Lacan, J., Le mythe individuel du névrosé: ou poésie et vérité dans la névrose. Seuil, 2007. 神経症者の個人的神話——あるいは、神経症における詩と真実 私はみなさんに、新しいと言わざるを得ない、それだけに難しい主題についてお話したいと思います。 この話が難しいのは、話自体が内在的に難しいということではありません。この難しさは、主題が、新しいものであるような何かを扱っているがゆえのものであり、私の分析経験と私の試みが——セミネールと呼ばれている教育活動の中で——分析の根源的な現実réalitéを深掘りしようとしていることから垣間見えることがらそのものに起因しているのです。 だからこそ私は、ここで扱っていることに接近していく際のほんのさわりの部分においても、なんらかの難しさが出てきたとしても、みなさんに