フランスのアルツハイマー村(提供/畠中雅子さん) 認知症の人が敷地内で自由に行きたいところに行き、暮らしたいように暮らすことができる――。2020年、フランスにそんな施設「ランド・アルツハイマー村」が開設された。新型コロナウイルスの影響でしばらく関係者以外の見学が許されなかったが、今年の5月から、再び見学が可能に。「高齢期のお金を考える会」を主宰するファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんらが、6月に日本人としては初めて見学してきたという。その体験を聞いた。 【写真】アルツハイマー村のモデルになったオランダの「認知症村」 * * * 「ランド・アルツハイマー村(以下、アルツハイマー村)」は、フランス南部、パリから約3時間半のダクスという町にある、認知症の人だけが暮らす施設だ。約5ヘクタール(東京ドームとほぼ同じ広さ)の敷地に認知症の人約120人が生活し、医療介護スタッフ(医師、看護師含
厚生労働省は22日、来年度の介護報酬改定に向けた協議を重ねている審議会(社会保障審議会・介護給付費分科会)を開き、各サービスの新たな基本報酬を明らかにした。【Joint編集部】 審議会はこれを了承したが、複数の委員が訪問介護の基本報酬を引き下げることに異論を唱えた。 《関連記事》【介護報酬改定】厚労省、訪問介護の基本報酬を引き下げ 新たな単位数を発表 「驚くばかりだ。訪問介護は人材不足が最も深刻で、事業者の倒産や休廃業なども増えている。サービスが十分に使えないという悲鳴も聞こえてくる」 認知症の人と家族の会の鎌田松代代表理事は、こう懸念を表明。日本介護福祉士会の及川ゆりこ会長は、「これから在宅介護を充実させていく必要があり、その中で訪問介護は非常に重要なサービスのはず。極めて遺憾」と不満を隠さなかった。 ◆「処遇改善加算の拡充とセットで評価を」 厚労省は訪問介護の基本報酬を引き下げた理由に
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今年度の受賞対象のなかで、最も優れたデザイン1件に贈られる「グッドデザイン大賞」が10月25日の大賞選出会にて決定!受賞したのは有限会社オールフォアワン / 株式会社山﨑健太郎デザインワークショップによる老人デイサービスセンター『52間の縁側』。大賞決定までのファイナリストプレゼンの様子や、本日から始まったグッドデザイン賞の受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2023」についても紹介! 今年度グッドデザイン賞を受賞した方が参加する受賞祝賀会。会場はたくさんの人の熱気で溢れた。 「グッドデザイン大賞」とは グッドデザイン大賞とは、その年に受賞したすべての受賞対象のなかで、最も優れたデザインに贈られる内閣総理大臣賞です。 先日行われた受賞記者発表会にて、今年度応募された5447件の審査対象から1548件のグッドデザイン賞が決定しています。そのなかから、大賞候補であるファイナリ
介護職員が利用者やその家族から、暴力や嫌がらせを受けるケースが後を絶たない。かつて特別養護老人ホームに勤務していた千葉県内の女性(54)は、利用者から受けた暴力で、右腕が不自由になった。「暴力やセクハラは日常茶飯事。職員は我慢するのが当たり前だった」。専門家は、相談しやすい職場環境づくりや医療との連携が必要だと訴える。(鈴木みのり)
1月1日、能登半島で発生した大地震に対し、犠牲となられた方々へお悔やみを申し上げます。 また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 認知症介護研究・研修センターでは、災害時における避難所生活での支援ガイドラインを作成しており、 今回の避難支援において役立てて頂ければ幸いです。
「実家の親とは、離れていた方がうまくいく」遠距離介護やコミュニケーションの疑問を専門家に聞いてみた 公開日 | 2023/04/27 更新日 | 2023/04/27 スズキナオ 「最近実家に帰っていなくて、親と話せていないな」「この先介護の問題が出てくるかもしれないけど、実家が遠い場合はどうしたらいいんだろう……」 高齢の親と離れて暮らす人にとって「親とのコミュニケーションをどうすればいいのか」「この先介護が必要になった場合どうするのか」は悩ましい問題ではないでしょうか。 コロナ禍で帰省もままならず、久しぶりに実家に帰って親に会ってみたら想像以上に老け込んでいて驚いた、あるいは「そろそろ何らかの手を打たなければ」という焦燥感に駆られた経験を持つ人は少なくないはずです。 もしこの先親が介護生活に入った場合に備えて、何か準備できることは? 今回は、自身も高齢の親と離れて暮らしているフリーライ
介護をとりまく課題の構造を可視化する「介護課題デザインマップ」を図解総研で作成協力させていただきました。Ver.0ということで発展途上のマップではありますが、こうして課題を可視化し、オープンにすることで、少しでも課題解決をするための議論の土台が整い、コミュニケーションツールとして活用されることを期待しています。 介護課題デザインマップとはなにか?介護課題デザインマップは、介護をとりまく課題の構造を可視化するマップです。複雑な因果が相互にあるなかで、どこに負の連鎖があるのかを中心にマッピングしていきました。 介護課題デザインマップの全体像全体としてみるとこのようなマップになります。文字が細かくて見えにくいと思うので、それぞれの領域の拡大版をのちほど並べています。右下にある説明書きだけを大きくしたものが以下です。 介護課題デザインマップについて介護関連の課題を俯瞰するため作成した本マップからは
田村 遊の社会福祉ブログ 香川県高松市在住の社会福祉士です。 社会福祉関係の最近のトピックを中心に書いていきます☆ 社会福祉支援者兼障がい当事者なので、もしかしたら考え方が独特な部分もあるかもしれませんが、私なりに真剣に書いています。あまり、自分を押え込むのもストレスが溜まるので、極力思ったように書いていきますね☆いろいろ、ご指導頂きたいです☆ 私は、結構思った通りに書くし、時には批判的な意見を書くこともあると思います。いわゆる「実践報告」的な記事も書くことがあります。 言葉は選んで書いているつもりですが、私の記事の内容や表現で、「イヤな気持ちになってしまう」こともあるかもしれません。それと、私の記事は「社会福祉関係者以外の方にも極力解り易く・イメージし易く」ということを意識して書いているので、「サービス付き高齢者向け住宅」や「居宅介護支援事業所」等の施設種別を記して書くことも多い
要支援や要介護の人のための介護サービスを計画したり、さまざまな手続きを行ってくれる介護支援専門員、いわゆる「ケアマネージャー」の仕事を肩代わりできる高性能な対話AIシステムをKDDIが開発し、実証実験を行いました。その結果、ケアマネージャーの業務にかかる時間を大幅に削減できることがわかりました。お年寄りの評判もいいようです。 ケアマネージャーは、介護サービスの利用者とその家族から詳しく話を聞き取り、介護計画を作成します。その後、その計画がその人に合っているか、問題が生じていないかを定期的に面談(介護モニタリング)を行って確認します。各家庭を訪問して話を聞き、本人の健康状態や生活状況などを確かめて詳細に記録するのですが、これにかかる時間は、ケアマネージャーの業務の4分の1を占めると言われています。 そこで、KDDI、情報通信研究機構、NECソリューションイノベーターは、高齢者向けのマルチモー
「家族主義」という言葉があらためてネット上で注目を集めている。 しかしそもそも家族主義とは何なのだろうか? 政治においてどういう意味を用いうるのだろうか? 実は家族主義というのは、きちんと概念を解きほぐしておかないと混乱をまねきかねない、かなり面倒な概念なのである。 家族政策の文脈での「家族主義」 まず政策、特に家族政策の文脈では、家族主義という言葉は、ほぼ真逆の2つの意味になりうる。 ひとつは、「家族のことは家族でしっかりとやるべきで、政府が支援をするものではない」という考え方である。日本で使われている家族主義の概念はこちらに近いし、海外でもこの用法は普通にみられる。 もうひとつは、「家族は大事だから、たいへんなこと、特にケア―育児や介護―については家族の負担を減らし、政府が公的に家族をしっかりと支援しましょう」という考え方である。これは一部のヨーロッパでみられる家族主義の概念である。
令和3年9月27日(月) 16:00~18:00 オンライン会議 ( 開会 ) 議題1.医療・介護関係職のタスクシフトについて(フォローアップ及び新規) 議題2.医薬品、医療機器の広告規制の合理化について 議題3.車両による移動式PCR検査や空きスペースを活用したコロナ診療について ( 閉会 ) (資料) 資料No. 資料名
■001号・PDF版 ※HTMLでの提供を予定しています。そのことを含め種々・個々をどのように提供するか検討中ですが、上記でまず以下の全体を読むことができます。 ※各論文・資料毎のPDFファイルは↓ ■目次 ◇緒言 立岩 真也 ……p.1 [HTML] ◇バークレーに行き、アジアから受け入れる――奥平真砂子へのインタビューから 権藤 眞由美 ……p.3 [PDF] ◇戦後から1970年代までの病床数から検討する国公立病床の担う役割の変容 酒井 美和 ……p.22 [PDF]/[HTML] ◇介護職員等によるたん吸引・経管栄養の法制化の経緯と論点の分析――「医療的ケア」をめぐる介護現場ニーズと医事法制の衝突・架橋の試み 鈴木 悠平・牧野 恵子 ……p.46 [PDF]/[HTML] ◇失敗に終わったとされたケア付き住宅建設運動――「川口に障害者の生きる場をつくる会」の軌跡 増田 洋介
前回の「介護保険制度の抜本的改革へ・その1」を「『介護の社会化』~改めて問われる担い手問題」という節で締めくくった。そして、次回は「危機の第二の問題である介護保険料の問題」を検討すると予告した。しかし、その予告を変更することにした。 実は、8月30日に「介護・福祉総がかり行動」主催で、野党4党(立憲民主党、日本共産党、社民党、れいわ新選組)の国会議員を迎えて「何とかしよう!介護保険~8・30オンライン懇談会」(注1)を大阪発で開催した。そこでの議論を通じて、介護保険制度の抜本的改革議論の前に、というか、その前提として、はっきりさせておかなければならないことが二つあることに気づかされた。その一つは、改めて「ケアするのは誰か?」(注2)と問うことで、この極めて常識的な問いを立て、介護に関わることで忘れてはならない問題を改めて浮き上がらせることが必要だと考えた。 「ケア」の意味から考えると・・・
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