、書の翻訳者でもある角尾宣信氏にお願いした。(1月21日、東京・有楽町にて〔村田優・紙編集〕) ■日の美術館・アーティストの印象 角尾 今回、日で二か所の美術館を訪問し、展示を見ていただき

  • ボリス・グロイス インタビュー - ART iT(アートイット)

    アートに力は内在するか? インタビュー / アンドリュー・マークル(※メールインタビュー) Spread from The Blind Man, no. 2 (May 1917). ART iT 著書『アート・パワー』を英語で出版した2008年から、あまりに重大な8年が過ぎました。この間に起きた数多くの出来事の中には、2008年9月の世界金融危機、オキュパイ運動やティーパーティーなど左右のポピュリズム運動の台頭、ギリシャ債務危機、ブレグジット、アラブの春、ISISの登場、欧州難民危機、ロシアのクリミア編入、中国の近隣諸国領海への侵入、キューバとアメリカ合衆国の国交回復がありました。また、イスラエルやトルコ、ポーランド、インド、日、そして、アメリカ合衆国と、ナショナリズムや独裁性の強い政権が誕生する傾向も目にしてきました。現在という地点から振り返ったとき、書に収録した1997年から200

    ボリス・グロイス インタビュー - ART iT(アートイット)
  • 『人工地獄』特設ページ|「事を構える(ブリング・ザ・ノイズ)」クレア・ビショップ×ボリス・グロイス | 動く出版社 フィルムアート社

    『人工地獄 ─現代アートと観客の政治学』 「事を構える(ブリング・ザ・ノイズ)」 クレア・ビショップとボリス・グロイスによるディスカッション 翻訳:大森俊克 対談は、2009年のテート・モダンにおける未来派の展覧会にあわせて、定期刊行誌「TATE Etc.」に掲載された、クレア・ビショップとボリス・グロイスによるディスカッションである。今日の美術批評において最重要存在であるビショップ、グロイスの両名が、主に未来派による一連のパフォーマンスを「参加」の観点で評価しながら、その後続となった各時代・各国の「参加」をめぐるアートの事例を挙げ、現代における参加型アートを読み解くヒントとしている。 対談で挙げられた各事例はいずれも、ビショップが『人工地獄』で詳述し、ひとつの歴史として編み上げているものである。さらに終盤の参加型アートの「失敗」をめぐるビショップとグロイスの議論は、両者の立場の相異を

    yanoz
    yanoz 2017/03/03
    「芸術において、失敗は芸術的達成へとほぼ直結します」
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