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「ドラゴンボール」「Dr.スランプ」などで知られる人気漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんが1日、急性硬膜下血腫で死去した。68歳だった。最大のヒット作となった「ドラゴンボール」は世界累計で発行部数2億6000万部超え。主人公である「孫悟空」は今でも世界中から愛されているキャラだが、当の鳥山さん自身は「悟空は嫌い」とグチりながら描いたこともあったという。 鳥山さんは1980年に「週刊少年ジャンプ」で漫画「Dr.スランプ」の連載を開始。1984年から連載を開始した「ドラゴンボール」は爆発的なヒット。アニメ化&映画化と次々と映像化され、日本の「マンガ文化」を世界に発信する代表的な作品となった。 鳥山さんの功績はマンガやアニメ界にとどまらず、国民的RPGゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのキャラクターデザインを担当したことでも知られる。 「スラムダンク」の作者・井上雄彦氏や「ワンピース」の作者
※以下加筆部分 この記事は、2021年8月2日に行われた作品の「修正」および同年9月発売の単行本『ルックバック』よりも前に書かれたものであり、一番最初に公開されたバージョンに即しています。最初のバージョンは今ではアクセスが難しくなってしまいましたが、公開当時の反応の一例を残しておくことにも一定の意味があろうと思いますので、そのまま残してあります。 ※加筆ここまで 2021年7月19日に『ジャンプ+』で公開された藤本タツキの中編「ルックバック」は、公開直後から大変な反響を引き起こしている。良し悪しという意味での評価は別にして、この作品は読者に何か語らせずにはおかないというか、裏読みのようなものへの欲望を喚起せずにはいない構造がある。"Don't Look Back in Anger"をはじめとした、作品の至るところに散りばめられた「元ネタ」の数々、「バック」=過去=背中=……といったモチーフ
(2022.5.5 追記)コミティア140開催おめでとうございます!ティアズマガジン140のプッシュ&レビューに、『マンガの国の星くん』のレビューも載せていただいてます。素敵なコメント寄せていただいて
今年で没後11年の「早熟の鬼才」 2012年4月24日にマンガ家・土田世紀が肝硬変で急逝して今年で11年になる。亡くなる一ヵ月前に43歳になったばかりで、あまりにも早すぎる死だった。 若い世代には土田世紀を知らない人も多いかもしれない。まずは、彼のキャリアを簡単に紹介しよう。土田は高校生だった1986年に「ちばてつや賞」一般部門に入選し、10代にしてデビュー作『未成年』の連載をスタート。10代とは思えない完成度と独特の作風で注目された“早熟の鬼才”土田世紀の登場は、多くの読者、そして現役のマンガ家たちにも衝撃を与えた。 『SEIKI―土田世紀43年、18,000枚の生涯―』(小学館)の中で、同業の先輩たちは次のように振り返っている。 <一応は世間に認知されていたはずの自分が、もう漫画家を辞めて、土田世紀のただのファンになろうと思ってしまった>(上條淳士) <土田世紀のマンガを初めて読んだの
――『スーパーマリオブラザーズ』の発売から約38年経過していますが、なぜこのタイミングでの映画化になったのでしょうか? 宮本マリオがデビューしたころに、アメリカでミッキーマウスとマリオの人気調査があって、そのときにマリオのほうが人気という結果になったんですよね。それで「ミッキーマウスを抜きましたけど、どんなお気持ちですか?」ともてはやされたりしたのですが、「40~50年間、生き続けているミッキーマウスと新参者のマリオを比べることがおかしいです」という話をしたことがあって。でも、そのときにふとミッキーマウスはアニメーションといっしょに育ってきたので、マリオもデジタル技術といっしょに育っていこうかなと思ったんです。 それがすごくいいキッカケになって、「新しいハードが出たら(マリオのゲームを)1本作ろう」と。だから、これまでの歴史を振り返ってもらえるとわかると思いますが、同じハードではたくさん作
先日放映のドラマ「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」の最初の打ち合せというか打診があったのは今年冒頭。ちょうど仙台で展示準備をしてる最中のことでした。で、具体的に作業がはじまったのは4月に入ってから。まず最初にやったのは、このドラマの戦場シーンの冒頭とラストにでてくる「くるわ唄」の採取でした。 “わたしはなんでこのような、つらいつとめを せにゃな〜らぬ〜♪” ではじまる従軍慰安婦と兵隊が一緒に歌うこのくるわ唄は、原作の「総員玉砕せよ」でも物語全体を貫く主題ともいえる唄です。ところが膨大な資料を誇るNHKが各方面の人脈を使って調べてもこの唄の記録はまったくなく、メロディすらもわかりませんでした。こうなったら水木さん本人に歌ってもらうしかない。わたしの最初の仕事は、このドラマの重要な鍵を握るくるわ唄のメロディを水木さんから聞き出すことでした。 4月13日、NHKの柳川強ディレクターとヴォー
著書[編集] 世紀末エロ写真館(青弓社 1996年12月) - 下川耿史、斉田石也、岡村多佳夫との共著 アジア雑貨屋さんの仕入れ術(情報センター出版局 1998年5月) - やまだひろなが名義 面白いほどよくわかるタイ裏ワザの旅(海竜社 2001年4月) - やまだひろなが名義 史上最強のタイみやげ(旅行人 2002年3月) - やまだひろなが名義 ポルノ雑誌の昭和史(ちくま新書 2011年10月) - 元エロ本編集者から見た非メジャー出版史と極私的回想録。電子版のみ入手可能。 監修・編集[編集] 文化総合雑誌・ぶかどん(個人誌、1976年頃/2号まで刊行)[41] ぶかどん臨時別冊増刊号・A5判の夢―貸本漫画小論!(1977年12月のコミックマーケット7で頒布された貸本漫画に関する資料系同人誌。限定100部の非売品で再版もなく長らく入手困難だったが、2023年11月に復刻された) 三流劇
はじめまして、ムラマツと申します。2022年末をもちまして株式会社 講談社を退職することとなりました。 2002年に講談社に入社して、週マガ→ライバル→ヤンマガ→コミックDAYS立ち上げ→モーニング…とマンガ編集畑だけを20年にわたり歩んできましたが、2023年1月からはサイバーエージェント社に入社し、CyberZ社の「Studio ZOON」でWEBTOONをがんばろうと思います。 この記事はいわゆる「退職エントリ」です。これを機会にこれまでのことをちゃんと振り返り、これからのことなんかもちょっと触れられたらと思います。今後、マンガ〜コンテンツ業界への新卒入社や転職を検討されている方の一助になれば幸いです。 入社まで時計の針をめちゃくちゃ巻き戻して2001年。僕は第一志望である講談社の企業説明会的なものに参加し、講談社本館のでっかい体育館みたいな場所でリクルートスーツを着てパイプ椅子に座
電通で、クリエーティブ・ディレクター/コピーライターを務めている橋口幸生氏。彼が招待するのは、広告とはまったく別の世界で活躍している「言葉の猛者」たち。 本連載では、隔月のペースで開催されるウェビナーの内容を、編集部視点で再編集。「新しいものは、必ず新しい言葉と共にやってくる」という橋口氏の視点のもとで、言葉の持つ力や、その可能性についての考察を深めていく。 第4回にあたる本稿では、「妻」をテーマにしたエッセイマンガで多くのファンを持つ漫画家・福満しげゆき氏と橋口氏の対談内容から、「いつもの毎日にこそ、おもしろい言葉があふれている」と題されたウェビナーの肝の部分について紹介していきたい。 文責:ウェブ電通報編集部 橋口幸生氏:電通 クリエーティブ・ディレクター、コピーライター 最近の代表作はロッテガーナチョコレート、「世界ダウン症の日」新聞広告、出前館、スカパー!堺議員シリーズ、鬼平犯科帳
1月に1~3巻、そして2月19日に4巻、5巻(完結巻)が刊行されます青騎士コミックス『石の花』。 1~3巻では各巻に著名な漫画家から帯にコメントをいただきました。 1巻は浦沢直樹さん、2巻は幸村誠さん、3巻は安彦良和さんです。素敵なコメントくださったお三方、ありがとうございました。 そして2巻の幸村誠さんのコメント、実は本来はもっと長い文章があるんです。スペースの関係で帯には全文掲載できませんでしたが、どうしても多くの方々に読んでいただきたい。『石の花』という作品と坂口尚さんへの気持ちのこもった熱い文章です。幸村誠さんにお願いをして許可をいただきましたので、ここに公開させていただきます。 「石の花」の単行本が再び刊行されるに際し、私に帯書きをご依頼くださいましたこと、たいへん光栄です。ありがとうございます。同時に、いったいこれはどういう事態だ、ボクなどが「石の花」に言葉を添えるなんてことが
札幌出身の4人組ロックバンド・シュリスペイロフの通算7枚目となるアルバム『聞えた』が、10月4日にリリースされた。日常と幻想が交錯する歌詞世界は今までの作品の延長線上にあるものだが、ボーカル・宮本英一の書く歌詞はこれまで以上に抽象的で、意味を考えるより先に瞬間のイメージが連なっていく。言葉がより「音楽的」になり、メロディーとの結びつきが強固になった本作は、彼らのひとつの到達点といえよう。 今回、宮本が対談相手に選んだのは、漫画家の熊倉献。今年1月に出版された彼女にとって初の単行本『春と盆暗』は、冴えない男子が不思議な魅力を持つ女子と出会う4編の恋愛譚。どこか社会に馴染めない人々を優しい視点で描いたその世界観は、宮本の歌詞ともどこか通じ合うものがある。 宮本も、今回が人生初のインタビュー取材となる熊倉も、お互い根っからの人見知りとあって、対談はぎこちなく始まった……。 ……てっきり男性だと思
「ゲームで南北朝!」に続く無謀南北朝企画です(笑)。その名の通り、南北朝時代を扱った漫画・劇画作品を集めて紹介しちゃいましょうというマニアックなコーナーです。南北朝という狭い世界だからこそ成り立つ企画でもあります(涙)。 もっともドラマやゲームよりは制作に手間がかからないこともあってか、南北朝を扱った漫画作品は探しまわればそこそこの数存在します。大河ドラマ「太平記」放映前後に便乗企画でいくつか刊行されているのが原因…ってあたりはゲームと事情は一緒。あとは学習漫画のジャンルで、日本通史もの、古典文学もの、伝記もので南北朝をあつかった作品がけっこうあります。 近年では少年漫画誌という意外なところで南北朝漫画「山賊王」の連載があり、時代劇専門コミック誌でも「私本太平記」漫画版の連載が行われるなど、ここにきてかすかに「南北朝漫画ブーム」(?)になっていたりします。そうした動きも後押しになりまして、
しかし、世間では「妖怪は民俗学が扱うものだ」と考えるのがどうも一般的な捉え方のようです。翻って、「民俗学は妖怪を研究する学問だ」と考えている人までいるようです。 これは、明らかな誤解というよりありません。 (京極夏彦『文庫版 妖怪の理 妖怪の檻』角川文庫、角川書店、2011年、32頁) 「独断と偏見で選ぶ〝民俗学っぽいマンガ〟」を選ぶために このように思ったことはないだろうか。 「ホラーとかオカルト系のマンガって、たいてい民俗学者っぽいキャラが出てくるよね」 わかる。 でもじゃあ、実際、民俗学者が出てくるマンガってどんなものがあって、それってどれくらいあるのだろうか? そもそも、ホラーとかオカルトとか伝奇とか妖怪とかのマンガには、どうしてよく民俗学者が出てくるのだろうか? しかし、その問いに答えることは、実は容易ではない。 なぜか。 たとえば、考古学には、櫻井準也『考古学とポピュラー・カル
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