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短歌に関するyanozのブックマーク (39)

  • 魚藍 | daily-sumus2

    吉岡実『魚藍』(深夜叢書社、一九七三年八月二八日、装幀=橋真理、限定八百部)を頂戴した。深謝です。吉岡による「後書」にいわく 《神田の珈琲ハウスで、私は斎藤慎爾と会った。二、三回目であったが、独りで深夜叢書社をやっているこの青年(彼のみでなくそのような人たち)に、私はいつも畏敬の念を持っている。長い雑談のあと、《魚藍》を出版したいといわれ、私は当惑した。 いまさら一冊のにするようなものではないと思ったからだ。しかし彼は執心し、そして同席していた橋真理が装幀・造を引受け、二人で美しいをつくるからと云った。「すきなようにしてくれ」ーー私はすこしもタッチしないことにした。だから、これは二人がつくってくれたものである。》

    魚藍 | daily-sumus2
  • 歌人・馬場あき子「戦争が私を歌人にした。最近の〈人を傷つけない〉風潮で、歌の批評もしにくくなって」95歳ひとり暮らし。日々新たな心で歌を詠む これから先も好きなことを<前編>|話題|婦人公論.jp

    歌壇の第一人者として、70年以上にわたり短歌を詠み続けてきた馬場あき子さん。95歳の今も現役だ。その馬場さんの1年間を追ったドキュメンタリー映画が5月に公開される。いったいどんな生活を送っているのか、今の社会に思うことは──。馬場さんの自宅を訪ねた(構成=樋田敦子 撮影=大河内禎) 「傷つけない」風潮は短歌の世界にも そこここに緑が広がる閑静な住宅街の一角。一軒の家に表札がかかっている。「歌林の会 馬場あき子 岩田正」。「歌林の会」は馬場が夫の岩田とともに1977年に設立。歌誌『かりん』を創刊して今年で45年を迎える。 岩田は2017年に93歳で死去したが、95歳になる歌人の馬場は今もここにひとりで暮らす。南側のリビングルームのテーブルが彼女の定位置で、一日の大半をここで過ごしている。 ――草花よりも木の花が好きなんです。ここに座って、毎日庭の木と会話しています。詠むのも木の歌が多くなりま

    歌人・馬場あき子「戦争が私を歌人にした。最近の〈人を傷つけない〉風潮で、歌の批評もしにくくなって」95歳ひとり暮らし。日々新たな心で歌を詠む これから先も好きなことを<前編>|話題|婦人公論.jp
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    yanoz 2023/05/14
  • 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)

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    国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)
  • 短歌の企画者に話を聞いてみた~「短歌ヴァーサス」荻原裕幸さん編~

    こんにちは。牛隆佑(うしりゅうすけ)です。短歌を作ったり短歌の活動をしたりしています。「短歌の企画者に話を聞いてみた」も第8回を迎えました。そして今回でいったんの最終回になります。 2000年代の短歌シーンを振り返ると必ず挙がるのが短歌誌「短歌ヴァーサス」で、現在のシーンにまで影響を及ぼしています。今回は責任編集の荻原裕幸さんにお話を伺いました。 「短歌ヴァーサス」責任編集 荻原裕幸さんインタビュー 「短歌ヴァーサス」とは? 牛:最近短歌をはじめた方は「短歌ヴァーサス」の名前さえ知らない人も多いはずですので、まず概要から押さえておきたいと思います。 ここでは簡単に、名古屋の出版社である風媒社が発行し、荻原さんが責任編集を務めた「季刊短歌誌」として進めていきます。第1号は2003年5月の刊行です。「季刊」とありますが、一号しか出なかった年もあるので、結果的に実態としては不定期刊行ですね。また

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    yanoz 2022/12/25
  • 読む書物   斎藤秀雄 « 詩客 SHIKAKU – 詩歌梁山泊 ~ 三詩型交流企画 公式サイト

    第8回詩歌トライアスロン・三詩型融合 次点作 読む書物   斎藤秀雄 紙の束ねられたものを  紙に手を    春まけて あなたは読むだろう。  のせて言葉を  紙に 読む手と        つぶやけば   手を置く 読む目のとよみが    洞深くまで   夕べかな いくつかのフローを   暗きたぶの木  町をでて 流れが流れてゆく    橋の灯を    町へ 同期しないで      あびて木屑は  入りたる スピードで       川下へ     春の川 半透明の断片たちは   流れつつ手を  風下の 透明で         反らせるあなた 森 ひろびろと       図書館の    ひろびろと 共有図書館のフロアが  窓にあまたの  巣箱かな しらしらと       花びらが    夕桜 書物たちが       張りついて死の 橋近ければ がちゃがちゃと     くちびるの色  しらしら

  • 第341回 辻聡之『あしたの孵化』

    初句の「水と塩」は汗のことである。毎日汗をかいて暮らすのは、労働の日々を送っているからである。口に糊するには働いて対価を得なくてはならない。通勤の途中でコンビニに寄って水を買う。水を買うのは汗をかいて減った体内の水分を補うためだ。働いて減った水分を補うために、働いて得たお金を使う。気の遠くなるような徒労である。しかしそんな〈私〉でも、水を買うときに何かに祈る気持ちになることがある。祈らずにはおれないのだろう。この歌の次に「みな白き家電並びぬ わたくしは汚れるために生活をする」という歌がある。並んでいる白もの家電は洗濯機なのだろう。生活とは汚れることに他ならないという認識が根底にある。 『あしたの孵化』(短歌研究社)は辻聡之さとしの第一歌集である。歌集巻末のプロフィールは作者の人柄を反映してか、そっけないほど簡潔だ。辻は1983年生まれ。2009年に歌林の会に入会し、2014年にかりん賞を受

    第341回 辻聡之『あしたの孵化』
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    yanoz 2022/12/10
  • 斎藤瀏歓迎会の寄せ書き帳(1) | 和爾、ネコ、ウタ

    斎藤瀏が陸軍歩兵第十一旅団長を退いて予備役となり、熊から東京に居を移したとき、親しい歌人たちが田端の会席料理店、天然自笑軒で歓迎会を開いた。集まったのは石榑千亦・宇都野研・太田水穂・尾山篤二郎・川田順・前川佐美雄・村野次郎・吉植庄亮と瀏の九名、1930(昭和5)年のことである。 この会で、歌人たちは即興の歌や絵を残した。その寄せ書き帳は瀏に贈られたようで、後年斎藤史がエッセイ「寄せ書き帳」(『遠景近景』大和書房、1980年)で内容を紹介している。 任をへて剣を捨てたる将軍の大禿あたま夏の月照る  水穂 灯に照れる柱に寄れる禿あたまいづれあやめと引きぞわづらふ  順 あまてらすあたまのひかり神々しみきたてまつりわれは祝はむ  庄亮 瀏の頭をからかって詠んだもので、笑いにまぶして瀏の退職を慰めいたわる気持ちが伝わってくる。順の一首は『太平記』の 五月雨に沢辺のまこも水こえていづれあやめと引き

  • 大正歌壇における芥川龍之介の短歌・歌論―大正四年から大正十二年― - CORE Reader

  • 永井ふさ子と斎藤茂吉との恋愛 相聞の短歌と結婚できなかった理由

    永井ふさ子という女性は、斎藤茂吉の生涯と短歌の作品に大きな関わりを持つ女性です。 永井ふさ子と斎藤茂吉の関係はどのようなものだったのか。また、それが茂吉の作品にどのような影響を及ぼしたのかをお知らせします。 スポンサーリンク 斎藤茂吉と永井ふさ子の恋愛 [toc] 斎藤茂吉には、結婚以外にも生涯に恋愛の機会が3度あったことがよく知られています。一つは『赤光』のおひろ、もう一つはそれ以前の「おくに」。 「おくに」に関しては必ずしも恋愛ではなかったのではないかとも言われていますが、強い思慕を以ってその死を悲しむ一連の作品となっています。 斎藤茂吉と強い関わりを持った女性 そして、もう一つが、永井ふさ子との恋愛です。 茂吉の研究をしている人には、「幻の恋人」などという言い方をした人がいますが、もちろん実際の人物であり、二人に深い交流があったところは、今ではよく知られています。 私は最初ネットでそ

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  • 令嬢、女優、伯爵夫人…有閑階級がダンスホールで入り乱れた「乱倫」事件とは?【厳選再公開】 | 文春オンライン

    事件当時は既に日中の戦争が始まっており、戦争の影が市民生活を圧迫。国民の娯楽に取り締まりの手が延びていた。やがて盧溝橋事件に端を発した日中全面戦争に突入。ダンスホールは徐々に息の根を止められる。事件は「享楽の時代」の最後のあだ花だったようにも思える(今回もさまざまな差別語が登場する)。 ダンスホールは「華やかな人生の縮図」 かつてのダンスホールはどんな所だったのか。事件の年に出版された高橋桂一「新社交ダンスと全国舞踏場教授所ダンサー案内」の記述から雰囲気を想像してみよう。 ジャズが鳴る。ざ、ざあと音が響く。まるでうららかな春日を浴びた北海の磯打つ波がざあーと押し寄せては返す波の音に髣髴(ほうふつ)としている。むせるような人のいきれ、ふうわりと鼻にまつわる脂粉の香り。七色の光線に躍る白い顔、細い眉、くまどった紅いまぶた――。ダンス場の光景はまさに生きた絵であり、華やかな人生の縮図である。ダ

    令嬢、女優、伯爵夫人…有閑階級がダンスホールで入り乱れた「乱倫」事件とは?【厳選再公開】 | 文春オンライン
  • 2010年8月23日(月)/あらなくに - ogihara.com

  • [インタビューズ]私の職業は消防士です/雨虎俊寛(前編)|パンデミックとわたしと

    2020年7月11日 ——「自粛の要請」や「三密の回避」「Stay at Home」などによる影響はどんなものがありましたか? 恥ずかしながら浅学なもので文章が拙く、分かりにくい内容があるかと思いますがお許しください。 私の職業は消防士です 私の職業は消防士です。自粛の要請に関しては4月に入って職場からは世間一般の方より厳しめの禁止を含むものを言い渡されました。禁止の内容としては出勤以外の外出禁止(例外として生命維持のための最低限の買い物のための外出は許可する)、及び出退勤時であっても公共交通機関の利用禁止でした。退勤の帰り道に手早くコンビニに寄るくらいで非番日はどこにも行けませんでした。 三密の回避は職場では当初はかなり苦慮しました 三密の回避は職場では当初はかなり苦慮しました。パーソナルスペースというもの無き超体育会系な職種でもあるので、なかなか目の前の「元気そのもの」な同僚を無症状感

    [インタビューズ]私の職業は消防士です/雨虎俊寛(前編)|パンデミックとわたしと
  • 梨の実歌会BBS

    □ ノート 開催期間:2000年10月28日~2004年1月5日 歌会開催回数:20回 出詠者総数:199名 コメント総数:18459件 会場構成:KENT WEB 配布 [LIGHT BOARD] …………………………………………………… 主催:五十嵐きよみ STAFF:水須ゆき子 WEB 管理:荻原裕幸 [map]

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    yanoz 2020/07/27
  • ケータイ短歌はどこへゆく?

    まとも @amazo3 ケータイ短歌から入った人は、その後どうなることが多いのか。飽きてやめるか、お堅い方向に向かうか、それとも純粋なケータイ短歌(?)を作り続けるのか。ケータイ短歌だけを作り続ける人が多数でてきた場合、そこにお堅い短歌とは別の蓄積が生まれてくるのか。 2011-09-16 10:01:49

    ケータイ短歌はどこへゆく?
  • 歌集 草の栞

    幻の第一歌集を電子書籍で 2002年8月8日にながらみ書房より刊行された著者第一歌集より、短歌作品全首を再録した、16歳から25歳までの作品集。 ○空ばかり眺めていちゃあいけませんひとりぼっちになってしまうよ ○ほろびる、としずかに声にだしてみるボディーソープを泡立てながら ○音楽の卵を抱くしずかさに古代の楽器展示されおり

    歌集 草の栞
  • 短歌時評155回 歌人を続ける、歌人をやめる 千葉 聡 - 「詩客」短歌時評

    コロナ騒動が始まる少し前、知り合いの大学生歌人がメールをくれた。彼女の詠む恋愛の歌は、なかなか面白い。仕事のあと、横浜駅の近くで会った。 「急にお時間いただいて、すみません。わたし、歌人をやめようと思って……」 紅茶のカップの先にある真面目な顔。「短歌を始めたら知り合いが増えて、楽しいです」と笑っていた彼女とは別人のようだ。 「え!? どうしたの? 何かあったの?」 「何かあった、じゃないんです。その逆で、あまりに何もないからやめようと思って……」 じっくり聞いたほうがいいかもしれない。俺は、クリーム山盛りのパンケーキを崩しながら話を聞いた。 彼女は、大学の文芸サークルで短歌を詠み始めた。一つ上の先輩が歌人としてネットで活躍しており、影響を受けたという。一首詠むたびに、先輩が感想と励ましの言葉をくれた。それが嬉しくて、もっともっと詠むようになった。新聞歌壇に入選した。短歌総合誌の新人賞にも

    短歌時評155回 歌人を続ける、歌人をやめる 千葉 聡 - 「詩客」短歌時評
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    yanoz 2020/05/10
  • ルール(題の詠み込み方) - 題詠blog2009

    最初に必ずお読みください! (昨年からの変更点はありません) (1)歌はすべて、題の文字を必ずそのまま詠み込んでください。熟語にしたり、送りがなをつけたり、来の題と違った意味を与えたりするのは自由。ただし、お題の文字をばらして詠み込むのは不可とします。 例:運→ ○運ぶ ○運命 ○耕運機 例:人生→○一人生きる ×一人で生きる(助詞をはさむ) ×人、生(句読点をはさむ) ×「人」「生」(カッコや記号をはさむ) ×人 生(1字あき) (2)題の表記は、発表された題と同じにしてください。漢字の題をひらがなにしたり、ひらがなの題を漢字にしたりするのは不可とします。 例:星→○星 ×ほし ×ホシ ×hoshi ×★ (3)上記(2)の例外として、「新かな」で出されたお題を「旧かな」表記とするのは認めるものとします。 例:うわさ→○うはさ (4)お題の文字は、必ず歌の中に詠み込んでください。詞書(

    ルール(題の詠み込み方) - 題詠blog2009
  • 結婚二十年のひかりはどことなく凍蝶に似てしづかなひかり – 砂子屋書房 一首鑑賞

    荻原裕幸(『短歌研究』3月号 第77巻第3号 2020年) 「主にひかりについての抒情」と題された連作を楽しく読んだ。明るいトーンの言葉の組み合わせから生まれる透明感がここちよく、独特のリズム感がある。詩の根源は苦しみや悲しみといったメランコリーにあるともいうけど、その定説をしなやかに更新するような詩情がとても新鮮だ。 ここに引いた歌にしても、ひかりという結構リスクの高い言葉を大胆にも二回繰り返して、なお、もたついていない。結婚二十年目の夫婦のありようを、ひかり、とひとまず転換して、そこから、もういちど変奏してゆく。そのときに「凍蝶」という季語を挟むことで、あわいひかりが一瞬にしてひきしまり、表情がかわる。どことなく、という副詞の使い方も効果的だ。三句に挟み込むことで、凍蝶という硬い語感からあらかじめ力を逃がしている。口語のやわらかさと、伝統的な季語から引き出されるクラシカルな情感との配合

  • 奥村晃作同好会 後篇 太田うさぎ×西原天気

    奥村晃作同好会 後篇 太田うさぎ×西原天気 ≫承前〔前篇〕 「賀春」「賀正」数々あれど結局常に決する「謹賀新年」 天気●これ、私もそう。この何十年か、「謹賀新年」で押し通してます。「オクムラさん、私も、一緒!一緒!」と嬉しくなる。「賀正」とは目上の人には使えないらしくて、それもあるんでのですが、「謹賀新年」の四文字が坐りがいいんですよね。 うさぎ●「決する」が可笑しい。一大事なんだ。オクムラさんの場合は毎年悩むんですね。心の揺れは案外オクムラさんのポイントであるような…。 一般に犬はワンワン叫ぶから普通名詞でワンちゃんと呼ぶ うさぎ●「ワンちゃん」は普通名詞か? 天気●固有名詞でもないから普通名詞なんでしょうね。 うさぎ●「普通名詞」の認識がフツーじゃありません。 天気●はい、フツーじゃない。「一般には」(commonly)、「普通名詞」(common noun)。同義反復(ついでだから英

    yanoz
    yanoz 2019/11/20
  • 心に咲く花 | WEB BOSCO

    雑草の二人静は悲しけれ 一つ咲くより 花咲かぬより  ― 与謝野晶子 【現代訳】 二人静が咲いている。二の花穂が伸び、小さな白い花を咲かせる二人静。雑草のように野の道にあって、向き合うように並び咲く二人静は、一つだけ咲…