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国家に関するyanozのブックマーク (13)

  • 反ユダヤ主義を克服できなかったユダヤ人国家イスラエル(パレスチナとイスラエルの戦争に関する時事解説) - 夢現抄

    はじめに 2023年10月7日、パレスチナ武装勢力の攻撃により、イスラエルとパレスチナの武力衝突が始まりました。真に残念ながら双方に多数の死傷者が出ており、これ以上の犠牲者が出る前に、双方が早期に戦闘を終えることを強く望みます。 稿は、なぜ西アジアにユダヤ人の国民国家イスラエルが建国されたのか、そしてイスラエルが建国されたことが、ユダヤ人にとってどのような歪みをもたらしているのかについて論じるものです。その意味で、稿は「パレスチナ抜きのパレスチナ問題」の解説となります。不十分であることを恥じつつ、このような方向からの時事解説は余りないと思うため、空隙を埋めることに寄与すれば望外の幸いです。 はじめに 稿の概要 1.ユダヤ人差別に反対する思想としてのシオニズム 2.欧州における反ユダヤ主義の歴史 なぜ右翼のシオニズムが勝利したか 2-1.キリスト教における反ユダヤ主義 2-2.右翼陰謀

    反ユダヤ主義を克服できなかったユダヤ人国家イスラエル(パレスチナとイスラエルの戦争に関する時事解説) - 夢現抄
  • ノエル・ジョンソン&マーク・コヤマ「近代国家と経済成長にはどんな関係があるのか:国家行使能力(State Capacity)に関する経済史研究のサーヴェイ」(2017年4月1日)

    近年の政治経済学と開発経済学における研究は揃って、経済成長を実現させた国とさせられなかった国を分かつ要因を説明する上で、「国家行使能力」(state capacity)の重要性を強調している。 アブストラクト 「国家行使能力」(State capacity)は、開発経済学政治経済学で最も議論される概念の1つとなってきている。このサーヴェイでは、近代国家が行使能力を獲得するプロセスについて、経済史研究が重要な洞察を提供していると論じる。ヨーロッパとアジアの様々な国における国家建設のプロセスを検討することで、国家行使能力と経済成長の関係を「解きほぐす」(decompress)ことができる。稿での分析は、国家建設プロセスが多様な性質を持っていることを強調する。また稿では、国家行使能力と経済成長を関係づけるメカニズムの解明にとって手助けとなる近年の研究に焦点を当てる。 [1] … Conti

    ノエル・ジョンソン&マーク・コヤマ「近代国家と経済成長にはどんな関係があるのか:国家行使能力(State Capacity)に関する経済史研究のサーヴェイ」(2017年4月1日)
  • シグマはどこへ消えた?

    手元に一冊の古がある。 タイトルは「マンガ ソフトウェア革命」、1987年10月31日にコロナ社から発行された初版第一刷である…などと情報を小出しにするのは止めよう。書の副題は「Σプロジェクトの全貌」、監修が IPA(情報処理振興事業協会 シグマシステム開発部)、これでどうだろう。 まだ何のことか分からない? ということはあなたはΣプロジェクトのことをご存知ないのですね。実は僕も詳しくは知らなかった。時折なにかの拍子に名前を聞くことはあったが、それについて詳しく説明してくれる人はいなかった。僕が知っていたのは、藤原博文さんが「(コ)業界のオキテ」で書かれた文章の導入レベルである。つまり、それが1980年代半ばに産業構造審議会から出された将来ソフトウェア技術者が大量に不足するというソフトウェア・クライシス予測を受けて、通産省(現経済産業省)が立ち上げた国家プロジェクトであるということ、

  • 国家と宗教の関係について考える

    国家と宗教の関係について考える
  • 税大ジャーナル1号 相続税100年の軌跡

  • http://jsmp.jpn.org/jsmp_wp/wp-content/uploads/smt/vol49/129-143_kikuchi.pdf

  • トランプは敗れたが「アメリカのリベラリズム」が相変わらず危機と言える理由(石川 敬史) @gendai_biz

    2020年11月の大統領選挙 2020年11月の大統領選挙の最終的な結果が確定するのには今しばしの時間を要するだろうが、趨勢はほぼ決したとみて良いだろう。民主党のジョー・バイデンが史上最多の得票数でアメリカ合衆国第46代大統領に当選する。 共和党のドナルド・トランプは、司法に訴えるなどあらゆる抵抗を試みるだろうが、すべては無駄に終わるだろう。また最終的な選挙結果の確定までの過程で、我々は、アメリカのデモクラシーが終焉を迎えるのではないかという、アメリカ史上でも屈指の泥仕合の情景を目にするだろうが、これもいずれ収束するだろう。 2016年の大統領選挙では、多くのアメリカ観察者が予測を誤り、一方で2020年の大統領選挙ではほぼ彼らの予測どおりの結果となった。重要なのは2016年も2020年も選挙分析の専門家が行なった分析は、どちらも素晴らしいものであり、歴史家にとっては、等しく参照すべき「史料

    トランプは敗れたが「アメリカのリベラリズム」が相変わらず危機と言える理由(石川 敬史) @gendai_biz
  • 【翻訳】ウイルス禍を生き延びるアナキスト・ガイド:危機の資本主義と台頭する全体主義――抵抗の戦略|名波ナミ

    原文:Surviving the Virus: An Anarchist Guide Capitalism in Crisis—Rising Totalitarianism—Strategies of Resistance(CrimethInc.より) このパンデミックは数週間で終わるものではない。仮にもし厳しい封じ込め策が功を奏し、感染者数を一か月前のレベルまで抑えることができたとして、対策を中断すればすぐにまた指数関数的に感染が拡大する可能性がある。突然の外出禁止命令、一貫性のない検疫、いやます絶望的な状況といった事態は数か月は続くだろう。しかし、緊張が沸点に達すれば、ほぼ確実に情況は変わっていくだろう。その瞬間に備えて、自らと互いをウイルスの脅威から守ろう。パンデミックがもたらすリスクと安全についての問いを通して思考しよう。そして、私たちの健康と幸福を維持することなんてはじめから勘定

    【翻訳】ウイルス禍を生き延びるアナキスト・ガイド:危機の資本主義と台頭する全体主義――抵抗の戦略|名波ナミ
  • 後期新自由主義/平田周

    後期新自由主義──酒井隆史『完全版:自由論』の刊行を契機に はじめに 2001年に刊行された『自由論――現在性の系譜学』(酒井隆史・著)は、それまでそのタームすらほとんど知られていなかった「ネオリベラリズム(新自由主義)」によって規定された現在を解読し、そのオルタナティブを希求した先駆的な書物であり、発売から20年近くの時が経過した現在においても、文化社会学、都市研究、社会思想史など複数の学問領域における重要な参照先でありつづけている。 参照されるのはアカデミズムの領域だけではない。当時の私のように、2003年のイラク戦争反対を訴え渋谷などで行われたサウンド・デモに参加するかたわら、このを手に取った人も多いだろう。それゆえ、この労作が2019年8月に大幅な増補をともない、新たに文庫版として再刊されたことは大変喜ばしい。 以下の小論は、今後も議論されつづけるであろうこの著作に関する一つの議

    後期新自由主義/平田周
  • こんな風にして民主主義は終わるのか/デイヴィッド・ランシマン - Hello, How Low?

    ケンブリッジ大学の政治学者デイヴィッド・ランシマンの大統領選挙に関するエッセイの翻訳です。 センセーショナルなタイトルですが、これはいわば反語で、ポール・クルーグマンが言うようには、アメリカは失敗国家になったのではないというわけです。ランシマンの見解としては、国家の基的な制度上の仕組みによって、ブレクジットもトランプも、結果が温和なものとなるだろうというものです。ブレクジット派もトランプ派も、自分たちの選択によって当に国家を生まれ変わらせるような破滅的な結果になるわけではないと思っているどころか、国家が自分たちの選択の打撃を吸い取ってくれる、その破滅的になったかもしれない帰結から自分たちを守ってくれる、そう思っています。彼らがそうした選択を行ったのは、単に国家を懲らしめてやろうというそのような思いからだけだ、というのです。ブレクジットを選択しようが、トランプを選択しようが、現状は何も変

    こんな風にして民主主義は終わるのか/デイヴィッド・ランシマン - Hello, How Low?
  • 政治哲学入門

    逆ドメスティック・アナロジーの衝撃 ──リチャード・タック『戦争と平和の権利――政治思想と国際秩序:グロティウスからカントまで』の国際法学における意義 リチャード・タックのテーゼを一言でまとめれば、こうだ。〈近代政治思想の前提となる、自己利益を追求する自律的な個人という観念は、国際関係における主権者の観念に由来する〉。すなわち、国内の政治秩序思想の基盤となる観念が、国際秩序思想からのアナロジー(類推)として形成されたということである。 これは、国際法学にとって、衝撃的な思想史解釈といえる。なぜなら、国際法学においては、国内秩序から国際秩序への類推(ドメスティック・アナロジー)こそが、問題とされてきたからである。法律学の通念によれば、「遅れた」法は、「進んだ」法を受容する。そうだとすれば、未発達の「原始的法」である国際法秩序の構想は、より発達した国内法秩序の構想を類推することによって、その「

  • 国家/内戦/シン・ゴジラ - 過ぎ去ろうとしない過去

    地の上にはこれと並ぶものなく、これは恐れのない者に造られた ――ヨブ記41.33 近代国家を聖書に出てくる大怪獣リヴァイアサンに喩えたのはホッブズであった。ホッブズによれば、人間の自然状態は万人の万人に対する闘争であり、そこに安息は無い。従って人間たちは自らの権利を国家へと委譲する契約を結び、国家の保護を得る。保護と服従の関係が、国家と国民の関係を規定する。国家はその領域において唯一の主権的共同体である。 カール・シュミットは、『政治的なものの概念』において、国際社会を複数のリヴァイアサンが競合する多元的な空間として考えている。国際間においては、国家の国民に対する保護は、他の国家からの保護でもある。むしろ国民は他の国民に対抗するために国家をつくる。国民の結集は、「政治的なもの」によって行われる。つまり、友と敵の存在論的な区別によって行われる。国家の主権者は、政治の概念に即して、国家の敵を正

    国家/内戦/シン・ゴジラ - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 現代国家とポピュリズム - on the ground

    去年のある時期から、現状認識についてまとまったことを書かなければならないという思いに駆られていて、それは主に社会学的な意味でということなんだが、社会学的な現状認識となると非常に総合的な判断として家族やら経済やら司法やら、色々な分野に目を配らなければならないので、正直いつになるのか分からないと思いながら断片的にを読んだりメモを取ったりしてきた。それをいつ書けるのか、そもそも書けるのかは今でも不明だが、別の角度から、つまり政治哲学や政治思想史的な見方からは何らかのことを書けるかもしれない。と言うのも、ここ数ヶ月のエントリの中には、断片的にそうした意味でのアイデアが含まれているから。 それは一言で言えば、リベラリズムとデモクラシーという近代的価値観がとにかく浸透し尽くした果てとしてのポピュリズム的状況ということであり、別の側面を捉えれば国家のメタモルフォーゼということでも言える。これは何から言

    現代国家とポピュリズム - on the ground
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