2018年の平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子代表チーム、ロコ・ソラーレ。チームをゼロから立ち上げた本橋麻里さんの初の著書『0から1をつくる――地元で見つけた、世界での勝ち方』(講談社現代新書)が、本日から発売されました。「試合を全力で楽しんだからこそメダルを獲得できた」と綴られるその一部を、特別動画とともにお届けします! 誰かが喜んでくれるから 私は時々、とても輝かしい人生を送っているように人から見られるんですけれど、そんなふうには全然思っていません。 本当に普通の、どちらかといえば不器用で未熟な人間だと自覚しています。 小さい頃から可能性に満ちていたわけではなく、期待もされてなかった。特にカーリングを始めた頃は、他人より上回りたい、褒められたい、自分に負けたくないと努力を重ねて、なんとかここまでやってきただけなんです。 出会いや巡り合わせに恵まれ、五輪のメダリストと呼ばれるよう